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93話:名将 張任、遂に堕ちる

この記事の所要時間: 219

孔明 司馬懿 役職

 

張任(ちょうじん)の立て籠る雒城は名城であり張任が守る限りは陥落しない、、

そのような情報は、先の戦いで劉備(りゅうび)軍の捕虜になった武将達も、

口ぐちに言っている事でした。

 

そこで、孔明(こうめい)は、張任を戦場におびき出し、

二度と、雒城に戻さない計略を考案します。

孔明は雒城の近くに架かる金雁(きんがん)橋に目をつけます。

 

前回記事:92話:劉備を徹底的に追い詰める張任

 

孔明 対 張任

諸葛孔明

 

翌日、孔明は極く少数の手勢で、雒城を攻めさせました。

城内から、これを見ていた張任は、これを侮ります。

 

張任:「ふん、この程度、蹴散らすのはわけもないわ」

 

張任は雒城を飛び出し、劉備軍を蹴散らします。

 

蹴散らされた劉備軍は、金雁橋を通過して、逃げていきます。

 

張任もそれを追いかけると、橋の先には、孔明が車に載って座っています。

 

孔明:「張任とやら、私は諸葛亮孔明だ、、聞いた所では、お前は

少しばかりの武勇と知略を鼻にかけて自惚れているそうだが、、

とんだ井の中の蛙というものだ、、

あの曹操100万の大軍でさえ、私を恐れて逃げる程であるのに

お前ごときのちっぽけな知略では、この孔明には歯が立つものか

無駄な抵抗はやめて降伏するがいい」

 

孔明の挑発にも動揺しない名将 張任

張任

 

孔明の挑発ですが、流石に張任は、軽率には飛び付きません。

しかし、張任の見た所、孔明の周辺は老人兵ばかり、

隊列もバラバラでちっとも戦えそうではありませんでした。

 

(孔明は、神算鬼謀と聞いていたが、どうやら買いかぶりらしい

この程度の弱兵しか扱えぬようでは、ろくな戦は出来ん、、

今の内にひっ捕らえて、劉備の戦意を挫いてやろう)

張任は、馬に鞭をあてると兵と共に、金雁橋を渡ります。

 

それを見た、孔明は、急いでその場を離れました。

 

孔明の策略が張任に通用するのか?

東方 三国志

 

張任:「はっは!逃げるか腰抜けめ!天才軍師が聞いて呆れ、、」

 

張任が言いかけたその時、橋の左から劉備、

右から厳顔(げんがん)の軍勢がこちらに向かってくるのが見えました。

 

張任:「しまった、謀られたのか!」

 

張任は、金雁橋を渡って逃げようとしますが、すでに、

橋は、趙雲(ちょううん)によって落され、

北は趙雲の軍勢に包囲されています。

 

「うぬぬ、、止むをえん!!」

 

張任は、ならばと残された南の道を逃げますが、

そこへ、魏延(ぎえん)の部隊が襲い掛かり、

さらに黄忠(こうちゅう)の部隊が、

襲い掛かり、張任の兵力を減少させました。

 

張任 対 張飛

炎 s

 

張任は、たった一人で逃げに逃げますが、

そこは、行き止まりで、張飛(ちょうひ)の伏兵が待っていました。

 

張飛:「どうする?張任、、俺と一騎打ちするか?」

 

余裕で蛇矛を振り回す張飛に張任は、挑みかかりますが、

所詮、歯が立つものではなく、馬から突き落とされて、

もがいている所を縄で縛られてしまいます。

 

張任は、こうして、劉備の軍門に引き立てられていきました。

 

張任を劉備軍に加えたい劉備

三国志 華 写真

 

劉備は、自分を計略で散々悩ました張任の力を気に入り、

是非、配下に加えたいとスカウトします。

 

しかし、張任は、、

 

張任:「忠臣は二君に仕えぬものだ、、これまで多くの部下を失いながら、

わしだけがおめおめ、敵の家来になるなど、それで男が立つものか

さっさと首を刎ねてくれ!」

 

と言い続けるばかりで、説得には耳を貸しませんでした。

 

劉備は、その潔さと勇気を心の底から惜しみましたが、

軍規を守る為に、張任の処刑命令を降しました。

 

張任の勇気に惹かれた劉備

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劉備は、張任の亡きがらを、金雁橋の橋の側に埋めて、

ここに張任の忠義を称える碑を建てたという事です。

 

人物を大事にし、惚れこんだ武将には、敵も味方もなく

手厚く遇するという劉備らしさが見える逸話ですね。

 

耳で聞いて覚える三国志

 

 

 

次回記事:94話:成都を陥落させ李厳を得る劉備軍

 

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どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

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