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秦の始皇帝ってどんな人だったの?晩年期編

この記事の所要時間: 622

度重なる暗殺未遂、猜疑心の塊になる始皇帝

 

始皇帝は皇帝に即位して以来、少なくとも三度、暗殺の危機に直面します。

最初は、暗殺者荊軻(けいか)の友で筑の名手だった高漸離(こうぜんり)

二回目は後に漢の高祖劉邦の軍師となる張良(ちょうりょう)に雇われた

力士に巡遊中に30キロの鉄のハンマーを投げられ車を大破された事もあります。

この時、始皇帝は別の車に乗っていて助かりました。

 

三度目は始皇帝がお忍びで4人の共だけを連れて夜間外出を行った時に

襲撃を受けますが、武人達によって賊は取り押さえられます。

 

いずれも未遂でしたが、始皇帝は度重なる暗殺に怯え、

次第に自分に近づける人間を制限するようになります。

その結果、趙高(ちょうこう)のようなお気に入りの宦官だけが、

常に始皇帝の側にいるという状態になり他の家臣は、

始皇帝と接触すら出来なくなったのです。

 

関連記事:【キングダム ネタバレ注意】史上最悪の宦官 趙高(ちょうこう)誕生秘話

 

始皇帝死す

始皇帝 キングダム

 

始皇帝の最晩年になると、始皇帝の死を予言する隕石に刻まれた文字や、

秦が近々滅びるという噂が人民に広まり咸陽にも届くようになります。

始皇帝は、巡遊しながらも、海神と戦う夢を見ては、海で弩を放って、

大鮫を仕留めたり、金陵(南京)で500年後に天子が現れるという予言を聞くと

山を削って丘を切り、天子の運気を払おうとします。

 

それは本人は大真面目でも周囲からは滑稽そのものでした。

残り少ない寿命を燃やして、秦と自分の永遠の命を求めた始皇帝ですが、

紀元前、210年、五回目の巡遊の最中に沙丘で死にます。

49歳、不老不死でも若死にでもない当時の人間の平均寿命を全うしての最後でした。

 

三国志ライターkawausoの独り言 始皇帝の性格とは?

kawauso 三国志

 

始皇帝の性格は、非常に猜疑心が強く一度人を疑うと、それを解く事がない、と

執念深い半面で、自分に利益をもたらす人間には、それが奴隷でも頭を下げて

へりくだり助けを請うという強かさを持ち合わせています。

 

一方で、恩義などというものを感じる事はなく、どんな功臣でも不要になると

あっさり殺すという極めて酷薄非情な面があります。

また違う面では、誰も及ばない程に仕事熱心でもあり、重要案件は、

全て自分で決済して、70名もいた学者は無用の長物であったとも言われます。

 

子供の頃の誰も信じられない苛酷な経験が、始皇帝の特徴である

強い猜疑心を産んだとも言えますが、始皇帝の乱行については、

彼が不老不死の霊薬として水銀を服用していた為という説もあります。

 

水銀を服用すると、性格の起伏が激しくなり、大笑いしていたかと思うと、

次の瞬間には激怒するというような事が起きるようです。

 

人民を虐げ、思うがままに生きた始皇帝の悪行を考えると、手放しで褒める事は

出来ないのですが、一方で、始皇帝のような我と個性が強い人でないなら、

中央集権制をはじめとする斬新で大胆な改革は出来なかったでしょう。

 

やはり、始皇帝は時代の要請で産まれるべくして生まれた英雄なんでしょうね。

 

関連記事:始皇帝が中国統一後、なんで中国全土を巡幸したの?全巡幸をストーキングしてみた

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■自己紹介:

どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。
もちろん、食べるのはサーモンです。

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