キングダム
朝まで三国志悪




はじめての三国志

menu

はじめての変

沮授(そじゅ)とはどんな人?袁紹に献策するも採用されなかった悲運のアドバイザー

この記事の所要時間: 326




 

晋に仕え、歴史書を編纂した孫盛(そんせい)は、沮授(そじゅ)をこのように評価しています。

「彼は前漢の張良韓信にも劣らない才能をもっていたが、

仕える君主を間違えたため、才能を発揮できなかった。」と評しています。

袁紹(えんしょう)の謀臣として仕えるもことごとくその意見を取り上げてもらえなかった

沮授を紹介していきたいと思います。



袁紹に仕えた若き謀臣

袁紹が宦官を惨殺に行く

 

沮授は若い頃から策謀に富んだ青年でした。

彼はその後冀州の韓馥に仕えます。

しかし韓馥袁紹の脅迫に屈し、冀州を明け渡します。

彼は張郃(ちょうこう)田豊(でんほう)らと共に新たな冀州の主である袁紹に仕える事になります。



袁紹へ初アドバイスを行う

朝まで三国志 公孫瓚

 

沮授は袁紹に仕えると早速アドバイスを行います。

彼は袁紹に「冀州と元の領地である渤海の兵を率いて、青州黄巾賊を滅ぼし、

青州を平定します。次に黒山賊を討伐し幷州を手に入れます。

最後に北に勢力を張っている公孫瓚(こうそんさん)と匈奴を打ち破り、幽州を領地とします。

冀州・幷州・幽州・青州の兵力を南下させ、

長安から皇帝を迎え、天下に号令すれば殿に敵対する勢力はいなくなるでしょう」と伝えます。

袁紹は沮授のアドバイスを聞くと大いに喜び、彼を将軍に任命します。

 

関連記事:三国志演義と正史で大違い?劉備の恩人、公孫瓚

関連記事:劉備だけじゃない、漢王室の末裔 劉虞

関連記事:公孫瓚特集:悔しかったら雨を降らせてみろ・その1

関連記事:公孫瓚特集:悔しかったら雨を降らせてみろ・その2

 

皇帝を迎える絶好の機会をとらえた献策

 

皇帝は董承(とうしょう)らと共に洛陽からの脱出に成功します。

沮授は皇帝が洛陽から脱出したと報告を受けると、すぐさま袁紹に

「天下は各地の群雄が独立し、争いが絶えません。

民衆を安心させる群雄がいません。現在皇帝は洛陽から脱出したようです。

今こそ軍勢を率いて皇帝を鄴に迎えて、天下に号令をかける絶好のチャンスです」とアドバイスを行います。

袁紹は沮授の意見を聞きますが、彼のアドバイスを採用しませんでした。

この時袁紹が彼のアドバイスを聞いて皇帝を鄴に迎え入れていれば、三国志はなかったかもしれません。

そう考えると沮授の意見は的を得た素晴らしい献策でありました。

 

関連記事:献帝(けんてい)とはどんな人?後漢のラストエンペラーの青年期

関連記事:献帝(けんてい)とはどんな人?後漢のラストエンペラーの成人期

関連記事:【後漢のラストエンペラー】献帝の妻・伏皇后が危険な橋を渡った理由!

 

息子達に州を任せるな

袁紹逝く! ゆるキャラ

 

袁紹は公孫讃を滅ぼし、ついに河北を統一。彼はその後長男の袁譚に青州を与えます。

沮授は袁紹に対して「殿。州を殿の息子達に分け与えるのは、

後日必ず禍の元になります。おやめになった方がよろしいでしょう」と献策。

袁紹は彼の反対意見も黙殺。長男・袁譚に青州。次男袁煕に幽州。

三男袁尚は幼かったため、手元に残し、甥の高幹に幷州を与えます。

この献策も彼の言う通りでした。

袁紹が亡くなった後、袁譚袁尚が後継者争いをすることになるのです。

沮授の献策を受け入れていれば、かなり違った歴史になっていた事でしょう。

 

関連記事:「後漢の州人口」から読み解く群雄の力!曹操が袁紹の本拠地を欲しがった理由も分かる!

関連記事:官渡の戦いでも使われ東西を問わず世界中で取られた戦法「坑道戦」って何?

関連記事:三国志:前半戦のまとめその2(董卓君臨から官渡の戦いまで)

関連記事:曹操軍の参謀、荀彧(じゅんいく)ってどんな人?官渡の戦いでの大勝利も一通の手紙のおかげ?

 

今は内政に力を注ぐべき

曹操VS袁紹ありゾウ

 

袁紹は曹操を滅ぼすため、大軍を率いて出陣を決意します。

沮授は袁紹に反対意見を述べます。

「殿。今は曹操を討伐する時期ではありません。

今は農業や商業などに力を入れ、国力が増大した時に

一気に攻め滅ぼせばよいのです。」と進言します。

しかし審配や郭図(かくと)などの臣下が彼の意見に反対。

袁紹は沮授と田豊(でんぽう)が述べた反対意見を却下し

自らの計画を大勢の家臣が賛成した事で自信を持ち、

曹操討伐に出陣を決定します。

 

彼の才能を見抜いた曹操

現実主義曹操

 

袁紹は沮授の意見をことごとく取り上げず自らの考えに従っていきます。

その結果官渡の戦いで大敗北し、鄴に逃げ帰ります。

沮授は逃げ遅れ曹操の捕虜となります。

曹操は旧友であった沮授に「久しぶりではないか沮授。私に仕えて共に天下を

目指してみないか。」と自らの臣下になるように誘います。

沮授は「お誘いありがたいが、私の父も母も弟もすべて鄴に住んでいる。

私があなたに仕えたら、殺されてしまうであろう。

もし私に情けをかけてくれるなら、ここで殺してくれ」と曹操の誘いを断ります。

曹操は彼の才能を惜しんでその後も説得を試みますが、彼の決意を翻すことはできませんでした。

曹操は沮授の才能を惜しみ解放します。

しかし鄴へ帰る途中賊に襲撃され、殺害されてしまいます。

 

三国志ライター黒田廉の独り言

黒田廉

 

沮授は孔明や周瑜と比較しても同等の謀臣であったと私は思います。

彼の助言は的確な助言であり、袁紹が彼の助言を一つでも取り挙げていたら、

三国志は成立しないで、袁紹が天下を統一していた可能性は大いにあったと思います。

曹操も沮授の才能を認め「君と早くに出合っていれば、天下の平定は大いに早まったであろう」と評価しています。

今回のお話はこれでおしまいにゃ。次回もまたはじめての三国志でお会いしましょう

それじゃまたにゃ~



よく読まれている記事

曹操01

 

よく読まれている記事:曹操を好きになってはいけない6つの理由

 

朝まで三国志

 

よく読まれている記事:朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第1部

 

kawauso 投壺

 

関連記事:三国時代の娯楽にはどのようなものがあったの?タイムスリップして当時の人に取材してみた

 

袁紹 曹操

 

よく読まれてる記事:【三国志if】もし袁紹が官渡の戦いで曹操に勝ってたらどうなってたの?

 

 

この記事を書いた人:黒田廉(くろだれん)

 

黒田廉

■自己紹介:

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

■歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

■何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 尼子晴久(あまごはるひさ)とはどんな人?毛利家最大の敵として立ち…
  2. 【これはひどい】孫皓が天下統一できると勘違いした占いとは?
  3. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース21記事【3/27〜4/3…
  4. 廬毓(ろいく)とはどんな人?曹氏三代に仕えた公平な人物
  5. 程昱(ていいく)ってどんな人?気性の荒いおじいちゃん
  6. 劉備も孫権も黄巾賊と変わらない!三国志の蜀の皇帝劉備と呉の皇帝孫…
  7. 黄巾賊はいったいどの辺を支配していたの?【素朴な疑問】
  8. 【キングダム好きにもオススメ】歴史大河・マンガ「ビン~孫子異伝~…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 曹操 生涯最大の苦戦 烏桓討伐|完結編
  2. 曹操が呟いた「鶏肋(けいろく)」って何?楊修とばっちり
  3. 三国志の覇者・呆れるくらいの人材マニアの曹操
  4. 【はじめての君主論】第3話:君主に必要とされる力量とは?光武帝と劉禅の違い
  5. 井伊直弼の安政の大獄はいつから始まった?時系列で解説
  6. 馬鹿の語源はキングダムの趙高の実験から生まれた?

三國志雑学

“はじめての三国志150万PV" “広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

諸葛孔明は北伐時に兵士達にとある約束をしたけど、どんな約束をしたの? 北方の雄・公孫瓚が滅びた原因は○○だ! 74話:孔明に嫉妬する周瑜 衛覬(えいき)とはどんな人?関中復興に画期的な提案を行った魏の文官 侍と忍者は世界でも大人気!!侍と忍者が登場するゲーム5選 邪馬台国最期の戦い(後編)邪馬台国滅亡と神武降臨(神武天皇) 【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第九話「桶狭間に死す」の見どころ紹介 【橋本左内の名言】人生に迷ったあなたに贈る魂の言葉6選

おすすめ記事

  1. 藏覇(ぞうは)とはどんな人?鬼神呂布に勝ち曹操を感激させた漢の生涯
  2. 大都市西安の碑林博物館をよかミカンが見学したよ
  3. みんな大好きウ◯チの話!三国志時代のトイレ事情
  4. 77話:老将黄蓋、身体を痛めつけて曹操を欺く
  5. 【新事実】夷陵の敗戦は荊州出身者への忖度の結果だった!
  6. 梁習(りょうしゅう)とはどんな人?曹操も惚れた不安定な幷州を安定させた名官僚
  7. 【政界の怪物】田中角栄が日本に残した功績って何?
  8. 極悪人の董卓の参謀・李儒は董卓以上の悪人だったの?

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“西遊記"
PAGE TOP