ログイン | 無料ユーザー登録


朝まで三国志
ながら三国志音声コンテンツ


はじめての三国志

menu

はじめての変

沮授(そじゅ)とはどんな人?袁紹に献策するも採用されなかった悲運のアドバイザー

沮授




 

晋に仕え、歴史書を編纂した孫盛(そんせい)は、沮授(そじゅ)をこのように評価しています。

「彼は前漢の張良韓信にも劣らない才能をもっていたが、

仕える君主を間違えたため、才能を発揮できなかった。」と評しています。

袁紹(えんしょう)の謀臣として仕えるもことごとくその意見を取り上げてもらえなかった

沮授を紹介していきたいと思います。



袁紹に仕えた若き謀臣

袁紹が宦官を惨殺に行く

 

沮授は若い頃から策謀に富んだ青年でした。

彼はその後冀州の韓馥に仕えます。

しかし韓馥袁紹の脅迫に屈し、冀州を明け渡します。

彼は張郃(ちょうこう)田豊(でんほう)らと共に新たな冀州の主である袁紹に仕える事になります。



袁紹へ初アドバイスを行う

朝まで三国志 公孫瓚

 

沮授は袁紹に仕えると早速アドバイスを行います。

彼は袁紹に「冀州と元の領地である渤海の兵を率いて、青州黄巾賊を滅ぼし、

青州を平定します。次に黒山賊を討伐し幷州を手に入れます。

最後に北に勢力を張っている公孫瓚(こうそんさん)と匈奴を打ち破り、幽州を領地とします。

冀州・幷州・幽州・青州の兵力を南下させ、

長安から皇帝を迎え、天下に号令すれば殿に敵対する勢力はいなくなるでしょう」と伝えます。

袁紹は沮授のアドバイスを聞くと大いに喜び、彼を将軍に任命します。

 

関連記事:三国志演義と正史で大違い?劉備の恩人、公孫瓚

関連記事:劉備だけじゃない、漢王室の末裔 劉虞

関連記事:公孫瓚特集:悔しかったら雨を降らせてみろ・その1

関連記事:公孫瓚特集:悔しかったら雨を降らせてみろ・その2

 

皇帝を迎える絶好の機会をとらえた献策

 

皇帝は董承(とうしょう)らと共に洛陽からの脱出に成功します。

沮授は皇帝が洛陽から脱出したと報告を受けると、すぐさま袁紹に

「天下は各地の群雄が独立し、争いが絶えません。

民衆を安心させる群雄がいません。現在皇帝は洛陽から脱出したようです。

今こそ軍勢を率いて皇帝を鄴に迎えて、天下に号令をかける絶好のチャンスです」とアドバイスを行います。

袁紹は沮授の意見を聞きますが、彼のアドバイスを採用しませんでした。

この時袁紹が彼のアドバイスを聞いて皇帝を鄴に迎え入れていれば、三国志はなかったかもしれません。

そう考えると沮授の意見は的を得た素晴らしい献策でありました。

 

関連記事:献帝(けんてい)とはどんな人?後漢のラストエンペラーの青年期

関連記事:献帝(けんてい)とはどんな人?後漢のラストエンペラーの成人期

関連記事:【後漢のラストエンペラー】献帝の妻・伏皇后が危険な橋を渡った理由!

 

息子達に州を任せるな

袁紹逝く! ゆるキャラ

 

袁紹は公孫讃を滅ぼし、ついに河北を統一。彼はその後長男の袁譚に青州を与えます。

沮授は袁紹に対して「殿。州を殿の息子達に分け与えるのは、

後日必ず禍の元になります。おやめになった方がよろしいでしょう」と献策。

袁紹は彼の反対意見も黙殺。長男・袁譚に青州。次男袁煕に幽州。

三男袁尚は幼かったため、手元に残し、甥の高幹に幷州を与えます。

この献策も彼の言う通りでした。

袁紹が亡くなった後、袁譚袁尚が後継者争いをすることになるのです。

沮授の献策を受け入れていれば、かなり違った歴史になっていた事でしょう。

 

関連記事:「後漢の州人口」から読み解く群雄の力!曹操が袁紹の本拠地を欲しがった理由も分かる!

関連記事:官渡の戦いでも使われ東西を問わず世界中で取られた戦法「坑道戦」って何?

関連記事:三国志:前半戦のまとめその2(董卓君臨から官渡の戦いまで)

関連記事:曹操軍の参謀、荀彧(じゅんいく)ってどんな人?官渡の戦いでの大勝利も一通の手紙のおかげ?

 

今は内政に力を注ぐべき

曹操VS袁紹ありゾウ

 

袁紹は曹操を滅ぼすため、大軍を率いて出陣を決意します。

沮授は袁紹に反対意見を述べます。

「殿。今は曹操を討伐する時期ではありません。

今は農業や商業などに力を入れ、国力が増大した時に

一気に攻め滅ぼせばよいのです。」と進言します。

しかし審配や郭図(かくと)などの臣下が彼の意見に反対。

袁紹は沮授と田豊(でんぽう)が述べた反対意見を却下し

自らの計画を大勢の家臣が賛成した事で自信を持ち、

曹操討伐に出陣を決定します。

 

彼の才能を見抜いた曹操

現実主義曹操

 

袁紹は沮授の意見をことごとく取り上げず自らの考えに従っていきます。

その結果官渡の戦いで大敗北し、鄴に逃げ帰ります。

沮授は逃げ遅れ曹操の捕虜となります。

曹操は旧友であった沮授に「久しぶりではないか沮授。私に仕えて共に天下を

目指してみないか。」と自らの臣下になるように誘います。

沮授は「お誘いありがたいが、私の父も母も弟もすべて鄴に住んでいる。

私があなたに仕えたら、殺されてしまうであろう。

もし私に情けをかけてくれるなら、ここで殺してくれ」と曹操の誘いを断ります。

曹操は彼の才能を惜しんでその後も説得を試みますが、彼の決意を翻すことはできませんでした。

曹操は沮授の才能を惜しみ解放します。

しかし鄴へ帰る途中賊に襲撃され、殺害されてしまいます。

 

三国志ライター黒田廉の独り言

黒田廉

 

沮授は孔明周瑜と比較しても同等の謀臣であったと私は思います。

彼の助言は的確な助言であり、袁紹が彼の助言を一つでも取り挙げていたら、

三国志は成立しないで、袁紹が天下を統一していた可能性は大いにあったと思います。

曹操も沮授の才能を認め「君と早くに出合っていれば、天下の平定は大いに早まったであろう」と評価しています。

今回のお話はこれでおしまいにゃ。次回もまたはじめての三国志でお会いしましょう

それじゃまたにゃ~



よく読まれている記事

曹操01

 

よく読まれている記事:曹操を好きになってはいけない6つの理由

 

朝まで三国志

 

よく読まれている記事:朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第1部

 

kawauso 投壺

 

関連記事:三国時代の娯楽にはどのようなものがあったの?タイムスリップして当時の人に取材してみた

 

袁紹 曹操

 

よく読まれてる記事:【三国志if】もし袁紹が官渡の戦いで曹操に勝ってたらどうなってたの?

 

 

この記事を書いた人:黒田廉(くろだれん)

 

黒田廉

■自己紹介:

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

■歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

■何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 宦官の趙高 【宦官の逆襲】後漢が滅んだのは本当に宦官のせい?悪いのは俺達だけ…
  2. 司馬懿 クーデターが遅すぎた?司馬懿の晩年が満身創痍な件
  3. 孫尚香 劉備の若妻孫尚香はとんでもない爆弾娘だった理由とは?
  4. 織田信長 【センゴク祭り】織田信長と足利義昭の仲が悪くなった原因って何?
  5. 伍孚(ごふ)とはどんな人?ゴフッ・・董卓を殺せなかった無念のアサ…
  6. 夏 春目前!なのに夏特集?幻の夏王朝は存在したの?
  7. 的蘆に乗って逃げる劉備 的盧はヤバい馬なのか?的盧にまつわるエピソードをご紹介
  8. 孔明 東南の風 赤壁の戦いで孔明が東南の風を吹かしたじゃん?あれマジらしいよ?

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 問題を解決する楊脩
  2. 肉を食べる曹操
  3. 夏侯惇
  4. 愛馬に乗り敵を粉砕する張遼
  5. 北条早雲

おすすめ記事

  1. 【濡須口の戦い功労者列伝】なんども挽回したタフな将軍徐盛 徐盛(じょせい)呉の将軍
  2. キングダム最新615話ネタバレ「本陣の危機」レビュー考察 命がけで筋を通す義理に熱い朱拠
  3. 井伊直政は本当にイケメンだった?戦国時代のイケメン武将はどんな人? 井伊直政
  4. 101話:曹操魏王に、そして劉備は漢中奪回を目指す
  5. 劉琦を劉表が後継者にしなかったから○○になった!? 後継者を決めた劉表
  6. 自称皇帝、袁術のトホホな部下列伝 Part.7

三國志雑学

  1. 羅憲
  2. 曹操から逃げ回る劉備
  3. 五虎大将軍の馬超


“ながら三国志音声コンテンツ開始" “はじめての三国志150万PV" “はじめての三国志Youtubeチャンネル" “広告募集" “誤字・脱字・誤植などの報告フォーム" “はじめての三国志コメント機能"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 担がれる劉邦
  2. 曹洪
  3. 石亭の戦いで曹休が反応してドキッとする周魴(しゅうほう)
  4. 外交官でもあり、財神にもなった子貢
  5. 藺相如(りんしょうじょ)
  6. 伊藤博文
  7. 諸葛恪の栄光と破滅
  8. 太史慈

おすすめ記事

日本の戦国時代はどうして起きたの?原因をざっくりと解明 呉の孫堅 【三国志の友情パワー】孫堅四天王の熱き友情を紹介 袁紹が宦官を惨殺に行く 14話:宦官を容赦なく皆殺したカリスマ袁紹の過激なデビュー ジャンヌ・ダルク 【三国志で例えるよ】初心者でも『ジャンヌ・ダルク』『百年戦争』が分かる。基礎&豆知識! 明智光秀 麒麟がくる 明智光秀が築いた城下町3選(坂本城・亀山城・福知山城) 豊臣秀吉 戦国時代 「刀狩り」とは何?豊臣秀吉が行った有名な政策とその目的とは? 三国志の時代にも可愛い巫女が存在した!?李傕や劉禅もハマった巫女事情 【袁紹と袁術の関係を正す】其の1・字からの考察

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志

ながら三国志音声コンテンツ
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集 誤字・脱字・誤植などの報告フォーム はじめての三国志コメント機能
“水滸伝"

“三国志人物事典"

“はじめての三国志コメント機能"
PAGE TOP