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三国志の雑学

理不尽すぎてもはや笑える、デマのせいで殺された孫奉(そんほう)

この記事の所要時間: 356




孫晧

 

三国の一角である呉は、孫権(そんけん)の晩年からおかしくなっていきます。

特に、最後の呉の皇帝、孫皓(そんこう)は暴虐非道で、気に入らない家臣は、

顔の皮を剥いだり、目玉をくりぬくなど、最後の暴君に相応しい、

めちゃくちゃな事をしていきます、そして、そんな孫皓の時代に、

デマで殺された孫奉(そんほう)が登場しました。




小覇王、孫策の孫、その名は孫奉

孫策

 

孫奉(そんほう)の父は、孫紹(そんしょう)といい、

あの小覇王、孫策(そんさく)の実の子供です。

本来なら、呉の統一の覇業は、彼が継ぐ筈でしたか、あまりにも幼すぎました。

彼は、生まれたばかりの赤ん坊だったのです。

 

孫権

 

そこで、呉の継承者は、孫策の弟の孫権(そんけん)に移り、後に成長した孫紹は、

叔父の孫権から、呉侯に封じられ、後には上虞(じょうぐ)侯になりました。

この、孫紹の子が孫奉でした、彼は正しく小覇王の血脈を継いでいるのです。




暴君、孫皓、左夫人を失い、しばらく政治を見なくなる

 

暴君、孫皓には、左夫人という、寵愛している妃がいたようですが、

その人が病死してしまいました。

家臣の目は平気でくりぬく孫皓にも、人の心はあるようで、

左夫人を失った傷心から、しばらく政務を放棄して自室に引きこもります。

それは、数か月という長期に及びました。

 

デマ発生、孫皓死亡説!!

 

さて、どこから、どうやったのか、しばらく姿を見せない孫皓に、

巷では、死亡説が流れはじめます。

現代日本でも、志村けん死亡説など、根も葉もないデマが時折流れて

いますが、当時の呉でも同じだったのでしょう。

 

そうでなくても、暴君の孫皓ですから、そのまま死ねばいいのに・・

という家臣たちの本音に尾ひれがついたのかも知れません。

 

孫奉、孫奮に次の、皇帝の噂が立つ・・

photo credit: Purple Tongue via photopin (license)

photo credit: Purple Tongue via photopin (license)

 

孫皓死亡説は、かなり広がり、事実だと思い込む人まで出ました。

 

「孫皓が死んだなら、次の帝は、年齢からいって、孫奉様か、

孫奮様じゃね?」

 

そんな噂が広まるようになり、孫奉はともかく、素行が悪く、

皇帝への野心もありありの孫奮(そんふん)は、まんざらでも無かったようです。

 

しかし、幾ら広がろうが、デマはデマです。

ある日、ひょっこりと朝廷に出てきた孫皓は、噂を知って激怒します。

 

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何もしてないのに・・孫奉と孫奮、誅殺される

孫奉 孫奮

 

「なんだとぉ!! 朕の死亡説が流れて、後継には、孫奉と、

孫奮の名が出ているだと!怪しからん、二人とも皆殺しだ!!」

 

孫奉・孫奮「えええええ!!俺達、何もしてないのに・・・」

 

ただ、名前が出ただけで、皇帝即位の動きを見せなかった、

孫奉と孫奮ですが、暴君の孫皓には、そんなものは通じません。

こうして、二人は孫皓死亡説というデマのせいで殺されます。

 

呉国最高のおっちょこちょい、豫章太守、張俊も誅殺される

孔明イラスト0007 kiki

 

実は、この孫皓死亡説に乗った、おっちょこちょいの太守もいます。

それが豫章(よしょう)の太守、張俊(ちょうしゅん)でした。

 

張俊「次の皇帝は、孫奮様に間違いない。

よし、豫章には、孫奮様の母上の仲姫様の墓があるから、

ここを清めておこう。

そうすれば、孫奮様の皇帝即位の暁には、きっと褒められるぞ・・

おお、張俊よ、朕の母の墓を清めたそうだな、

見上げたヤツじゃ、丞相にしてやろうぞ、、なんちて、ウヒョ♪」

 

こうして、せっせと墓掃除をした、張俊も密告されて、

孫皓の逆鱗に触れて誅殺されてしまいました。

 

確かに、張俊に下心があったのは事実でしょうが、

墓を掃除しただけで処刑とは、あまりに理不尽過ぎて、逆に笑えます。

 

三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

結果的に、反孫皓の立場を取ったなら、殺されるのも仕方ないですが、

ただのデマで名前が上がっただけで処刑は理不尽過ぎます。

じゃあ、どうすりゃ良かったというのでしょうか?

 

まあ、張俊は、デマの真偽を確認しないで乗っかってしまった、

自業自得もありますが、特に孫奉は、何もしてないのに可哀そうです。

 

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本日も三国志の話題をご馳走様でした。




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どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

もちろん、食べるのはサーモンです。

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