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皇帝には、二つの名前があった!?諡号(しごう)とは何?

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怒る 献帝

 

後漢の皇帝と言えば、献帝(けんてい)とか霊帝(れいてい)

とかいう名前がお馴染みでしょう。

 

また、魏に入っては武帝とか文帝という名前も出てくるようになります。

しかし、これらの名前は、彼等が生存していた時代に使われたものではありません。

彼等が在位している時には、単に帝(みかど)と呼ばれ、霊とか献というのは

彼等が死んでから贈られた諡号(しごう)だったのです。



諡号は、いつから生まれたのか?

殷の大様002

 

諡号は、その原型を商(殷)王朝に求める事が出来ます。

殷では十干(じっかん)と言い甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸

という十の文字を歴代の殷王に当てはめていました。

例えば、殷の湯王は天乙(てんいつ)次の王は外丙(がいへい)、

次の王は中壬(ちゅうじん)と言います。

因みに最後の紂王(ちゅうおう)は、帝辛(ていしん)と言います。

 

商王朝では、こうして王に使う文字を定める事で王権は連綿と繋がっている

という事を強調する意図があったようです。

 

関連記事:中国最古の王朝 殷とはどんな国だったの?

関連記事:封神演義(ほうしんえんぎ)って何?殷末の武将たちの戦いをもとに書かれた小説



周の時代になると、諡号は王様以外にも付けられるようになる

 

時代が下り、周の時代になった紀元前9世紀、諡号は王ばかりではなく諸候や、

賢臣、後には高僧にまでつけられるようになります。

元々、つけられる文字には、毀誉褒貶(きよほうへん)の意味は無かったのですが、

次第に、立派な人物にはいい諡号を、残念な人には悪い諡号を贈るようになります。

 

関連記事:よくわかる!周の成立から滅亡をざっくり分かりやすく紐解く

 

逸周書に記された、良い諡号、悪い諡号

 

戦国時代に著された逸周書には、この諡号の良い諡号と悪い諡号が記されています。

それによりますと諡号には、「美諡」「平諡」「悪諡」という3ランク、松竹梅があり

その中の松クラスの美諡には以下のものがあります。

 

「神」「聖」「賢」「文」「武」「成」「康」「献」「懿」「元」

逆に、これをつけられるとオシマイという暴君用の梅クラス、悪諡は以下です。

 

「野」「戻」「厲」「昏」「煬」「幽」「夷」

 

悪諡には、煬帝、幽王、厲王、幽王など、以後の時代に出現した

暴君暗君の諡が既に出てきていますね。

 

決して暴君、暗君では無かった後漢の献帝

 

後漢の最期の皇帝は献帝ですが、意外にも悪い意味ではなく美諡に入っています。

これは、次の王朝である魏の文帝、曹丕(そうひ)が献帝から禅譲を受けたという事で、

諡にも気を使った為かも知れません。

献は献上の献であり、目上の人に差しあげるという意味で、

曹丕という次の皇帝に皇位を献上するという意図があったのでしょう。

 

【次のページに続きます】

 

関連記事:曹丕(そうひ)ってどんな人?魏書には正当性を表す記述ばかり!?

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