大人気春秋戦国時代漫画キングダム、ファンが待ちにまっている537話は
11月9日までお預けの公算なので、今回もキングダム休載祭りを開催します。
前回(537話)は、鄴攻めに参加している楊端和(ようたんわ)、桓騎(かんき)、
王賁(おうほん)がどうなるかを予想しましたが今回は、キングダムの
人間関係に焦点を当てましょう。
ズバリ王翦(おうせん)と王賁(おうほん)の関係は今後どうなるか?です。
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前回記事:キングダム ネタバレ予想537話「休載祭り決定!なんてこったい、今後を大予想」
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この記事の目次
キングダム537話 休載祭り(2)キングダムは人間関係を描く漫画
キングダムは、激しいバトルを描いているようでいて、それだけでなく
実は、人間と人間の愛憎を描いている漫画でもあります。
例えば、秦王政と太后(たいこう)の関係がそうですし、政と王弟、
成蟜(せいきょう)の関係もそうです。
太后は自分を惨めさと憎悪の中に追いやる原因になった政を憎んでおり、
成蟜は貴族の身分に生まれながら、身分卑しき踊り子の子どもの政に
秦王の位を奪われた事に強い憎悪を燃やしていました。
政は、この二人の身内に逃げる事なく立ち向かい成蟜とも、
太后とも一定の和解を果たしています。
秦王政ばかりではありません、廉頗(れんぱ)に全敗して秦に逃げ、
その後、立ち向かって初めて勝利した蒙驁(もうごう)。
羌瘣(きょうかい)に憧れて軍師の道を選んだ河了貂(かりょうてん)
秦への怨念に取り憑かれたまま死んだ趙の万極(まんごく)もいますし
王騎(おうき)だって、許婚者の摎(きょう)を武神龐煖(ほうけん)に
殺された無念を心中に秘めて生きていました。
こうして見ると、キングダムは、人間と人間の感情のぶつかり合いを
描いている漫画でもあるのです。
キングダム537話 休載祭り(2)王翦と王賁はどうなるのか?
では、ダンディ王翦と、かっこいい王賁の関係はどうなるのでしょうか?
この親子には、強い確執があるようで、王賁の周囲の人々は、
時々、この親子の確執に振り回される事になります。
王翦は、李牧(りぼく)を上回る知略を持つ最強の将軍ですが、
常に仮面をつけていて表情は読めず無口、かつ王の座を狙っている野心家
その為に禍を恐れ、近寄る人間は誰もいないという孤高の危険人物。
なので、息子である王賁にも、ほとんど声を掛ける様子がありません。
ただ、お互いに憎悪しているというわけではなく、王翦は務めて、
自ら王賁に干渉しない為に、守役として関常(かんじょう)を玉鳳隊につけており、
教育方針については、関常に伝えているようです。
一方の王賁は、それを察知し、王翦の足手まといにならない為に槍の訓練を始め、
槍の名人である紫伯(しはく)を撃破するなど必死の努力を積んでいます。
なので、この二人が衝突する時は、王翦が王賁の実力を過小評価して
子ども扱いした時であり、それに対して王賁は猛反発し、
感情的になって出しゃばるという事が多々あります。
王賁は王翦を感情がない冷たい人間だと理解していて、
時折、それを皮肉るような毒を吐きますが、
それがダメだとは思っていないようです。
秦の名門、王家の当主として、父、王翦はそのように振る舞うしかない
そこまで理解した上での発言だと推測されます。
キングダム537話休載祭り(2)二人の関係に変化はあるか?
では、なかなか息子を認めない王翦と、父に自分の実力を認めさせたい
息子の王賁の関係に変化はあるのでしょうか?
これは100%あると言えます、史実では紀元前226年に、
王翦と王賁は、親子で燕を攻める為に出陣しているからです。
これは、王翦が王賁の実力を認めたから可能になる話でしょう。
ただ、紀元前226年は、現在の漫画から考えて、10年後です。
その間、冷戦状態なら、王賁は30を過ぎる事になり、
玉鳳隊は、うんざりするほどに長い、親子喧嘩の被害を受け続ける
という事になるかも知れませんね。
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キングダム(春秋戦国時代)ウォッチャーkawausoの独り言
何も言いませんが、王賁は王翦の本隊へ入りたいのだとおもいます。
その理由は、かつて王翦が、蒙恬を自軍にスカウトしようとした時に、
蒙恬が断り、「自分よりも適任がいる」と言ったからです。
王賁と蒙恬は幼馴染なので、蒙恬には、父王翦の役に立ちたいという、
王賁の心中の願いが分かったのでしょう。
次回記事:【ネタバレ注意】キングダム538話レビュー「まさか、あのお馴染みキャラが死ぬの?」
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