糜竺とはどんな人?すべてを捨てて劉備に付き従った忠義者


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劉備と仲がよくなる伊籍

 

劉備(りゅうび)は益州を治め皇帝になるまで、法正(ほうせい)龐統(ほうとう)諸葛孔明(しょかつこうめい)魏延(ぎえん)など多くの臣下達に支えられてきました。

 

関羽、劉備、張飛の桃園三兄弟

 

もちろん劉備の義兄弟・関羽(かんう)張飛(ちょうひ)趙雲(ちょううん)らも一生懸命劉備に忠義をもって支えてきました。ですが、もう一人劉備を支えてきた人たちの中で、忘れてはいけない人物がいます。

 

糜竺

 

それが今回ここで紹介する糜竺(びじく)です。いったいどのようにして劉備を支えてきたのでしょうか。

 

自称・皇帝
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富商として成功する糜竺

商人で成功する糜竺

 

麋竺は元々劉備の家臣として仕えていたわけではなく徐州の商人として活躍していました。麋竺は莫大な利益を持っており、小作を1万人も抱え、資産は莫大だったそうです。そんな富商時代の麋竺には面白いエピソードが残っています。


家を燃やされてしまう糜竺

 

ある日商売の帰り、家の数里手前で一人の女性を発見。女性は麋竺へ「車に乗せてほしい」とお願いされます。麋竺は嫌な顔をせず、女性を乗せて車を発進。その後女性は車を数里走らせたところで降りると、とんでもない事を語ります。

 

女性は麋竺へ「私は天界からの使いで、あなたの家を燃やしに行く途中でした。しかし今私に親切にしてくれたので、お話しました。」とトンデモ話を聞かせてきます。麋竺は女性へ「私の家を焼かないでほしい」と懇願。

 

しかし女性は「焼かないわけにはいかないのです。ですがあなたにやさしくしてもらったので、私はゆっくり行きます。あなたは車を走らせて先に帰りなさい。昼間に火事が起きますからそれまでに何とかしなさい」と言って別れます。

 

麋竺は女性の話を信じ、急いで家に帰るとすぐ財宝を持ち出します。その後麋竺の家は女性の言った通り、燃えてしまうのでした。このエピソードは正史三国志蜀書麋竺伝に記載されている「捜神記」に記載されている麋竺のエピソードです。

 

陶謙

 

その後、糜竺は陶謙(とうけん)からの誘いを受けて、彼の配下として仕える事になります。


劉備の勢力回復へ尽くす糜竺

陶謙と劉備

 

曹操(そうそう)の激しい攻撃によって陶謙が亡くなると、陶謙を助けていた劉備が徐州の主として君臨します。麋竺も劉備に仕えることになります。その後劉備は徐州へ侵攻してきた袁術軍と戦うため、軍勢を率いて出陣。

 

呂布のラストウォー 呂布

 

麋竺も劉備と一緒に出陣し、袁術軍と戦いますが、袁術(えんじゅつ)と劉備が戦っている隙をついて呂布(りょふ)が徐州を奪取。劉備軍は徐州を呂布に取られた事を知り、袁術軍の攻撃を受けて瓦解してしまいますが、劉備や関羽、張飛らはなんとか広陵へ難を逃れます。

 

この時麋竺は呂布の捕虜になった劉備の奥さんの代わりに自分の妹を劉備の奥さんへ差し出し、劉備へ忠誠を尽くす意思表示をします。更に麋竺は自分の財産を劉備へ差し出し、劉備の勢力回復に努めていました。麋竺は劉備にすべてをささげて仕えていた忠義心溢れる人でした。


三国志ライター黒田レンの独り言

三国志ライター黒田レン

 

麋竺はその後も劉備に付き従って行動し、劉備が益州を平定すると、諸葛孔明よりも上の位を与えられ、長年の苦労に報いています。

 

このように麋竺は劉備を全力で支えた人物ですが、軍事面においてはからっきしで、一度も軍勢を率いて戦をしたことが無かったそうです。劉備に厚遇されていた麋竺ですが、糜芳が裏切って荊州を失い、劉備の義弟・関羽の死の原因を作った事を知ると、自らの両腕を縛って、劉備へ死を願い出たそうです。

 

だが劉備は「関羽と荊州を失ったのはあなたのせいではなく、あなたの弟のせいだ。だからあなたは気に病むことはないよ」と優しい言葉をかけて、今まで通り厚遇されていたそうです。ですが、麋竺は弟の不始末に怒りと責任を感じていた為、一年後に静かに亡くなったそうです。

 

ここで余談ですが、彼の息子達について紹介して終わりにしたいと思います。麋竺は軍事面に携わる事無く亡くなりますが、弓矢や馬術を得意としていました。父・麋竺の弓馬術を受け継ぎ、息子の糜威、糜威の息子・糜照らは弓馬術に優れていたそうです。

 

今回は劉備にすべてを捧げて彼を支えた麋竺を紹介しました。

 

■参考文献 正史三国志蜀書など

 

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