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この記事の目次
- 1ページ目
- 大河ドラマ 平均視聴率39.1%で歴代1位
- 独眼竜政宗の最終回の視聴率47.8%
- 独眼竜政宗(1987年)→ 武田信玄(1988年)→ 春日局(1989年)
- 好きな大河ドラマアンケートでも堂々の1位「独眼竜政宗」2005年
- 独眼竜政宗の原作は山岡荘八、脚本はジェームス三木
- 2ページ目
- 梵天丸もかくありたい
- 伊達政宗を演じる渡辺謙がすばらしい。
- 独眼竜のあだ名による演技
- そもそも伊達政宗とは?
- 国民10万人がガチ投票!戦国武将総選挙では3位
- 3ページ目
- 伊達政宗のエピソード(逸話)
- 10年早く生まれていれば天下を統一できた?
- 独眼竜政宗の斬新なオープニング
- 空前の伊達政宗ブームが到来
- 戦国ライターしばがきのひとりごと。
- 大河ドラマ『独眼竜政宗』 紹介動画(チャンネル銀河)
梵天丸もかくありたい
ドラマが大ヒットするのに不可欠なのが、真似してみたくなる名ゼリフですよね。
「倍返しだ!」
承知しました。というような(なんのドラマかは割愛)。この独眼竜政宗では「梵天丸もかくありたい」です。これを真似する子供たちが続出しました。
これ、意味が分かりにくですよね。梵天丸というのは、政宗の子供のころの名前(幼名)です。そして、「かくありたい」というのは「このようになりたい」という意味です。
右目を失って気落ちしていた梵天丸が、不動明王の像を見て、「自分もこんな風に強くなりたい」と願ったということです。そして、この後に元気を取り戻していくという流れです。ドラマ中では、それほど多用されていないのですが(3回ほど)、音の響きがいいのでしょうか、言ってみたくなりますよね。この、やや昔がかった表現と、その時の子役の見事な演技とがあいまって流行語になります。
伊達政宗を演じる渡辺謙がすばらしい。
成長した伊達政宗を演じたのは、渡辺謙さんです。若い人には、杏ちゃんのお父さんと言った方が伝わるかもしれませんね。当時27歳の謙さん、それほど売れっ子ではありませんでした。ですが、この作品を期に一気に人気俳優となり、ついにハリウッドに進出するまで昇りつめます。しかし、この伊達政宗のイメージがつきすぎて、その後苦労したと発言されていたこともあるようです。役者さんからすれば、人気作になりすぎるというのも考えものなんですね。その、主人公の伊達政宗は、こどもの頃にかかった病気で、右目を失明してしまいます。
独眼竜のあだ名による演技
ですので、独眼竜(一つ目の竜)というあだ名がついています。ということで、このときの謙さんも、常に右目を眼帯で覆って片目で演技しております!本当に動きにくくて大変だったようです。だからこそ、というか、独特の緊張感のようなものが常にあります。そのおかげもあってか、合戦のときなどの鬼気迫る雰囲気が出たのかもしれません。政宗の、常人とは少し違うような人間性を見事に体現してくれています。
そもそも伊達政宗とは?
伊達政宗という武将はそれまでも有名だったのですが、人気・知名度ともにそれほど高くありませんでした。しかし、このドラマをきっかけに、一気に日本人の好きな武将の1人に挙げられるようになります。
国民10万人がガチ投票!戦国武将総選挙では3位
2019年12月に、テレビ朝日系列で放送された「国民10万人がガチ投票!戦国武将総選挙」では3位にランクインしています。令和になった今も根強い人気があるのですね。その激しさは、織田信長を思わせるものがあります。
いえ、エピソードとしては上回るでしょう!
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