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今日のkawauso15「サバサバした辛毗」

2020年8月20日


監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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正史三国志辛毗伝に北伐で死んだ張郃(ちょうこう)に対する辛毗のコメントがある。

 

曹叡(そうえい)は、まだ蜀の討伐も終わらない間に張郃が死んでしまったと朝議で嘆息した。

それに合わせて陳羣(ちんぐん)は、「張郃はまことに良将で惜しい男を亡くしました」と答えた。

ゾンビのように何度も蘇る張コウ(張郃)

 

しかし、辛毗(しんぴ)は内心、確かに張郃は良将だが、もう死んでしまった男の事を思い返しても仕方がない、いたずらに帝を気落ちさせるのもいかがなものかと考え陳羣に絡んだ。

 

「陳公、あなたは何を言われるのか?

そもそも、建安末には、天下に一日も武皇帝曹操)が必要でない日はなく、

武皇帝が世を見捨てて逝かれると、次は文皇帝(曹丕)が立たれて、また一日たりとも欠かせない存在になり、文皇帝が崩御されると、陛下が即位せられ、天下は安泰です。

一体、張郃と陛下はどちらが天下に必要不可欠な存在か?」

 

すると陳羣は

「いやはや、全く、辛毗の言う通りです」と答えた。

曹叡は笑い「陳公は変わり身が早いと言うべきであろうな」

 

辛毗は前しか見てないし、陳羣は変わり身が早いね。

 

でも、何より魏では張郃が死んでも、その代わりになる人材を見つけられたんだろうな

蜀にとっては羨ましい限り・・・

 

前回記事:今日のkawauso14「樊城攻めは関羽の単独行動」

 

魏のマイナー武将列伝

 

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-kawauso編集長ぼやき