kawausoのイメージでは、司馬懿は人に恐れられたり、褒められる事はあれど、自分から他人をほめる事はない人物だと思っていたけど、正史三国志を読んでいると、
司馬懿がベタ褒めレベルで賞賛している人を見つけた。荀彧だ。
正史三国志、荀彧殿が引く荀彧別伝に以下の通りある。
書物に書いてあることや遠方の出来事、それらをわしは自分の耳目で見たり、聞いたりしているが、
過去、百数十年間に亘って荀令君に及ぶ賢才は存在しない
短い一文ではあるけど、最大限褒めたたえている。
荀彧別伝は、その史料の価値の高さから荀彧が死んで近い時期に、荀彧に近しい人が書いたとされているけど、一体誰がこの一文を入れたのか?
荀彧の家は6男荀顗が風見鶏で、司馬懿、司馬師、司馬昭、賈充と時の権力者に次々に取り入り権力を維持したし、
若い頃に司馬懿に才能を認められ、「荀令君の息子だけの事はある」と褒められているから、荀顗に関係する人か当人か…
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