募集期間:2021年4月(1週間)
「千里の馬は常にあれども伯楽は常にはあらず」
千里を駆けるような名馬は常にいる、だけれどその馬を乗りこなしてみせる、馬の良さを引き出せる人物はなかなかいないということです。
三国志演義に出てくる赤兎馬は、関羽が処刑された後は食事を取らなくなって死んでしまった……というように、時に馬もまた、人を選ぶものなのかもしれません。
そこで今回のアンケートは「赤兎馬が似合いそうな武将は?」
皆さんがかの赤兎馬に相応しい、と思う武将は一体誰でしょうか?
来来と言えばこの人・張遼
「やはり皆「人中の呂布、馬中の赤兎」がイメージ強いと思います。赤兎馬には最強が乗るのが相応しい。この4択に張遼がいなくとも、リアル三國無双をやってのけた張遼を推してました。呂布軍の最前線で体を張り、統率力を発揮して将兵を鍛え上げ、精強な呂布軍を支える存在として名を知られた張遼だからこそ(フィクションではありますが)赤兎馬に乗るのに相応しい人物と言えます」
「「遼来来!」と叫びながら、赤兎馬に乗ってる姿が目に浮かびそう」
「張遼が赤兎馬 跨がって攻めて来たら逃げる」
「…下手すりゃ合肥の時点で呉の国亡くなってるかも…」
引用元:はじめての三国志TV
やはり張遼はコメントの数も飛びぬけていましたね。赤兎馬に関連する武将、呂布、そして関羽の両名に関わり合いのある武将。そしてその二名に勝るとも劣らない武将こそが、張遼です。
しかしコメントにありますように、張遼が赤兎馬を乗りこなして合肥で大暴れしたら……もしかしたら歴史が変わったかも?
関連記事:呂布と張遼はどんな関係性だったの?なぜ呂布配下になったのか?
関連記事:正史三国志の張遼はどんな生涯を送ったの?呂布に仕える前は何をしていた?
曹操軍一番乗り・楽進
楽進へのコメントは特に見受けられないようでした、楽進も優秀な武将ではありますが「赤兎馬に跨って戦う武将」というとイメージが違うようですね。
さてそんな楽進ですが、曹操軍一番乗り、といえば楽進、という武将です。実際に、呂布戦、袁術戦、一番乗りとして戦功を立てています。楽進も馬には乗っていたと思いますが、もし赤兎馬に乗っていたとしたら、他の追随を許さない「一番乗り武将」となっていたかもしれませんね。
関連記事:楽進と張遼の関係とは?実は不仲だった二人の関係性【入門者向け】
関連記事:楽進の傷だらけの人生は史実なの?全身傷だらけのタフガイの真相
妙才は馬術にも冴え渡るか?夏侯淵
「もしも、夏侯淵と相棒の汗血馬、赤兎馬の相棒がいたら三国志ひいては支那の歴史が変わっていたかも知れませんね」
引用元:はじめての三国志TV
上記のコメントは一部抜粋をさせて頂きました。夏侯淵は迅速な行軍に秀でており、前線で、もしくは奇襲攻撃などで高い評価を受けていました。
「三日で五百里、六日で千里」と称えられ、つまり約一週間で赤兎馬のようなものです!(?)曹操からもその勇猛さを向かうとこ敵なし、と称えられながらも一方で「時には臆病さも必要」と戒められており、頼りにされつつも、心配されていた武将だったようです。
関連記事:惇兄ィじゃない方とか呼ぶな!実は補給と戦争の達人・夏侯淵特集
どちらかというと赤より白です・趙雲
「趙雲はやっぱり白馬だなぁ」
「趙雲の赤兎馬も悪くないかと思いますよ」
「長坂の戦いで劉備夫人と劉禅の救出して赤兎馬で駆け抜ける姿はいいかと思います」
引用元:はじめての三国志TV
多くの方が、趙雲の馬は白馬!というイメージ思っていらっしゃるようです。しかしそれはそれとして、コメントにもありますように、赤兎馬に跨る趙雲もまた見てみたいと思います。
何より、長坂の戦いの中でもしも趙雲の馬が赤兎馬であれば、もしかしたら劉禅と共に夫人も救えたのかもしれません……それもまた、その後の運命が色々と大きく変わりそうですね。
関連記事:趙雲の出身階層は平民?それとも豪族なの?
関連記事:趙雲とはどんな人?経済感覚を備えた蜀の名将【年表付】
その他
「馬超。馬が合うだろう…ってのは半分本気で、あの仁義なき狂犬に相応しい」
「個人的に見てみたいのは馬超と孫策かな」
「呂布や関羽以外で赤兎馬と言うと赤毛の馬を駆って居たと言う伝説の持ち主祝融に是非跨って頂きたいと思いますね」
引用元:はじめての三国志TV
その他では色々とありましたが、コメントを見る限りでは馬超や孫策が多く見受けられましたね。やはり赤兎馬に跨って戦うとなると、勇将、猛将と言うだけでなく、破竹の如くの勢いで戦う武将がイメージしやすいのでしょうか。
女性では祝融の名前もあり、勇ましさと優美さもより増して、映えそうですね!
また、
「呂布以外はあり得ない」
引用元:はじめての三国志TV
というコメントもあり、人中の呂布、馬中の赤兎を強く感じることができました。
関連記事:祝融とはどんな人?赤兎馬を乗りこなす女戦士は夫よりも強かった?
関連記事:赤兎馬はアハルテケだった?トルクメニスタン原産「黄金の馬」に迫る
三国志ライター センのつぶやき
今回も多くのコメントを拝見させて頂きました。赤兎馬は後漢書、そして三国志という歴史書にも記されている馬です。名馬と言えば赤兎馬、そういう認識が過去、歴史において間違いなくあったということ。よく考えたらとても凄いことですよね。
さて余談ですが、とあるゲームではなんと赤兎馬が英雄の一人として出てきます。そう言われて見ると、赤兎馬もまた、三国時代の英雄の一……馬?だと言えるのかもしれません。
ばちゅーん。
引用元:はじめての三国志TV
関連記事:赤兎馬は汗血馬だった? 現代の「汗血馬」の姿・アハルテケにも迫る
関連記事:赤兎馬(汗血馬)は西域産?それとも南蛮産?赤兎馬の産地考察