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2635名に聞きました!三国志の地味兄弟は?地味すぎてはじ三にもイラストなし

2021年12月24日


 

三国志の地味兄弟は?アンケート

 

募集期間:2021年4月(1週間)

はじめての三国志 画像準備中

 

三国志の、三国志演義では多くの兄弟関係を見ることができます。仲が良かったり、そうでもなかったり、血を分けた兄弟なのに驚くほど似てなかったり……?

 

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そんな兄弟関係ですが、今回のアンケートで聞いてみたいのは「三国志の地味兄弟は?」かなり知名度が控えめな兄弟を選びましたので、大雑把な紹介込みで見ていきたいと思います!

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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張松&張粛

張松

 

張松は三国志演義では小柄で出っ歯な人物、曹操に酷い目に合わされたので、劉備に肩入れするようになり、法正らと共に主の劉璋を取り除き、劉備に益州の主になって貰おうとします。

 

劉璋にアドバイスをする張松

 

この計画は劉璋の知る所となり、張松は処刑されてしまいますが、そこで出てくるのが張松の兄、張粛です。弟の背信行為が自らにも害となって及ぶことを恐れて密告、張松とその家族は処刑されました。この辺は三国志演義でも出てくるので、まだ知名度は高めかもしれませんね。

 

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全緒&全奇

 

 

「他の選択肢は両方あるいは片方は名前聞いたことある兄弟な中、両方存じ上げない全さん兄弟ですかね選ぶなら?」

引用元:はじめての三国志TV

 

全緒、全奇兄弟は呉の武将、全ソウの息子たちです。全ソウの夫人と言うとかの有名な孫魯班が思い浮かぶかもしれませんが、全緒、全奇両名共に母親の名前は不明であり、孫魯斑が嫁ぐ前には生まれていたと思われます。

 

弟の全寄は性格がよろしくなかったとされ、二宮の変でとそれ以前のやり取りで陸遜と全ソウ、孫権が揉める発端となり、最終的に全ソウは処刑。

 

兄の全諸はこれに関与していなかったのか孫亮時代まで呉に仕えましたが、後に死去、子供たちが内紛を起こして魏に亡命しました。二宮の変で弟の行動が目立ちますが、三国志演義では二宮の変がカットされているので、知名度はかなり低い兄弟と言えるでしょう。

 

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張邈&張超

 

さてこの辺からだいぶ難易度が上がってきます。

 

張邈、張超兄弟は二人とも反董卓連合に参加していましたが、ここで袁紹を諫めたことで兄の張邈は殺されそうになりますが、それを取りなしてくれたのが曹操でした。

 

それから張邈は曹操と仲良くなるのですが、その後、袁紹と揉めた呂布と仲良くなって張邈は「いずれまた袁紹に目を付けられた時、曹操殿は自分を見捨てるのではないか」と疑心暗鬼に陥ります。

 

その事を陳宮に目を付けられたのか徐州攻めの際に唆され、また曹操とは不仲だった弟・張超にも諭されて曹操に反旗を翻すことに。しかし結果は曹操の勢いに飲まれ、張邈は袁術への援軍要請に向かった時に部下に殺され、張超は曹操の猛攻に合い、自害してしまったとされています。

 

三国志でも序盤の話なこともあり、三国志演義でも出てきますが、序盤なので忘れられがちな兄弟かもしれません。

 

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陶濬&陶璜

 

こちらは三国志晩年の兄弟です。兄の陶コウは呉の武将でしたが、孫晧が晋に降伏することを決めて帰順命令の手紙を出すと、呉の滅亡に何日も泣き続けました。

 

しかし泣いてばかりもいられないと悟ったのか、帰順に応じて洛陽に参詣すると、そのまま呉の役職に戻されます。その後は交州の領民達に対する温情に溢れた政策を実施して慕われ、異民族相手にも慕われていましたが、急病で亡くなってしまいます。

 

多くの人々が「父のような存在を失った」と涙しました。

 

一方、弟の陶濬ですが、それは280年の事。

 

晋の猛攻に合い、正に破竹の勢いで攻めかかってくる相手に何とか対抗しようと孫晧を説得、決死の覚悟で迎え撃とうとするも、連日の晋軍の勢いに怯えた兵士たち殆どが夜間に逃亡してしまい降伏するしかなくなりました。陶濬自身は寡兵でも構わず特攻して戦死、もしくはそのまま降伏とはっきりとしていませんが、その子たちは兄である陶コウと共に晋に仕えています。

 

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厳白虎&厳輿

 

 

 

「厳白虎&厳輿に1票入れました。両者とも、孫策さんの知名度アップの餌にされた悲劇の兄弟ですので」

引用元:はじめての三国志TV

 

周瑜、孔明、劉備、曹操 それぞれの列伝・正史三国志(本)書類

 

朱治伝によると「山賊」という記録がある厳白虎ですが、小覇王孫策が攻めてきたことで命運が分かれます。この際に弟の厳輿を和平交渉役として派遣しましたが、この際にいきなり孫策が剣を抜いて席を切りました。

 

呉の小覇王・孫策

 

驚く厳輿に孫策は「座った状態から飛び上がれると聞いたからからかったんだよ!」と言われ、次に戟を投げつけられてそのまま殺されてしまいます。この厳輿は武勇に優れた人物として評判だったため、その弟を失った厳白虎の軍はそのまま孫策に打ち破られ、そこから消息不明になりました。あくまで孫策の引き立て役というか何というか、名前の響きは勇ましくてカッコいい兄弟なんですけどね。

 

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ながら三国志

 

 

三国志ライター センのつぶやき

三国志ライター セン

 

最後に別件のコメントをご紹介します。

 

 

「ここに出て来る兄弟は皆地味な兄弟と言えますよね。そう言う意味では全員が該当する感じですよね」

引用元:はじめての三国志TV

 

ポイント解説をするセン様

 

今回はかなりマニアックな兄弟特集となり、筆者も思い出し思い出し調べながら記事を書きました。アンケートテーマの名に恥じない特集になったと思います。

 

 

「このアンケートにて地味兄弟認定をされるには最も多くの票数を集めなければならない一方で、票の数は知名度の高さも証明してしまうというまさにパラドックス」

引用元:はじめての三国志TV

 

そしてこちらは正に真理!

 

三国志となるとどうしても有名な武将にばかり注目してしまいますが、こういった武将たちにたまには目を向けるのもまた、良いでしょ?ということで、今回もアンケートにご協力ありがとうございました!

 

センさんが三国志沼にドボン b

 

どぼーん。

 

三国志の地味兄弟は?アンケート

 

引用元:はじめての三国志TV

 

 

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セン

両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、 そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。 中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。 神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。 好きな歴史人物: 張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん 何か一言: 歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

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