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劉備の下に去る関羽を阻止するために戦う、夏侯惇
呂布を撃退した曹操にとって次の敵は劉備でした。徐州を奪った劉備に対し曹操は軍を差し向けます。ここで関羽と夏侯惇の一騎打ちが起こりますが、ここでは引き分けます。のちに関羽は一時的に曹操の配下となりますが、袁紹との戦いのあと、劉備の無事を知り彼の下に走ります。
それを阻止しようと5つの関所の武将が関羽を襲いますが、関羽はそれらを撃退。最後に立ちはだかったのが夏侯惇でした。2人は何度も打ち合いますが決着はつかず、そんな時に張遼が彼らの下を訪れます。張遼は曹操からの「関羽を逃がせ」との手紙を携えていました。ここで勝負は引き分け。
このエピソードが有名な「関羽千里行」です。
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三国志ライターみうらの独り言
小説「三国志演義」ではこれまで見てきたように、夏侯惇の一騎打ちが多く描写されています。そこでは関羽の「宿命のライバル」的な扱いで、敵役としての夏侯惇が光りますね。実際の正史「三国史」ではほとんど一騎打ちの描写は無いようですが、実際はどうだったのでしょうか?
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