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ご存知の通り、三国志と言えば乱世の時代。乱世も乱世、群雄割拠の時代ですから、それはもう各所で争いが起こり、戦争が起こり、暗殺もあり。そんな訳で、数多の名将や猛将たちも、途中で舞台を降りてしまうことも珍しくありません。
そこで今回のアンケートは「壮絶な最期と言えば?」を聞いてみました。皆さんの最期が壮絶な武将、一体誰が選ばれるのか?
典韋(立往生)
「典韋サンに一票!本当に忠臣ですよねぇ~立ったままって……凄いとしか言い様が無いと思います」
引用元:はじめての三国志TV
「正史だと張繡の裏切りで包囲され、曹操や曹昂・曹安民を逃がす為に奮戦したが力尽きて首を斬られた。
演義では、状況は粗同じだが全身に矢を受け針鼠の如く立ったまま往生した。典韋の最期については、羅貫中が日本の武蔵坊弁慶と同じ様にしたと思います」
古の豪傑、悪来に匹敵すると曹操が「悪来典韋」と呼んだ典韋。彼は張繡の裏切りから曹操を逃がすため、奮戦して果てました。曹操は後々まで深く典韋の死を哀しみ、悼んだとされています。
三国志演義になるとこの演出はパワーアップ、武器を奪われたままで奮戦し、最期は無数の矢を射かけられるも、立ったまま、死して尚主君の元には行かせないとばかりに立ち往生。曹操でなくともその死には衝撃を受け、涙した人も多いのではないでしょうか。
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王累(ザ・バンジー)
「王累ですね。蜀を思っての逆さ吊り、印象深いです」
「正史も演義も無残な王累」
引用元:はじめての三国志TV
王累は劉璋配下の人物です。当時、劉璋は張魯と揉めており、これを排除するべく頼りになる人物を欲していました。
そこで張松や法正たちやらが劉備を推薦するのですが……そもそも彼らは既に劉璋ではなく、新しい蜀の主として劉備を頂く気でいたのです。そんな中でも王累は劉備を招くことに必死に反対し、城門に自らの身体を逆さにつるしてまで劉璋を止めようとしました。そこまでしても劉璋の心は変えられず、王累はそのまま自ら縄を切り、落下して最期を遂げるのです。あくまで最期まで主君は劉璋、それを貫いた最期だと思います。
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留賛
「張嶷・・・・・。武士も納得の最後」
引用元:はじめての三国志TV
留賛は呉の人物ですが、黄巾族との戦いで負傷して足を曲げられなくなってしまいます……後から物凄い方法で曲げられるようにしてしまうのですが。またその戦い方も物凄く、天に向かって歌を歌い(左右の兵士も歌います!)自身にバフをかけつつ(?)戦うという方法で無敗の記録を成し遂げました。
しかし魏のカン丘倹と文欽の反乱の際、行軍するも既に病で歌うことができなかった留賛は死と敗北を悟りました。そんな中、留賛は動けない自分に代わり配下だけでも逃がそうとし、それでも逃げようとしない者には自ら必死で斬りつけるようにして撤退させ、自らは戦死したのでした。正に猛将の最期ではないでしょうか。
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司馬師(目玉ボーン)
司馬師にはコメントがありませんでしたが、またこちらも壮絶なものです。タイトルにもありますが、目玉が飛び出してから亡くなるというものです。何が壮絶って直視したらトラウマになりそうだなって……(こなみ)
そもそも司馬師は目の瘤の手術をしてから余り休まない内に出陣、無理をしたために目が飛び出す……という流れで。それが悪化して死に至ったため、皆さんもどうぞご無理はなさらぬよう、ご自愛くださいませ。
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その他
さてその他でも中々に壮絶な死をいくつもコメントで挙げて下さっていましたが、その中でもこちらをチョイスさせて頂きました。
「贅肉の塊と化して…処刑されて、市場で焼却されど数日燃え続けたと伝えられている董卓。無双でも年々酷くなる醜態成る姿」
引用元:はじめての三国志TV
他にも幾人か挙げて下さっていましたが、改めて見直しても董卓の最期は凄いですね。どことなく恐怖も感じる最期だと思います。もちろんカッコいい意味での、国や主のための壮絶な最期もまた凄いものですが、こういった最期もまた壮絶、と思って董卓の最期を選ばせて頂きました。また別の意味の壮絶、を感じて頂ければ幸いです。
「死亡(脂肪)フラグ也」
引用元:はじめての三国志TV
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三国志ライター センのつぶやき
では最後に、筆者の独断と偏見で選ぶコメントコーナーです。今回はこちらのコメントをご紹介。
「演義の呂蒙。孫権を罵倒し全身から血を噴き出して倒れるという羅貫中の悪意に溢れた描写は凄い」
引用元:はじめての三国志TV
さて何が凄いって、コメントでも言われていますが、こでは三国志演義の創作。羅貫中先生による創作シーンなのです。
そりゃあ創作ならいくらでも壮絶に描写できるだろう……と思うかもしれないのですが、こんな風に描写する必要性はどこに……もうこれ関羽悪霊化してるじゃないか……とまで思ってしまいますね。
それほど当時、関羽は神として扱われるような存在だったのだと思いますが、良くこんな描写思いついたな……ということで、ピックアップさせて頂きました。
今回もありがとうございました。どぼーん。
引用元:はじめての三国志TV
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