キングダム649話雑学 李牧や司馬尚は本当はどんな性格?

2020年7月29日

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kawauso編集長(石原 昌光)

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kawauso編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務めるほか、紙媒体やWebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者・おとぼけ(田畑 雄貴)

コンテンツ制作責任者

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月に「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感していただけることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。

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内容に納得がいかないkawauso様

 

大人気春秋戦国時代漫画キングダム、先週は1回休みでネタが尽きてきたので、グルグル考えた結果、史実の李牧(りぼく)や司馬尚(しばしょう)の性格はどんなだったのかというネタを思いつきました。と言ってもkawausoが勝手に推測するのではなく、それなりに根拠はあります。

kawausoさんのキングダムがキター!

 

では、行ってみましょう!キングダム休載がキターーー!!

 

キングダム649話雑学「中国にも県民性がある」

ガマンする李牧

 

さて、日本にも47都道府県で県民性があるように、中国にも州ごとに住む人々の性格に特徴があると言われています。

李牧や司馬尚がいた趙という国は、古来、并州(へいしゅう)という領域で古くから騎馬民族と国境を接して暮らす人々が多く、生活防衛の必要上から胡服騎射(こふくきしゃ)していました。

騎射の術に長けた騎馬兵士

 

キングダムでも李牧の配下は、全員馬術の達人ですから、その辺りは反映されていますね。

では、并州に住んだ趙の人々の性格とはどんなものでしょうか?

 

キングダム649話雑学「趙の人々の性格とは?」

洛陽城

 

李牧や司馬尚のような趙の人々の性格は以下のようになっています。

 

①優秀なスカウトマンである

②非常事態に同郷人が団結する

③非常に排他的である

 

このように趙の人々の性格を分析してみると、意外にもキングダムのキャラクターの性格に当てはまるのでびっくりしますね。

 

キングダムネタバレ考察

 

キングダム649話雑学「趙三大天を2人もスカウトした李牧」

李牧

 

①の優秀なスカウトマンについては、説明は不用でしょう。

キングダムの李牧は、最初に武神龐煖(ぶしんほうけん)を王騎を餌にして仲間に引き込み、趙の三大天に仕立て上げて趙の戦力アップに使い、最終的に李信にブッコロされるまで使い倒しました。

そればかりではなく、最近では青歌の司馬尚に連絡をつけて、味方に引き込もうとしていますし、史実では司馬尚は李牧の副官ですからスカウトに成功するのは間違いありません。

 

考えてみると、趙峩龍や堯雲も李牧の指揮下で(途中から暴走していましたが)戦っていましたから、スカウト能力にはかなりのものがあるでしょう。

 

実は三国志演義の序盤に登場する丁原(ていげん)は并州人で、呂布(りょふ)や張遼(ちょうりょう)や張揚(ちょうよう)のような并州の人物を登用し、彼らはそれぞれ高い地位についています。

 

キングダム649話雑学「非常事態に李牧に手を貸す司馬尚」

史進(水滸伝)

 

さて②の非常事態に同郷人が団結するというのも、司馬尚はピッタリと当てはまります。

これまで王の招集も拒否し、自分のテリトリーが侵されない限りは戦いに出る様子もない司馬尚ですが、いよいよ秦が鄴(ぎょう)を陥落させて邯鄲を窺う情勢となると黙ってはいられなくなり、李牧の誘いに応じる形になりました。

王允と呂布

 

并州人は危機の時に同郷人を頼みにする傾向があり、三国志演義でも呂布に董卓を殺害させた司徒王允がいますが、呂布も王允も并州人で過去であれば趙の人という事になります。窮地に陥ると同郷人同士で固まるのが趙の人の特徴なのです。

キングダム649話雑学「他国人の力を頼まない排他的な性格」

呉懿と孔明

 

③非常に排他的であるというのも趙の人の特徴です。

これは②の裏返しで行動を起こす時には同郷人だけでやり、余所者(よそもの)は入れない排他性を有しているという意味です。

 

考えてみるとキングダムにおいて李牧は合従軍に参加していながら、こっそりと兵力を抽出して、武関を迂回して蕞(さい)を攻めている事から、他国を信用してない様子が窺えます。

ここも李牧の意図するかしないかに関係なく、排他的で仲間意識が強い趙人の特徴と言えるでしょう。

呂布に暗殺される董卓

 

三国志演義の呂布も無敵の騎馬軍団を率いていますが、それは全て并州人で構成され、余所者は入っていませんでした。しかし、ボスにあたる董卓が洛陽を焼いて長安に遷都すると、より長安に近い涼州の騎兵を重視するようになり、干された呂布は董卓を恨み殺害したという話もあります。

 

李牧は、排他的という意味ではさらに徹底し、郭開の讒言を受けて幽繆王が李牧を解任しようとすると断固拒否し、結果誅殺されたのです。

 

キングダム649話雑学「どこまでもついていく性格」

 

チーム李牧の紅一点と言えばカイネですが、彼女は李牧に心底惚れているようで、李牧が逮捕投獄された時には、弩(ど)が命中して重傷を負っても、李牧を助け出そうと必死でした。

趙人は同郷人同士の絆が強く、三国志演義の有名な猛将の張遼は董卓の元で呂布と同僚でしたが、董卓の死後も呂布についていき、呂布が曹操に降伏するまで10年近く、苦楽を共にしています。

進撃が止まらない張遼

 

しかもこの張遼、調べてみると出身地が雁門(がんもん)なのです・・・

まさにカイネの出身地と同じ所から出てきた人なんですね。

カイネは創作上の人物ですが、まるで図ったように趙人の性格になっているのがスゴイです。

 

キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

今回は、キングダムの登場キャラクター李牧と司馬尚の性格を并州人というカテゴリーに当てはめて考えてみました。参考にしたのは出身地でわかる三国志の法則という本ですが、400年の歳月を超えて意外にも、共通点がありますね。

司馬尚の性格も、やはり同郷人以外は信じないものの李牧については徹底的に信じるような極端な性格かも知れません。

参考文献:出身地でわかる三国志の法則

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。「はじめての三国志」編集長。三国志・中国史を中心に、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を執筆・編集し、当サイトでは4,000本以上の記事を担当。三国志は正史から入ったため、演義を書くときのほうが神経を使うという天邪鬼。故郷・沖縄の歴史に関する勉強会の開催や、ラジオパーソナリティとしての活動も行う。

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