広告

3385名に聞きました!絶対になりたくない刺史は?大調査!

2022年3月26日


 

はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし

絶対になりたくない アンケート

 

募集期間:2021年5月(1週間)

 

海上での戦い10 田豫

 

三国志時代において、役職として刺史と牧があります。刺史は地方の監察官であり、行政権を持っていた役職です。牧は立場は更にその上であったようで、更に軍事権も持っていました。

 

海上での戦い11 田豫

 

まあ軍事権が必要になる地方……ということは、反乱が起きやすく統治が難しいということなのですが……そこで聞いてみました「絶対になりたくない刺史は?」

 

特集バナー 一億二千万人のさんごくし

 

この地方だけは納めたくない、そんな難しい地方はどこでしょうか?

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


【誤植・誤字脱字の報告】 バナー 誤字脱字 報告 330 x 100



【レポート・論文で引用する場合の留意事項】 はじめての三国志レポート引用について



涼州刺史

暴れまわる異民族に困る梁習

 

 

「荊州はまだマシって感じだけど涼州は派遣された側だと民族パンチ喰らいそう」

「異民族の侵入に加えて豪族の反乱が絶えない涼州」

「涼州は、州牧ならともかく、巡察権しか持たない刺史なんてなったら面倒臭くてたまらん」

「涼州は馬騰やら、韓遂やら、辺章やら、なんやらが常に「ヒャッハー!」してるので命がいくつあってもたりない」

「DA·YO·NE!(涼州刺史をポチりながら)」

引用元:はじめての三国志TV

 

曹操を絶対殺すマンとしてなった馬超

 

やはりと言って良いのかどうか、コメントでは涼州刺史を多く見かけました。涼州と言えば馬超が血で血を洗うような戦乱を巻き起こした土地であり、常に治めるのが難しい場所、という印象がぬぐえませんね。

 

蜀馬に乗って戦場を駆け抜ける馬超

 

ここを上手く治めるには住民に慕われるだけでなく、上手な内政バランス管理が必要となることでしょう……あと、後々馬超が来ても心を折らない強い心も。

 

関連記事:諸葛亮の狙いは涼州?北伐における戦略を予想してみた

関連記事:涼州兵も思わずニッコリ?曹操はユーモアに溢れていた

 

馬超特集

 

 

 

并州刺史

羽林騎時代の若き董卓

 

 

「なんとなくうまみがなさそうなのが并州刺史。それ以外の4つはほぼ失敗するが一旗あげられそう」

「并州は人口も少ないし異民族も多いし最悪」

引用元:はじめての三国志TV

 

異民族を倒す若き董卓

 

井州もまた異民族が多く、当地の難しい場所です。因みに董卓が刺史を務めた場所で、おそらく後に後任として丁原が刺史を務めました。つまり董卓丁原呂布、張遼と並々ならぬ武将たちが嘗て集った場所でもあります。

 

魏の移民政策のプロ、田豫(でんよ)

 

そしてここの刺史と言えば田豫さん。かの人ほど上手に異民族相手に統治した人はいません。あのレベルの統治能力が必要という、かなりハイレベルな要求をされる場所です。

 

関連記事:并州 – 三国志登場人物出身地図

関連記事:これは意外!董卓が殺されたのは并州人 vs 涼州人の対立の結果?

 

まだ漢王朝で消耗してるの?

まだ漢王朝で消耗しているの

 

 

荊州刺史

カイ良、カイ越、蔡瑁に初めて会う劉表

 

 

「長雨が続くと水害(ヒゲ殿に水攻めされたり)でしょっちゅう修繕工事に追われ、かと言って天候が良かったらそれはそれで他勢力からの侵攻が怖く、心身共に休まる暇のなさそうな荊州がつらそうかな」

引用元:はじめての三国志TV

 

後継者を決めるのに困っている劉表

 

荊州刺史となると一番に頭を悩ませるのはやはり蜀と呉の対立。またそれ以前でも統治が難しかったらしく、劉表も頭を悩ませていた模様。そして何より荊州は重要な要地でもあるため、常に周辺から狙われているということを念頭に置いて治めなければなりません。

 

 

ずっとずっと続いていく心身にかかり続けるストレスの日々……中々辛い場所ですね。

 

関連記事:諸葛亮は天下三分の計を諦めた?荊州の関羽を見殺しにしたのはなぜ?

関連記事:関羽は馬超を敵視したのではなく利用した?関羽の荊州統治と北伐戦略

 

関羽

 

 

益州刺史

賈詡

 

 

「時期によるかなあ。涼州刺史でも賈詡ゲットできたら大きいし。益州で引き篭もりしたいけど、劉焉が州牧で来られても困るしなあ」

引用元:はじめての三国志TV

 

賈詡

 

こちらのコメントにもあるように、益州は引きこもるのに適した場所です。まあずっと引きこもっていたら問題が起こらないということもなく、コメント通り(最初は交趾に行こうとしたけど)劉エンが「天子の気」に惹かれてやって来るのですが。

 

五斗米道(はじめての三国志)

 

そこからは五斗米道が栄えていくので、宗教団体とのやり取りスキルも求められる場所ですね。

 

関連記事:蜀漢滅亡後の益州で水軍を建造した王濬と計画時点で頓挫した蜀漢の蔣琬、二人の明と暗を分けたものとは?

関連記事:蜀錦を益州ブランドにした諸葛亮の販売戦略

関連記事:楊懐とはどんな人?劉備の益州入りを阻止しようとした将軍

 

三国志主要人物の出身地図

 

 

幽州刺史

三国志を楽しく語るライターセン様

 

幽州刺史にはコメントが見つかりませんでしたが、ここでちょっとご紹介したいのが三国志の後の時代。

 

司馬乂をよく思っていない司馬穎、司馬顒

 

晋の時代に八王の乱というとんでもない身内での争いが起こったのですが、その八王の乱のメンバーの一人、司馬穎が暗殺しようとして失敗したのがこの幽州の王浚です。

 

司馬越

 

王浚は異民族を味方につけ、司馬越と手を組んで司馬エイを打ち破ったとあるように、味方に付ければ強い、敵に回したらもっと強い……そんな異民族がいた場所でもあります。やはり色々な意味で統治は大変そうですね。

 

関連記事:幽州 – 三国志登場人物出身地図

関連記事:劉禅は蜀漢滅亡後どうなった?劉禅と子孫のその後

 

八王の乱

 

 

三国志ライター センのつぶやき

三国志ライター セン

 

さて今回は刺史のお話、しかもどこもかしこも厄介な土地ばかりの刺史のお話でした。「どこもいやだ」と思われた方も多かったかもしれませんね。それだけに、刺史に就任した人の優秀さも垣間見ることができます。

 

そして最後にこちらのコメントをご紹介。

 

 

「なりたくない刺史。刺史奮迅…馬車馬のごとく働かされそう…ナンチャッテ」

引用元:はじめての三国志TV

 

はっはっはっはっは、面白いコメントですね!

お礼にコメント主様を210年の涼州刺史として任命させて頂きます!

 

センさんが三国志沼にドボン a

 

どうぞ刺史奮迅なさって下さいね、どぼーん!

 

関連記事:後漢の人材難極まる!火薬庫涼州の刺史がボンクラ揃い

関連記事:【シミルボン】三国志入門編、刺史と州牧はどう違うの?

 

絶対になりたくない アンケート

 

引用元:はじめての三国志TV

 

 

一億二千万人の三国志

 

 

 

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
セン

セン

両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、 そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。 中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。 神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。 好きな歴史人物: 張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん 何か一言: 歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

-一億二千万人の三国志
-