広告募集
HMR

はじめての三国志

menu

デザイン担当:よりぶりん

劉備と西郷隆盛の共通点って何?

この記事の所要時間: 324

劉備 人望

 

世の中には、徳という不思議な概念があります。

あの人は、そんなに才能があるようには見えないけど、何故か人に好かれる。

或いは仕事に恵まれるという事を人徳があるなどと言います。

 

三国志において、人徳の人と言えば、劉備(りゅうび)ですが、日本にも、

そのあり余る程の徳の力で、維新を実現させた大人物がいます。

 

それが西郷隆盛(さいごう・たかもり)です。

そして、劉備と西郷には、1700年の時の隔たりを越えた

徳という共通点があります。

 

 

 

みずから謀らないで生きた、劉備と西郷隆盛

西郷隆盛 ゆるキャラ

西郷も劉備も、弱肉強食の動乱の時代を生きてきた人物です。

本来なら、居並ぶライバルを蹴散らして、権力の高みを目指すのが

通常の生き方なんでしょうが、二人はまるで違いました。

 

西郷は、自ら、何かを提案するという事がなく、

そういう事は部下に任せて、その部下が力を発揮できるような

環境造りに腐心しました。

 

そして、手柄を立てても、部下の物とし、逆に失敗すると

自分がその責任を被ったのです。

 

自然に西郷の下には、有能な人材があつまり、それが結果として、

西郷の名声を大きくしていったのです。

 

劉備も部下任せ

㈱三国志 劉備 孔明

 

一方の劉備も、漢室の再興という大目的は最期まで、

降ろしませんでしたが、そこまでのビジョンとなると、

ぼんやりとしか持っていませんでした。

 

ただ、自分を必要とする群雄の下で、

手柄を立てたり敗走したりしていただけで

名前ばかりが上がるけど実力が伴いませんでした。

 

それが孔明という逸材を得るや、全てを彼に任せて、

巴蜀の地を得て、三国の一国を得るという奇跡の逆転劇を達成させます。

 

西郷も劉備も、自分で何かをするという事なく、

運命に全てを委ねている間にとてつもない大事業を成し遂げていくのです。

 

 

 

動けば自然に運命が回転する不思議な魅力

西郷隆盛 劉備

 

西郷は、一種独特の勘の持ち主でした。

1868年、鳥羽伏見の戦いで、敗れた徳川慶喜は、蟄居謹慎しますが、

江戸には、なおも数万の幕府軍が控えて士気旺盛です。

 

官軍になった、薩摩がどうやって、江戸を落そうかと議論している頃、

西郷はフイと陣を出て、江戸に向かって歩き出しました。

 

すると、総司令官の西郷が江戸に向かったというので、薩摩の将兵は、

次々に、それについていき、五百名程が先発隊になります。

 

これが、東征軍の始まりで、幕府方は、準備が整わない間に、

西郷が軍を進めたので虚を突かれて大慌てになります。

 

結局、降伏を主張する勝海舟が幕府の責任者となり、

西郷と談判し、江戸城は無血開城して、徳川幕府は瓦解しました。

 

劉備にも備わっている人望力

西遊記 三国志

劉備も、主要な戦いは、大半負けているという戦が下手な人です。

本来なら、「こんな弱い大将、願い下げ」と言って、

皆、その下を去りそうなんですが、まるで反対で、愛想を尽かす、

武将もいなければ、兵士は募集を掛ける度に集まってきました。

 

このような英雄は三国志の世界でも劉備のみでしょう。

劉備が、曹操(そうそう)に敗れた袁紹(えんしょう)の下から

荊州の劉表(りゅうひょう)を頼る時にも、趙雲(ちょううん)や、

関平(かんぺい)、周倉(しゅうそう)のような武将が

引きつけられるように参入していき、負けながら勢力が

充実するという不思議な状態が起きていくのです。

 

 

 

いざという時には、泥も被る非情な決断

劉備玄徳が眩しい理由 三国志

 

西郷も、劉備も一見、手荒な事や、

泥を被るような事はしないように見えますが、

土壇場では、非情な側面を見せる強さもあります。

 

劉備は、劉璋(りゅうしょう)の蜀を獲ろうとして、

計画が露見すると、

 

「これから荊州に帰るから別れの挨拶をしたい」

 

涪水城の楊懐と高沛を騙して宴会を開き、

そこで、彼等が自分を騙し討ちにしようとしたと濡れ衣を着せて

殺してしまい、その兵力と城を奪った事があります。

 

本来ならば、このような汚いやりかたを嫌う劉備ですが、

人生の最期のチャンスとして、どうしても劉璋から蜀を奪うと

決断して、躊躇なく泥を被ったのです。

 

一方の西郷も、徳川慶喜が大政奉還を実現して、天皇に政治を返した

時には、どうあっても武力で徳川を打倒すると画策し、

江戸の薩摩藩士を使って、放火や強盗などのテロを引き起こし、

我慢できなくなった幕府が兵を挙げたのを見て、武力討伐に踏み切り

鳥羽伏見の戦いを引き起こしました。

 

両者とも、これが私利私欲というよりは、世の中を良くする為に、

敢えて、「悪」と言われても断行するという決意があったのです。

周囲の評判を気にして、大事を行えないというような事は、

彼等には、ありませんでした。

 

 

 

最期は「理」よりも「情」に死んだ西郷と劉備

劉備が眩しい 素晴らしい

 

西郷は明治政府の成立後、征韓論を巡って、同郷の大久保利通と

反目して、新政府を去ります。

この時に西郷に同調して政府を去った人々は600名にも上りました。

 

 

 

こちらの記事もよく読まれています

北条氏康 ゆるキャラ 三国志

 

よく読まれてる記事:孫権と同じ三代目で地味な北条氏康

 

ナポレオンと曹操

 

よく読まれてる記事:見た目で比較してもいいですか?曹操とナポレオン

 

シリア 関羽

 

よく読まれてる記事:劉備も関羽もイスラム教徒?中東シリアで流れる三国志アニメ

 

 

この記事を書いた人:kawauso

kawauso

■HN:

kawauso

■自己紹介:

どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。
もちろん、食べるのはサーモンです。

■好きな三国志の人物:

袁術 自分に正直だから、、嘘ゴメン、やっぱ劉備

■幸せを感じる瞬間:

三度のご飯を頂いている時。

■宝くじが当たったら?

自宅を古本屋に改装して嫌な客は追い出す頑固親父になる。

■世界最後の日、あなたは何をしていますか?

明日の朝ごはんの事を考えています。

■出没場所

電脳空間

■何か一言:

実は、kawausoはホログラフで存在しません(嘘)

 

 

この記事のデザインを担当した人:よりぶりん

よりぶりん 三国志

■HN:
よりぶりん

■自己紹介:
イラスト担当のよりぶりんです、ご存じの方もそうでない方も名前だけでも覚えて帰って下さいね。

三国志初心者の新米イラストレーターでございます。

なにとぞ温かい目で見てやってください。宜しくお願い致します

■口癖:
「すいません」 とにかく謝ったら勝ちと思っている腰ぬけです

■集めている物:
漫画本「ワンピース・龍狼伝・浦安鉄筋家族」etc

■幸せを感じる瞬間:
麻雀の牌を触っている時!お風呂に入った時!

■尊敬する人:
麻雀を日本に伝えた人(誰かわからないですが・・・)

■どうしてもこれだけは譲れないもの:
コーヒーが飲めない環境!コーヒーが無いと凶暴になります。

■何か一言:

イラストのリクエスト御座いましたらお気軽どうぞ!
メッセージサイトに頂ければ全力で落書きさせて頂きます(笑)
よりぶりんでした。

関連記事

  1. 王翦の一族はその後どうなるの?秦の中華統一に貢献した一族
  2. 黄巾賊より多い黒山賊100万を率いた張燕(ちょうえん)
  3. これは凄い!司馬尚・龐煖のシバケンコンビがオルド将軍を撃ち砕く?…
  4. 三国志に登場する兄弟最強は誰だ!?三国志最強兄弟賞(SSK)
  5. 王莽(おうもう)史上初、帝位を簒奪した男 
  6. 【三国志ライフハック】好きな事だけを優先してやった曹操
  7. 【結構苦労が多いんです】三国志時代の転職事情が想像以上に複雑だっ…
  8. 63話:去りゆく徐庶が、紹介した大軍師、臥龍、鳳雛って誰のこと?…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 三国志の生みの親であり歴史家の矜持を悩ます歴史書編纂の裏事情
  2. 人材を使いこなす事で天下を取った劉邦
  3. 呉をもっと知りたい貴方へ!これで呉の性格が分かる!呉のトリセツ紹介
  4. 【はじめてのスキッパーキ】どうして?スキッパーキのしっぽ(断尾)の話【第3話】
  5. 架空戦記の走り? 『反三国志演義』を知っていますか?
  6. 【キングダム526話】馬南慈の体験した地獄の雁門とは?

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

【キングダム】驚愕!信の血筋はなんと皇帝に即位していた! 【キングダム】信は大将軍の前に「李信」に改名するの?その理由に迫る! 黄忠や厳顔のような老兵は実際に戦争では最前線に立っていたの? 袁術は実はベトナムに逃げ延びていた!?【歴史ミステリー】 【第8回 幻想少女】難攻不落の第十章攻略が面白い!はまってきました♪ あの甘寧が? 天下二分の計を唱えた三国志一の海賊王 背水の陣は韓信だけではなかった!項羽が使った悲愴の決意を示した行動とは? 孫晧(そんこう)とはどんな人?呉のラストエンペラー「暴君」の名をほしいままにしたが、実は…

おすすめ記事

  1. 袁術が評価される日も近い?スーパー袁術の凄い所7連発!!
  2. 孫呉が天下統一できる可能性が2回もあった!?黒田レンの考察
  3. 【真田丸特集】司馬懿と秀吉、大返しで天下を手繰り寄せる!
  4. 【三国志と梅雨】じめじめ季節のお役立ち情報も紹介
  5. 呂不韋の成功哲学!自ら立てた計画とは?
  6. 【衝撃の事実】国士無双と言われた韓信に子孫がいた?
  7. 楊戯(ようぎ)とはどんな人?季漢輔臣賛を記して蜀の臣下を褒め称えた政治家
  8. 北方の雄・公孫瓚が滅びた原因は○○だ!

はじさん企画

帝政ローマ
広告募集
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP