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楊貴妃(ようきひ)とはどんな人?玄宗皇帝を夢中にさせた世界三大美女

この記事の所要時間: 945




貂蝉

 

中国四大美女と言えば、西施(せいし)、王昭君(おうしょうくん)、

貂蝉(ちょうせん)、そして楊貴妃(ようきひ)だという説もある程、

楊貴妃は、美女の代名詞として知られています。

そして、この四大美女では、特に肉感的な肢体を持つ官能的存在として描かれ

石像の中には、楊貴妃をヌードで表現しているものもあります。

そんな楊貴妃は、一体、どんな人だったのでしょうか?




楊貴妃は蜀に生まれた・・

楊貴妃

 

楊貴妃は、字を玉環(ぎょくかん)と言い、西暦719年、

蜀において生まれました。

父は楊玄淡(よう・げんたん)といい、蜀で下級役人をしていて、

楊貴妃は上に姉3名、兄1人の4女という立場でした。

 

彼女は、生まれた時から、優れた美貌を持っていたようです。

蜀に住んでいた昔、張という人相見がやってきて、

楊玉環の顔を見ると驚き、

 

「こんなに富貴な人相は見た事がない、

きっと皇后の位に登りましょう」

 

と予言して周囲を喜ばせました。

 

また、たまたま近くにいた楊玉環の従兄の

楊国忠(よう・こくちゅう)の人相を見るや

 

「あなたも、何年も王朝の実権を握る事でしょう」

 

予言をしています。

 

この二つの予言は、的中し、またその為に楊玉環は

悲劇に見舞われますが、それは、おいおい説明すると致しましょう。




楊玉環、玄宗皇帝の18男、寿王の妃になる

 

photo credit: Dandelion via photopin (license)

photo credit: Dandelion via photopin (license)

 

美しく成長した楊玉環は、十六歳で故郷の蜀を離れ、唐の帝都である

長安へと向かいます、それは、玄宗(げんそう)皇帝の18男の

寿王(じゅおう)の妃になる為でした。

この寿王は18男ながら、玄宗の妃である武恵妃の子で皇太子と目されていました。

順調に行けば、楊玉環は寿王の妃として皇后になる筈でしたが、

西暦737年、武恵妃が病気で死ぬというハプニングが起こります。

 

この事により、寿王は皇位レースから外れ、皇太子には宦官の高力士が推す、

李璵(りこう)が立てられる事になります。

 

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西暦740年、21歳の楊玉環、温泉で玄宗に見染められる

 

こうして、皇后になる予言が吹きとんだかに見えた楊玉環ですが、

運命は意外な所から彼女を皇后の位へと引き上げます。

 

寵愛していた武恵妃を失った玄宗は、完全に塞ぎこんでいました。

時に玄宗は56歳、以前は名君とたたえられた玄宗も治世の後半は

政治に飽きて、趣味と女に没頭する暗君に落ちていました。

 

その玄宗に、お気に入りの宦官の高力士が囁きます。

 

「寿王の妃に楊玉環という女がおりますが、武恵妃さまに

よく似ておられますぞ、、一度お召しになっては?」

 

それを聞いた玄宗は、藁にもすがる思いで楊玉環を呼び出したのです。

もっとも、自分の息子の妃をそのままの立場で呼ぶのは体裁が悪いので

楊玉環を女冠(じょかん)という女道士に任命して仕事として呼んだのです。

その時、玉環には、太真(たいしん)という道号が与えられました。

 

場所は長安の東にある温泉宮でした。

文字通り温泉が湧いている保養地で

玄宗は、ここで後宮の美女を湯浴みさせて、

その裸体を見ながらウヒョな骨休めをしていました。

 

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芸術家肌で物怖じしない楊玉環に玄宗はフォーリンラブ

photo credit: Sakura HK via photopin (license)

photo credit: Sakura HK via photopin (license)

 

そこへ呼び出された楊玉環は気前よくバーッと脱いで、

オールヌードでやってきます。

 

(おらおら、スケベ親父、自分の息子の妃を温泉に呼びつけるなんて

なんちゅう色ボケじゃ!!見たいなら好きなだけ見ろや!)

 

楊玉環としては、そういう挑戦的な態度だったのかも知れません。

 

彼女は、よく言えば、豊満、悪く言えばデブでしたが、

皇帝、玄宗の前に出ても堂々としていて少しも媚びを売る所がありません。

 

玄宗は、何十年も皇帝をしていて、世の美女は見あきています。

そして、女性が己の為につく嘘や媚びも知り尽くしています。

 

その玄宗の目には、もの怖じせず、自分の意見をハッキリ言う、

初々しい楊玉環は、全く新しいタイプの女性に映りました。

しかも、芸術家肌の玄宗と同じく、楊玉環も舞踊や音楽に詳しく

突っ込んだ話は、何時間にも及びます。

 

玄宗は、すでに彼女に心を奪われた自分に気づきます。

 

Yes fall in loveです。

 

略奪愛・・玄宗、寿王から楊玉環を取り上げる・・

photo credit: Blurred via photopin (license)

photo credit: Blurred via photopin (license)

 

楊玉環に夢中になった玄宗は、もう彼女を寿王に返す事は出来ません。

そのまま、女冠として宮中の太真宮に移り住みます。

ここは、道士が住んでいた場所であるようです。

 

やがて、ここからうやむやな間に後宮に移り事実上、

玄宗の妃として振る舞うようになりました。

一度は閉ざされた皇后への道が不思議な縁から開き始めます。

 

 

西暦745年、貴妃の位を授けられ、一族も高位に登る・・

photo credit: Iris via photopin (license)

photo credit: Iris via photopin (license)

 

後宮に入った彼女は意外にも、人気者だったようです。

天真爛漫で利発な楊玉環は、物腰が柔らかく、

後宮に敵を造るような態度を取る事もありませんでした。

 

元々、政略とか自分の権力に関心がある女性ではないので、

周囲も気を許し、和気あいあいになったのかも知れません。

 

それは玄宗の意にかなう事でもあり、玄宗はますます彼女を愛します。

西暦745年、26歳の楊玉環は貴妃(きひ)の位を授けられ皇后になります。

少女の頃に、人相見が予言した事が的中したのです。

 

それと同時に、蜀で貧しい暮らしをしていた楊一族は

長安に呼び出され高い位を授けられます。

 

亡くなっていた父の楊玄淡は兵部尚書、母の李氏は

涼国夫人に追贈され、叔父の楊玄珪(よう・げんけい)は光祿卿。

兄の楊銛(よう・てん)は殿中少監、従兄の楊錡(ようき)は

駙馬都尉にそれぞれ昇進し、、、

 

3名の姉は、それぞれ、韓国(かんこく)夫人、

虢国(かくこく)夫人、秦国(しんこく)夫人となりました。

そして、楊錡は個人的にも、玄宗に気に入られ、

玄宗の愛娘の大華(だいか)公主との結婚が許されて皇族になります。

 

このように、楊貴妃の3名の姉と兄と従兄は、楊氏の五家となり、

唐王朝で外戚として権力を振るうようになります。

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