ログイン | 無料ユーザー登録


朝まで三国志
三国志の死因


はじめての三国志

menu

はじめての漢

梁興(りょうこう)とはどんな人?魏も漢もクソ喰らえ!野望のままに自由人




梁興

※こちらの記事は「大戦乱!!三国志バトル」専用オリジナルコンテンツです。

 

梁興(りょうこう)は、字(あざな)も生まれた年も定かではありません。

個人の伝もなく、その活躍の記録は、三国志蜀志、「馬超(ばちょう)伝」や

魏志「夏侯淵(かこうえん)伝」「徐晃(じょこう)伝」「張郃(ちょうこう)伝」

鄭渾(ていこん)伝」などで見る事が出来ます。

彼の人生には生まれ落ちた涼州の特徴が大きく影響しています。

それは、容易に支配者の権威には服さない遊牧民としてのプライドでした。




中華十三州でも特異な土地である涼州

%e9%87%8e%e6%9c%9b%e3%81%ae%e3%81%be%e3%81%be%e3%81%ab%e8%87%aa%e7%94%b1%e3%81%ab%e7%94%9f%e3%81%8d%e3%81%9f%e6%a2%81%e8%88%8802-%e6%a2%81%e8%88%88

 

涼州は、他の州とは違う大きく際立った特徴があります。

それは土地が痩せていて、農作物が獲れない代わりに、

牧草が生い茂り家畜の生育に適しているという事です。

 

その為に、この土地には農耕をしないか或いは半農半牧の

遊牧民が大勢暮らし漢民族は少数派でした。

人口も四十万に満たないのに、領域は西域への玄関口である敦煌(とんこう)までと

広く広大な土地に人がまばらに住むという状態、当然のように多くの住民は騎馬民族であり

漢の統治が弱ると度々反乱を起こしました。




後漢の末に大暴れした関中十部の一人 梁興(りょうこう)

梁興

 

梁興が登場したのは、そんな漢族の支配力が弱った後漢の末でした。

どうやら梁興は、涼州の軍閥、関中十部(せきちゅう・じゅうぶ)の一人として割拠し

漢王朝のコントロールから抜け出し、各地で略奪を繰り返していた人物のようです。

 

この涼州には、韓遂(かんすい)という三十年もの間、後漢にも

曹操(そうそう)にも抗い続けた軍閥の親玉がいました。

そして、韓遂と双璧の関係で馬騰(ばとう)も広く涼州に根城を持ちます。

関中十部は、この韓遂馬騰に同盟、或いは臣従する形で、

独立を維持し漢族の支配から抜けようとしていました。

 

関中十部の錚々たる面子とは?

梁興 馬騰

 

関中十部には、最もメジャーな韓遂馬騰以外に、

侯選(こうせん)、張横(ちょうおう)、程銀(ていぎん)、成宜(せいぎ)、

李堪(りかん)、 馬玩(ばがん)、梁興、楊秋(ようしゅう)の八名がいます。

まあ、多くの読者が「誰それ?」という感じでしょうが仕方ありません。

 

三国志演義では、この八名が「手下八部」と呼ばれ纏めて、

韓遂の家来、旗本のような扱いですが、実際には、この八名も軍閥として、

涼州にそれぞれ、数千家程度の私民を持っていた事でしょう。

 

韓遂と馬超は手を組んで曹操を追いつめるが離間の計で敗れる

馬騰 曹操

 

韓遂と馬騰は、やがて仲違いし関係は修復不可能になり、

馬騰の方は、曹操の軍門に降っていきました。

 

しかし、涼州には御曹司の馬超が残留していて、

この馬超が父とは敵同士の韓遂と手を組んで曹操に反旗を翻します。

 

これが、西暦211年の潼関(どうかん)の戦いで東の長安を落とそうと狙う、

韓遂・馬超コンビの10万の精兵に曹操は大苦戦し、

今更ながらに厄介な騎馬民族の力を思い知る事になります。

 

ここで梁興は5000の騎兵を率いて、黄河を渡河して陣地を造ろうとしていた

朱霊(しゅれい)徐晃の歩騎、4000人に襲い掛かって阻止しようとしますが、

あっさり撃退されて陣地を構築されました。

 

戦線は圧倒的な馬超の騎兵の前に曹操の防戦一方で推移しますが、

たかが曹操、されど曹操で、軍師賈詡(かく)の進言を入れて、

手紙を用いて韓遂と馬超の仲を疑心暗鬼にさせると、

一枚岩だった韓遂と馬超の連合軍は脆くも崩壊し、戦争は、

曹操軍の圧勝に終わってしまいます。

 

俺の仕事はここからよォ!それでも暴れまわる梁興

梁興

 

ですが、韓遂と馬超が仲違いし、関中十部の軍閥が一部曹操に降伏しても

梁興は負けずに諸県を荒らしては略奪を続けます。

大ボスが消えても暴れ回る辺りに、梁興の蛮勇が透けてみえます。

ただの韓遂や馬超の腰巾着では無かったのです。

 

その猛威に、涼州の守備軍は対抗できず、険しい土地に遷都して

砦に籠って我が身を守ろうという意見が大勢を占める程でした。

 

左馮翊、鄭渾、梁興の暴力に対峙する

梁興

 

ところが左馮翊(さひょうよく)に任命されていた鄭渾(ていこん)は、

それでは梁興を勢いづかせるだけで問題の解決にはならない」と強く反対、

住民を励まして砦を修理させ「梁興の暴力には屈しない」という

力強いメッセージを送ります。

 

そして、涼州の民を集めて梁興の討伐軍を編成して、周辺の賊を退治します。

その時、鄭渾は、「賊から戦利品を得た者は、その7割を与える」としたので、

民兵のやる気は増幅し戦利品欲しさに各地で賊を打ち破りました。

 

sp_title01

 

 

魏も漢もクソ喰らえ!野望のままに自由に生きた梁興(りょうこう)

の続きは、「大戦乱!!三国志バトル」内のページで読めます。

続きが気になる方は、「大戦乱!!三国志バトル」を登録しよう!




kawauso

kawauso

投稿者の記事一覧

三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

関連記事

  1. 騎射の術に長けた騎馬兵士 羽林騎(うりんき)とは何?董卓を輩出した近衛部隊を分かりやすく解…
  2. 司馬懿と魏延 【防御力倍増!】三国志野戦陣営の造り方を解説
  3. 歳をとっても元気な孔明 本当に病弱?実は健康に自信があった孔明、寿命を縮めた大誤算とは?…
  4. 阿会喃(あかいなん)と孔明 阿会喃、死んだらあかいなん!!孔明に裏切られた良い蛮族
  5. 三国志大学 曹操 【留年っていいな♪】 魏の大学には落第生ばかり!!その意外な理由…
  6. 曹操は褒め上手 【シミルボン】元祖、褒めて伸ばす!曹操のヨイショ作戦が止まらない…
  7. 袁術が皇帝になることを辞めさせようとする閻象 閻象とはどんな人?袁術の暴挙を止めようとした恐れを知らない人物
  8. 水魚の交わり 【保存版】三国志に登場する兄弟をドーンと紹介!!【三國志兄弟物語…

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 蒋琬(しょうえん)
  2. 強くなる関羽
  3. キングダム54巻amazon
  4. 孔明
  5. おんな城主 直虎
  6. 夷陵の戦いで負ける劉備
  7. 「斉」の旗を持った兵士
  8. 王允と呂布

おすすめ記事

  1. 秦宓(しんふく)とはどんな人?口先プロフェッショナルの人生
  2. 59話:文武両道、義侠心に厚い漢 徐庶(じょ しょ)は劉備と出逢う 徐庶と出会う劉備
  3. 体裁に騙されるな!陳寿が劉備以外を貶していた件 晋の陳寿
  4. 【蜀軍キラー】劉備・孔明を恐れさせた張郃の対蜀戦での戦歴
  5. 石田三成(いしだみつなり)とはどんな人?戦術が苦手で人から嫌われてたけど秀吉の大事な家臣で友人思いの人だった!!
  6. 劉備も関羽もイスラム教徒?中東シリアで流れる三国志アニメ シリア 関羽

三國志雑学

  1. 関羽と張飛と劉備
  2. 趙雲 三尖刀
  3. 戦死 霊柩車 槥
  4. 劉備の黒歴史


“ながら三国志音声コンテンツ開始" “はじめての三国志コメント機能" “はじめての三国志150万PV" “はじめての三国志Youtubeチャンネル" “広告募集" “誤字・脱字・誤植などの報告フォーム"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 空腹の三国志の兵士
  2. 卞夫人 曹操
  3. kawauso編集長
  4. 卑弥呼
  5. 千利休
  6. 于禁を虐める曹丕
  7. 楊貴妃
  8. 袁術と呂布

おすすめ記事

まさにバーリトゥード!首絞め、刺殺、兜取り!何でもありだった。リアルな三国志の一騎打ちで馬超をフルボッコにした男がいた! 三国時代やキングダムの時代にもお風呂はあったの? 典韋にボコボコにされる成廉 典韋は斧を正史三国志で振り回してない!!ってほんと 趙姫 曹操の妻はどんな人達だったの?13人を紹介 Part4 【お知らせ】はじめての三国志メモリーズに3名の猛将を追加しました 小早川隆景(こばやかわ たかかげ)とはどんな人?毛利を支えた三本の矢 西園寺公望 西園寺公望とはどんな人?最後の元老であり教育者としての評価は? 三国志大学を目指す曹操 若き日の曹操の優れた危機察知能力と後漢王朝への忠義心

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志

ながら三国志音声コンテンツ
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集 誤字・脱字・誤植などの報告フォーム はじめての三国志コメント機能
“水滸伝"

“三国志人物事典"

“はじめての三国志コメント機能"
PAGE TOP