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三国志の雑学

図解でよくわかる夷陵の戦いと趙雲の重要性

陸遜


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劉備 黒歴史

 

三国志を読んでいると、特に合戦のシーンでイメージが掴みにくい事があります。

それは、基本的に文字だけでは、戦場の地形を思い浮かべるのが難しいからです。

特に、複雑な経緯を辿る戦いだと、始まりと結果しか分らないという事が起こりがち

そこで、今回は劉備(りゅうび)最後の戦争、夷陵の戦いについて図で解説します。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:【三国志あるある】懐かしい!と思った人は40代!昭和では当たり前だった三国志事情


西暦221年、七月、劉備は呉討伐の軍を起こす。

夷陵の戦い1

 

西暦221年の七月、劉備は延び延びになっていた、

義弟、関羽(かんう)の仇討の為に呉討伐の軍勢を起こします。

 

蜀の兵力は三国志演義では75万ですが、宋の時代に編纂された

資治通鑑(しじつがん)では4万人とあります。

また、それを迎え撃つ呉は5万の兵力であるとされています。

 

スターティングメンバーは、呉班(ごはん)、馮習(ふうしゅう)

張南(ちょうなん)、傅肜(ふとう)、輔匡(ほきょう)、趙融(ちょうゆう)

廖化(りょうか)、向寵(しょうちょう)、陳到(ちんとう)、陳式(ちんしき)

李朝(りちょう)、程畿(ていき)、馬良(ばりょう)、王甫(おうほ)、

黄権(こうけん)、龐林(ほうりん)、杜路(とろ)、劉寧(りゅうねい)

趙雲(ちょううん)、馬忠(ばちゅう)という大掛かりなものです。

 

馮習が総司令官、劉備が総大将となります。

 

兵を集めた劉備は、江州に趙雲を残し、永安に向かい出発します。

その先には、巫(ふ)城と秭帰(しき)城があり

李異(りい)と劉阿(りゅうあ)、陸議(りくぎ)が守備していました。


劉備、呉班と馮習を派遣して、巫城と秭帰城を陥落!

夷陵の戦い2

劉備は、呉班と馮習を派遣して、李異と劉阿が守る巫城と秭帰城を陥落させます。

李異と劉阿は退却、まさに神速のスピードでした。

夷陵の戦い3

 

劉備は、秭帰城に進軍し、そこから漢江を通り、呉班と陳式を船で移動させ

夷陵(いりょう)を抑えにかかります。

さらに劉備は陸路を取って兵を勧め、呉班と陳式を囮に陸遜(りくそん)

誘いこもうと画策しますが、陸遜は陽動作戦を見破り誘乗りませんでした。

 

関連記事:【夷陵の戦い】なぜ劉備は陸遜にフルボッコされたの?大敗北を考察

関連記事:何で陸遜は呉書の単独伝で記述されているのに蜀書の孔明の単独伝よりも地味なの?


蜀軍、夷道の孫桓を包囲して猛攻撃するが陸遜は援軍を出さず

夷陵の戦い4

 

蜀軍は夷陵を制圧し、次々と駐屯地を造りあげます。

そして、全軍を挙げて夷道の孫桓(そんかん)を包囲して攻撃しました。

孫桓は堪らず陸遜に援軍を要請しますが、孫桓が持ちこたえられると

読んだ陸遜は援軍を送りませんでした。

 

陸遜を軽く見ていた、韓当(かんとう)徐盛(じょせい)

宋謙(そうけん)という猛将はこれで呉もオシマイだと落胆したと言われます。

さらに劉備は、馬良を武陵蛮に派遣して沙摩柯(しゃまか)を扇動して、

呉の後方を攪乱する計略も実施します。


劉備は黄権の反対を押し切り、夷陵まで出陣する

 

西暦222年、気候が温暖になるのを待ち、劉備は駐屯していた

秭帰城から出陣し夷陵まで進むと言いだします。

 

夷陵の戦い5

 

黄権は劉備の行動に難色を示します。

 

「夷陵まで進むと、撤退が困難であるので

それは私達に任せ陛下は後方に居て下さい」

 

しかし、劉備は聞かず黄権を長江の北岸に配置して、

自身も夷陵に駐屯しました。

 

西暦222年6月、陸遜、火計で蜀軍を焼き払う

 

西暦222年6月、前線が延び切り、疲れが見えた蜀軍の陣地に、

陸遜(りくそん)は攻撃を仕掛け失敗します。

ですが、そこで、陸遜は蜀軍の陣地が近づきすぎており、

火計を仕掛ければ陣地を焼き払えると判断、夜中に河を遡り、

蜀軍の40以上の陣地に火を射かけるとまたたく間に燃え上がりました。

 

夷陵の戦い6

 

劉備は後方で、火の手があがると、混乱を収拾しようと撤退を開始、

馬鞍山まで退いて陣を構築しますが、怒涛の呉軍の攻撃で再び大敗します。

この敗戦が致命傷になり、蜀軍は再起不能になり大混乱に陥りました。

 

蜀軍の包囲を解いた孫桓は、城を撃って出て、逃げまどう蜀軍の退路を断ちながら

狙い撃ち、その結果、総司令官、馮習を始め、張南、傅肜、程畿、馬良

武陵蛮で蜂起した沙摩柯が戦死、さらに、劉備に深追いを戒めていた黄権は

退却が間に合わず魏に降伏して捕虜になり、龐林、杜路、劉寧という面々も

同様の運命を辿る事になります。

 

執拗に迫る呉軍、劉備は狭い桟道をくぐって逃げていく

 

劉備は、呉の追手をかわしながら、益州に向かい、落ちていきます。

 

夷陵の戦い7

呉軍の追求は緩まず、劉備の首を獲らんと、大挙して追いかけてきます。

劉備は信陵(しんりょう)、秭帰城、巫(ふ)城と通過し最後には、

白帝城に逃げ込んでこの地を永安と改名しました。

 

夷陵の戦い8

絶対絶命の窮地を救ったのは、劉備の出兵に反対して江州で留守番を

していた趙雲でした、敗戦を知った彼は独断で兵を動かし永安に到着

追いすがる呉軍を威嚇して劉備を守ったのです。

 

劉備

 

ですが、蜀軍は壊滅状態で捕虜も戦死者も数万という大損害を受け、

劉備も虚しく人生の幕を下ろす事になります。

 

関連記事:現代医学からみた劉備玄徳の死因…驚愕の真実が発覚!!

関連記事:実は大激戦だった!劉備の蜀獲りを地図で見ると意外なこともわかる!

 

三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

地図で見てみると、蜀から、外へ出る為には、漢中から秦嶺山脈を北に

長安に向かい抜ける方法と、永安から水路を通り、江陵に抜ける

二つのルートがある事が分ります。

 

しかも、永安ルートは水路なので、秦嶺ルートよりは、ずっと楽に

先に進む事が出来るのです。

後に蔣琬(しょうえん)は、漢中ルートではなくこの永安ルートから

魏を攻めようと計画した事があります。

ですが、退却が難しいと反対された事と健康状態の悪化で実現しませんでした。

 

関連記事:献帝死亡説を利用した?劉備が漢中王に即位したのは孔明と法正の入れ知恵の可能性が浮上!

関連記事:孟達に全てがかかっていた!諸葛孔明の北伐は成功したかも?

 

関羽の弔い合戦「夷陵の戦い」を分析
夷陵の戦い

 

kawauso

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三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

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