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執筆者:kawauso

【キングダム】昌平君と媧燐は生き別れの姉弟?そこから導かれる悲しい最後

この記事の所要時間: 345




函谷関

 

合従軍編では見事な陽動戦術を見せて、函谷関(かんこくかん)の秦軍を

一時窮地に陥れ、また、楚の総大将汗明(かんめい)と一騎打ち中の蒙武(もうぶ)を

狙撃させて伯仲している戦況を覆そうとするなど、手段を選ばない戦術で活躍し、

今は李園(りえん)と共に楚の宰相になった媧燐(かりん)

 

媧燐

 

イケイケのゴッドねーちゃんとして悩みなど(デカイ事を除き)無さそうな

彼女ですが、実は誰にも言えない辛い過去がありました。

それは子供の頃に生き分かれた弟の事、そして、この事は昌平君離反の

大きな原因になるような気がするのです。

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

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春申君を暗殺した李園が媧燐に宰相就任を要請する

 

合従軍編の後、楚では政変が起きて孝烈王(こうれつおう)の死後、

宰相だった春申君(しゅんしんくん)が、部下の李園(りえん)に

殺される事態になっていました。

 

※キングダム 楚の宰相、春申君の最後が残念すぎる

 

キングダム 楚の宰相、春申君の最後が残念すぎる

 

李園の妹は、元は春申君の妾でしたが、身籠ったので子供が出来ない

孝烈王の妃として春申君が送り込み無事に出産、子供は孝烈王の子供として

王位継承者になろうとしていました。

 

春申君が、このような行為に及んだのは、孝烈王の弟が人殺しを趣味とする

異常性格者であり、このまま後継ぎが生まれず、王弟が楚を継ぐと

楚国の将来に重大な危機が訪れると考えたからです。

 

しかし、春申君は土壇場で考えを変えて、王弟を即位させようとします。

無断で楚王の血統を絶やす事を恐れたのですが、李園としては、

王弟が即位したら、子供を産んだ妹は間違いなく殺されると、それに反対、

お互いに刺客を放って殺し合いを演じた結果、李園が生き残りました。

 

王が死に、新しい楚王は幼く、宰相まで死んで弱体化した楚を立て直すべく

李園は廉頗(れんぱ)将軍を仲介して媧燐を呼び出し、宰相就任を要請します。

通常一人の宰相を二名にして楚を強力な体制にしたいと考えたのです。




身内可愛さに春申君を殺したのか?と言った媧燐に李園が反論する

 

媧燐は、妹の身を守る為に春申君を殺したと言う李園を笑います。

政治でも戦争でもドライな媧燐には、妹可愛さに楚に緊急事態を呼び込んだ

李園の感情的行動が、あまりにもナイーブに見えたのでしょう。

 

しかし、李園は、何故笑うと言い・・

 

「あなただって、生き分かれの弟を探して

戦場をさまよったのではないか?」と告げます。

 

それを聞いた媧燐は表情を硬直させました、

余程触れて欲しくない過去だったのでしょう。

 

李園はすぐに他意は無かったと謝罪していますが、

結局、媧燐は要請を受けて楚の宰相に就任しています。

 

関連記事:キングダムの昌平君(しょうへいくん)は、なぜ秦を裏切るの?実在した男の数奇な運命

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楚の公子という以外には何も分らない昌平君の履歴

昌平君2

(画像引用元:キングダム-英雄の系譜-

 

さて、楚の人と言えば、秦で現在、最高指揮官をしている昌平君が浮かびます。

この人物は今でこそ、秦にいますが、元は人質として楚から秦に送り込まれた人です。

史実では紀元前223年、楚王・負芻(ふすう)が秦に捕えられて楚が滅亡した後、

楚の項燕大将軍により淮南で即位して楚王になる人物なのです。

 

さらに、この昌平君、楚の公子とは言え、楚王の誰の子であるか?などの

出自がまるで不明なのです。

このような記述の場合、考えようによっては、楚王が秦の人質として使い捨てに

する為に、みなし子の昌平君を養育し、ある程度の教育を施して、

秦に送りこんだという仮定を設ける事も可能です。

 

だとするならば、昌平君と媧燐が生き別れの姉弟であったという事も、

無理筋ではなくなるのです。

 

姉である媧燐の死で楚に対する愛国心が戻る昌平君

 

楚は紀元前224年以後、王翦が60万の大軍で攻めよせた事で防戦一方になります。

どんどん南に追い込まれるので、その途中で、項翼や白麗、媧燐も戦死する

運命を避ける事は出来ないでしょう。

何しろ、楚戦の次の斉との戦いは、ただ包囲して斉王が降伏して終わりです。

事実上のクライマックスは、対楚戦ですから、その被害は凄まじくなるでしょう。

「例え、残り三戸になろうと秦を滅ぼすのは楚」という遺言を

項燕に吐かせる程の大破壊の嵐が吹き荒れるのです。

 

媧燐と昌平君は逢えるのか?それはまるで分りませんが、

その昌平君の最期は、涙なしには語れないモノになるに違いありません。

 

キングダムウォッチャーkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

キングダムは時折、漫画の中にナレーションが入りますが、

いよいよ、昌平君が秦を裏切る時には、以下のようなナレーションが

入る可能性もあります。

 

「昌平君は若くして人質として秦に赴き、

秦で頭角を現して相国となり 嫪毐(ろうあい)が背くと昌文君と共に鎮圧した。

しかし、彼の家族、親類、縁者についての記述は史記にはない」

 

事実、記録されているのは人質として秦に入った事だけで、

それ以外の秦に入る以前の記録はないのですから、彼が媧燐の弟

であったとしても別に問題はないわけです。

 

もっとも媧燐自体は架空の人物なので、そこは創作臭くなるのは

否めないのですが、現実として、どうして昌平君が秦に叛いて楚に戻るのか?

その真相は解明されていないのですから、魅力的なドラマとして、

そこに悲しい姉弟愛があった、というのもありではないかと思います。

 

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三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

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