荀爽(じゅんそう)とはどんな人?たった95日で三公にスピード出世した荀彧の叔父


 

曹操を筆頭にして家臣達にも数え切れない程、優秀な人材たちが溢れておりました。

一例として我が子房(しぼう)としてめちゃくちゃ褒められた荀彧(じゅんいく)

荀攸(じゅんゆう)、郭嘉や程昱(ていいく)などの参謀集団や張遼(ちょうりょう)や于禁(うきん)、

徐晃(じょこう)らの将軍達。

さらに曹操の一族の中にも優秀な人材がいて夏侯惇(かこうとん)や夏侯淵(かこうえん)、

曹仁(そうじん)曹洪(そうこう)らがおりました。

今回紹介するのは彼ら曹家に仕えていた武将や文官ではなく、

彼らのオヤジ達も非常に優秀で息子たちと比較しても遜色ないほどの人物達でした。

 

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関連記事:軍師・荀攸と曹操の懐刀・荀彧が曹操の公就任に反対していればどうなったの!?


陳羣のオヤジもじいちゃんもおじさんもとんでもない人物だった

 

陳羣(ちんぐん)は魏の文官として活躍した人物で、

新しい人事制度である九品官人法(きゅうじんかんじんほう)を制定した人物として

知られる人です。

彼は魏の名政治家と言っていい人物ですが、

彼のオヤジ・おじいちゃん・おじさん全て陳羣に負けないとんでもない人物でした。

陳羣のおじいちゃんの名前を陳寔(ちんしょく)といい当時の名士として有名な人物でした。

また陳羣のオヤジの名前を陳紀(ちんき)と言い、

おじさんの名前を陳諶(ちんしん)と言いました。

彼ら二人も陳寔と同じく有名な人物で後漢王朝で知らない人はいないくらいの大物でした。

特にすごいのが陳羣のじいちゃん・陳寔です。

彼は当時の後漢王朝の政治を批判したことから後漢王朝から遠ざけられてしまい、

彼も官職に就くことなく山にこもって生活を営むようになりますが、

彼を慕う多くの人が集まったそうです。

また陳寔が亡くなった時、彼の葬式に集まった人数はなんと数万人が集まったそうで、

彼が後漢王朝でどれだけ人気があったかを伺うことができるのではないのでしょうか。


荀彧の叔父さんはたった95日で三公へ

 

曹操の参謀役として活躍した荀彧。

彼の叔父さんも陳羣の祖父と同じくとんでもない人物でした。

なんと95日で三公に登るほどの人物だったのです。

荀彧の叔父さんの名前は荀爽(じゅんそう)と言います。

幼少期から勉学に励み12歳で春秋と論語をマスターするほどの秀才ボーイでした。

そんな彼は古学の研究を勧めており、

後漢王朝から仕官しなさいと言われても一切拒否して古学研究に没頭しておりました。

しかし董卓が後漢王朝の政権を握ると彼も荀爽を召し出そうとします。

荀爽は董卓の誘いから逃れるために逃亡しようとしますが、

家に董卓の役人が来ていたので逃亡することができず、

致し方なく董卓につかえることにします。

 

北伐の真実に迫る


三公の位に登るまでの道のりとは

 

荀爽は董卓から平原の相に任命されたために任地へ赴こうと家を出ます。

すると平原へ赴任している途中に再度董卓「光禄勲(こうろくくん)に任命するから

中央へ戻ってきて欲しい」と伝えれます。

荀爽は董卓の命令を聞いて長安へ向かい光禄勲の官職をもらい勤務。

しかし三日たったある日再び董卓から「君を三公にするからそんな仕事はしなくていい」と

再び命令がやってきます。

こうして彼は三公へ就任することになり、三公就任までに要した時間はたった95日です。

董卓が権力を握っていた時代に最速で三公に登った人物と言えるのではないのでしょうか。


  

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

番外編として荀彧の祖父にあたる荀淑(じゅんしゅく)という人物も官位こそ低かったものの、

後漢王朝の中期においてかなり有名な人物であったそうです。

三国志に登場した有名人達はそれぞれ偉業を成し遂げて名を歴史に記されておりますが、

三国志に登場した有名人の叔父さんやオヤジ達も歴史に名を留めるほど優れた人物だとお分かりいただけたと思います。

こういうちょっと違う角度から三国志を見ても面白いかもしれませんね。

 

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志魏書3 今鷹真・井波律子著など^

 

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