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【ネタバレ注意】キングダム541話 預言の地 レビュー&今後予想

2017年12月14日


 

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さて、大人気春秋戦国時代漫画、キングダムのネタバレレビューを行いましょう。

前回は、右翼の戦場に中央の李牧(りぼく)から、かつて趙の三大天、

藺相如(りんそうじょ)の武を務めた猛将、堯雲(ぎょううん)の率いる

1万人が出現した所で終わりになっていました。

そうなると、今回はいかに堯雲が強いかをPRする「煽り回」になりそうですが、

どんな話になっているのか、さっそくレビューしてみましょう。

 

※注意:この記事はキングダム541話、ネタバレが含まれています。

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

前回記事:【ネタバレ注意】キングダム540話 消耗戦 レビュー&今後予想

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム541話ネタバレレビュー 塩殿が堯雲を熱く語る

 

堯雲の援軍で意気上がる趙軍ですが、

そこで、無名の塩(えん)という部隊長が、堯雲について熱く語っています。

それによると、堯雲の軍勢の核は、2000の騎兵であり「雷雲」と命名された

藺相如の時代からの生え抜きの軍勢であるようです。

つまり、王賁(おうほん)と亜光(あこう)を苦しめるのは、

この堯雲直属の雷雲騎兵という事ですね。

 

そして、塩殿の口から、かつての趙の三大天、藺相如の突然の最期が語られます。

キングダムにおいては、藺相如は実力絶頂の時に若くして病死のようです。

それまで元気だったものが突然に死去したので、趙では、藺相如を幻の三大天と、

呼んでいるようです。

 

もちろん取り残された、部下、堯雲の悲しみは深く、邯鄲中の人間が、

堯雲の慟哭を聴いた程でした。

 

キングダム541話ネタバレレビュー 藺家十傑、続々殉死!

 

まあ、藺相如という人は、相当に部下に慕われた人のようで、

堯雲や趙峩龍(ちょう・がりゅう)だけでなく藺家十傑という豪傑がいたようですが、

藺相如の死でショックを受け、自ら激戦に身を投じて、次々と戦死したそうで

残ったのは趙峩龍と堯雲の二人だけという壮絶な有様になってしまった模様・・

 

おいおい、じゃあ、趙峩龍と堯雲は、藺相如の事より自分の命が大事だと

思っていたって事?と思いそうですが、それは違っていました。

 

実は、藺相如の臨終に間に合ったのは、趙峩龍と堯雲の二人だけで、

その時に、二人は藺相如に預言を託されて、決して後を追ってはならんと

釘を刺されたのだそうです。

 

キングダム541話ネタバレレビュー 堯雲と趙峩龍

 

さて、塩殿の塩解説が続く間に、堯雲と趙峩龍が邂逅しました。

以下は、二人の渋い会話です。

 

堯雲「こうも早く呼ばれるとは予想外だ」

 

趙峩龍「ふっ、俺も予想外だった」

 

堯雲「お前に予想外があるのか?峩龍」

 

趙峩龍「王賁という若き将がそれだ」

 

堯雲「俺は亜光と思ってきたが、それだけではないと」

 

趙峩龍「格はまだ遥かに亜光が上だ

だが間違いなく、いずれ王賁が追い越す、

それが三年後か、明日、今日の話しかも知れぬ」

 

どうやら、趙峩龍は、王賁をかなり買っているようで、

さらに何か言いたそうですが、堯雲はそれを制します。

 

堯雲「まあいい、相手の事より、まずは己の事だ」

 

こうして、堯雲は本気の戦争は十数年ぶりという、

戦いに突入するのです。

 

キングダム 541話ネタバレレビュー 藺相如の預言

 

秦軍の右翼に突撃する寸前、堯雲は趙峩龍に告げます。

 

「気づいておるか峩龍、、この地こそ、偉大なる主が、

最期に我等に預言された朱海平原だ」

 

趙峩龍は堯雲にその事を告げられ不覚にも涙を流します。

年齢の分、随分涙腺が緩んでいるようです。

 

さあ、堯雲、矛を押し立てて、

最強の雷雲騎兵隊と共に秦軍の右翼に激突します。

さすがの突破力、秦軍の前衛が砕け散っていきます。

まるでガラスのような砕け散り方と言っていいでしょう。

 

ここで臨終間際の藺相如と二人の様子が描かれます。

 

藺相如「夢を見た、お前達二人が、朱き地に勇ましく立ち

大いに敵を屠っておったわ、フフッ・・

二人には、まだ戦場が残っている、故に、絶対に後を

追ってはならん、よいな」

 

趙峩龍・堯雲「はっ!」

 

そういう事なんですね、藺相如の遺言とは、未来に朱海平原で、

堯雲と趙峩龍が敵と戦い、平原を朱に染めるという意味なのです。

だから、二人は命令の通り、殉死をせずに生き残った。

そして、藺相如の預言は成就した、そういう事でした。

   

キングダム(春秋戦国時代)ウォッチャーkawausoの独り言

 

ここで、このような預言が出されて、朱海平原が激戦となると

前置きされたからには、ここ朱海平原が、堯雲と趙峩龍、最期の地になりそうです。

藺相如は、ここで堯雲と趙峩龍が生き残ると予言したわけではないので・・

だからこそ、自分達の天命が終わるまでは死ぬなと諭したのでしょう。

つまりは、王賁(おうほん)や蒙恬のような新しい才能と入れ替るように、

堯雲や趙峩龍は没していく、その節目の戦いとして朱海平原が、

設定されているのではないかと思います。

 

もっとも、それまでには、多くの秦のモブ兵やモブ武将が、

バタバタ死んでいくとは思いますけどね。

 

次回記事:【ネタバレ注意】キングダム542話 楔 レビュー&今後予想

 

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