キングダム
はじめての漢王朝




はじめての三国志

menu

はじめての変

蠱惑的な美女・貂蝉あなたは天使?それとも悪魔?




美女

 

傾国の美女といえば楊貴妃(ようきひ)

それまで開元の治と呼ばれる善政をしいていた唐の玄宗皇帝(げんそうこうてい)

その美貌であっという間に腑抜けにしてしまいました。

安史の乱まで巻き起こした彼女は稀代の悪女として名を残していますね。

 

そんな傾国の美女にも匹敵する存在として『三国志演義』に登場するのが貂蝉(ちょうせん)

蝶のようにひらひらと舞い、呂布董卓を翻弄する蠱惑的な彼女は

果たして天使なのか悪魔なのか…。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:実在しません!でもめちゃ有名な貂蝉に隠された不滅の人気の秘密は?

関連記事:中国古代四大美人のひとり貂蝉はどうやって生まれたの?

 

 

『三国志』のヒロイン?

貂蝉

 

世の人々に広く愛されるご長寿作品には、必ずと言っていいほど美しいヒロインが登場しますよね。

わかりやすい例を挙げるならばルパンと言えば不二子(ふじこ)

ドラえもんと言えばしずかちゃんといった具合になるでしょうか。

 

やはり美人なキャラクターがいると、作品全体の雰囲気が一気に華やぎますよね。

しかも、そのお色気シーンなんかがあると何だかムズムズソワソワしちゃいます。

 

不二子の露骨なお色気シーンも、しずかちゃんのお風呂シーンも

それぞれの作品に無くてはならないもの。

お風呂に浸かる曹操

 

世の読者たちをドキドキさせる貂蝉も、『三国志演義』には欠かすことができない

ヒロインの役割をしっかり果たしているのです。

 

 

董卓を破滅へ導く救世主

董卓

 

董卓(とうたく)が後漢王朝をほしいままに操っていた頃、人々はその暴君ぶりに打ちひしがれていました。

董卓の振る舞いを苦々しく思っていたのは民草だけではありません。

その政治を傍で支える立場の人も多かったと言います。

王允と呂布

 

そのうちの一人が王允(おういん)でした。

王允は元々不正を許せない性格でしたから、この董卓を何とかして討ち取ろうと考えます。

しかし、董卓には呂布(りょふ)がボディガードよろしく常にバックに控えていました。

 

そこで、王允は愛娘・貂蝉に2人を誘惑させ2人の仲を引き裂くという謀を思いつきます

貂蝉は王允にとって愛する娘ではありましたが、

王允と貂蝉の間に血のつながりはありませんでした。

孤児であった貂蝉を王允が引き取って娘にしたのです。

 

美しく成長した貂蝉は、実の娘のように可愛がり、

女として生きていく上で必要な芸事を全て身につけさせてくれた王允への

恩に報いたいと常日頃考えていました。

その機会がついに訪れたというわけです。

 

政権を牛耳って好き放題暴れまわっている董卓を転覆し、

漢王朝をたてなおして民草を救いたいという王允の悲願を果たすべく、

16歳の美少女・貂蝉が立ち上がったのでした。

 

袁術のトホホな逸話
袁術祭り

 

貂蝉のモデルがいた!?

貂蝉

 

王允のため、民草のため、女の武器を駆使して董卓と呂布の2人を骨抜きにした美女・貂蝉。

実は彼女は『三国志演義』のオリジナルキャラクター

 

しかし、完全に架空の存在というわけではなく、モデルとされた人物がいたのだとか。

正史『三国志』には次のような節があります。

 

呂布は董卓の侍女に手を出したものの、そのことが董卓の耳に届くことが怖くなり、王允に相談。

その時、王允に董卓を討つようにすすめられ、結果的に呂布は董卓を討ち取るに至った。

王允に惑わされる呂布

 

呂布が手を出した侍女。

彼女こそ、貂蝉というキャラクターが生み出されるきっかけとなった人物だというのです。

 

荒唐無稽な貂蝉の逸話

貂蝉

 

中国四大美女にも名を連ねる貂蝉ですが、

人々の間で語り継がれているとある逸話の中では、

とんでもないおブスちゃんだったとされているそうです。

 

王允はあまりにもおブスちゃんな貂蝉では

董卓を打倒するために温めていた策を使えないと悩みに悩んでいました。

華佗

 

そこで、王允が天才外科医・華佗(かだ)に相談したところ、

貂蝉の首を春秋時代の絶世の美女・西施(せいし)の首と挿げ替える手術をすると申し出ました。

 

王允は喜んで華佗の提案を受け入れます。

こうして貂蝉は誰をも魅了する美貌を手に入れたのでした。

 

王允は早速董卓の元に貂蝉を送り込みます。

ところが、気が小さく臆病者の貂蝉は王允の言いつけ通りに振る舞えず…。

 

王允に泣きついた貂蝉でしたが、

今度は自分の肝を秦の始皇帝(しんのしこうてい)の暗殺の首謀者・荊軻(けいか)の肝に取り替えられます。

荊軻の肝

 

俄然肝が据わり、別人のようになった貂蝉は、

董卓と呂布の2人の男心を見事手玉に取って見せ、王允の悲願を果たしたのでした。

 

遠い昔の人の首や肝をなぜ用意できたのか…。

貂蝉、アンパンマンかよ…!

突っ込みが追いつかないほど荒唐無稽なお話ですよね。

 

貂蝉のその後

貂蝉を取り合う関羽と曹操

 

『三国志演義』では、董卓の死後、貂蝉は呂布の妾となったとされています。

しかし、子どもには恵まれなかったということで物語からは退場していきます

 

ところが、貂蝉というキャラクターを序盤で退場させてしまうのは惜しい!

もっと貂蝉の美貌を活かしたい!と考えた人はたくさんいたようです。

 

董卓と呂布に関する一悶着が終わったと思ったら、

今度は曹操(そうそう)関羽(かんう)が貂蝉をめぐって火花を散らし、

その後曹操関羽に貂蝉を譲ったとか、

なぜか貂蝉は興奮した関羽に斬り捨てられたとか…。

 

貂蝉にまつわる伝承や、

『三国志』関連作品における貂蝉の違いを分析するのも

なんだか面白そうですね。

 

※この記事は、はじめての三国志に投稿された記事を再構成したものです。

 

元記事:悪女か?恩義に生きた美女か貂蝉の生涯とは?

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:中国四大美女のひとり貂蝉

関連記事:【三国志女性列伝】実は貂蝉は呂布の正妻だった!?

 

伝説の企画 朝まで三国志 最強のワルは誰だ

朝まで三国志1  

はじめての三国志 編集部

はじめての三国志 編集部

投稿者の記事一覧

三国志の世界観や登場人物を『楽しく・ゆるく・わかりやすく』をモットーに紹介するプラットフォームメディアです。

https://hajimete-sangokushi.com/

関連記事

  1. 朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第1部
  2. 劉禅 韓非子 諸葛亮が劉禅の教科書に選んだ『韓非子』とは?
  3. 狂気!我が子を後継者にしなかった夫への報復!袁紹の愛人5人を切…
  4. 曹操が皇帝に即位していたら三国志はどうなったの?
  5. 曹真が余計な事をするから邪馬台国の場所が特定出来なくなった?
  6. 劉備 髀肉の嘆 ゆるキャラ 髀肉の嘆(ひにくのたん)って何?劉備が嘆いた言葉とは?
  7. 【徹底分析】キングダムを書いた原泰久はココが凄い!原先生の意外な…
  8. 張飛のヨメ 張飛の娘はサラブレッド?夏侯月姫と張飛の恋愛事情

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 劉備勝ちまくり!仮想三国志
  2. 子供 桃園

おすすめ記事

  1. 曹操を主人公にしたオススメ小説3選 赤鎧を身に着けた曹操
  2. みんなが名乗りたがる最高の位!皇帝と王の違いについて分かりやすく解説 胡亥
  3. 【これはひどい】孫皓が天下統一できると勘違いした占いとは?
  4. 「垂沙の戦い」がきっかけで孟嘗君は天下に実力を認めさせた!
  5. どうして一橋慶喜と島津久光の仲は悪くなった?
  6. 孝明天皇はどんな人?毒殺されたって本当なの?

三國志雑学

  1. 周瑜 美男子
  2. 亡くなる劉備に遺言を聞く諸葛亮と趙雲
“はじめての三国志150万PV" はじめての三国志コミュニティ総合トピック
“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. ピストルを乱射する坂本龍馬
  2. 幕末 帝国議会
  3. 光武帝を解説する荀彧

おすすめ記事

はじめての三国志 FRESH! by AbemaTVを開設しました! 諸葛孔明 諸葛孔明の発明|伝説肉まんから紙芝居まで? 曹丕 三国志怪奇談「曹丕、受禅台の怪」 劉備玄徳が眩しい理由 三国志 滅びゆくものへの郷愁劉備という生き方 現代医学からみた劉備玄徳の死因…驚愕の真実が発覚!! 【はじめてのスキッパーキ】どうして?スキッパーキのしっぽ(断尾)の話【第3話】 【3000文字でわかる】!禁門の変(蛤御門の変)をすっきり解説 荀彧 怒る 48話:強気の曹操が弱気に荀彧が一喝

はじさん企画

“if三国志" “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“邪馬台国"

“三国志人物事典"

PAGE TOP