雷銅とはどんな人?逃げる張郃を追って敗れた悲劇の仮面ライドー

2020年4月30日

編集体制の詳細を見る
kawauso編集長(石原 昌光)

編集責任者

kawauso編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務めるほか、紙媒体やWebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者・おとぼけ(田畑 雄貴)

コンテンツ制作責任者

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月に「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感していただけることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。

提供する掲載情報について

『はじめての三国志』は、複数の企業と提携し情報を提供しており、当メディアを経由して商品への申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。

ただし、当メディア内での商品評価に関して、提携の有無や支払いの有無が影響を及ぼすことはありません。また、当メディアで得た収益は、読者の皆様により役立つコンテンツ制作へ還元し、情報の正確性担保に努めています。

詳しくは 編集ポリシー をご覧ください。


 

はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし

雷銅

 

雷銅(らいどう)劉備(りゅうび)の漢中攻略戦に呉蘭(ごらん)と共に登場する人物です。

 

曹洪

 

正史では前歴は不明で、建安(けんあん)23年(西暦218年)劉備の配下として漢中侵攻軍の先遣隊になり呉蘭と共に武都郡(ぶとぐん)に侵攻、ところが曹操軍の曹休(そうきゅう)曹洪(そうこう)に撃破され軍を全滅させられて戦死しました。しかし、たったこれだけでは記事にならないので三国志演義の記述を中心に、仮面雷銅の活躍を追ってみましょう。

kawauso

 

やめろおぉぉ張郃ーっ!ぶっとばすぞおおおおッ!

※今回はおふざけ多めになっています。

 

最初は劉璋の配下として登場する演義の雷銅

劉璋(りゅうしょう)

 

三国志演義においての雷銅は、益州牧の劉璋の配下として登場します。そして、益州に侵攻してきた劉備に対応すべく、呉懿(ごい)に推挙されて呉蘭と共に呉懿の副将となり雒城に籠城する事になります。

 

行軍する兵士達a(モブ)

 

その後、雷銅は上司である張任(ちょうじん)の命令で城から出動して蜀軍を相手に善戦しますが、計略に引っ掛かり劉備軍に捕えられ、その後雒城も落ちて、上司の呉懿も劉備の軍門に降ったので、雷銅も劉備の配下となりました。

 

しかし、諸葛亮は雷銅が内心ではまだ劉璋に忠誠を誓っている事を見抜いており、これを完全に捨てさせる為に酒を飲ませて酔わせ、劉備に忠誠を尽くす改造人間、仮面ライドーに生まれ変わらせたのです。

※↑ここウソですよ!念の為

 

雷銅「やめろォ!こうめいーぶっ飛ばすゾぉ!」

孔明

 

仮面ライドーは改造人間である。彼を改造した諸葛亮は益州支配を企む劉備軍団である。仮面ライドーは蜀漢建国のために魏と戦うのだ!

 

漢中攻略へ・・

 

劉備は成都を陥落させて政権を安定させると、軍師法正の助言を入れ漢中の奪還を決意します。どうして、劉備が漢中を重視するのかと言うと長安に繋がる重要な通路になっていたからです。

 

三国志の主人公の劉備

 

ここを魏国の軍団に抑えられたままだと、長安に出るまでが大変なので漢王朝再興を願う劉備は、どうしても漢中を抑える必要があったのです。

張コウ 張郃

 

劉備は、張飛(ちょうひ)と雷銅、馬超(ばちょう)を下辦に派遣して漢中攻略の先遣隊にします。それを知った曹操は自ら出陣を計画しますが占い師の管輅(かんらく)の助言で出陣を取り止め、曹洪に5万の軍勢を与え、夏候淵(かこうえん)と張郃を副将として派遣しました。

 

蜀では結果が出せない馬超

 

馬超は、この時に下辦(かべん)に居ましたが偵察隊の呉蘭が運悪く曹洪に出くわします。しかし、多勢に無勢で勝負にならず、大敗して下辦に逃げ戻りました。馬超は迎撃も考えましたが1万の兵力では、曹洪の5万の兵力には対応できないと考え籠城しました。

 

馬謖の陣形に笑う張コウ

 

ところが、曹洪も馬超が動かずに籠城しているので計略を疑い、手出しを控えて引き返します。引き返した曹洪を漢中で待機していた張郃は腰抜けと嘲笑(あざわら)いました。そして、代わりに自分が出陣して馬超を追い払うと断言するのです。やがて、下辦には張飛と雷銅が到着、闘いは馬超対曹洪から張飛対張郃へ主役が移る事になります。

 

伝説の企画 朝まで三国志 最強のワルは誰だ

朝まで三国志1

 

仮面雷銅張飛とのコンビで張郃をスマッシュ撃破

実は頭がイイ賢い張飛

 

張飛と言えば、これまで単細胞生物として愛されていましたが益州攻略戦の頃から物語の都合上、急に賢くなっていました。張郃は張飛を見くびり、3万の兵をもって陣取り3つの砦を築いて張飛と雷銅の軍勢に対峙しますが、ここで張飛は偽兵の計を使い、それにハマった張郃は出陣します。

行軍する兵士達b(モブ)

 

仮面雷銅「来たな張郃ーー!ぶっとばすぞおぉぉ!」

戦争で奮闘する雷銅

 

雷銅と張飛は連携プレイで張郃を散々に撃ち破ります。意外な反撃に驚いた張郃は、砦に逃げ帰り、この後、両軍は酒を飲みながら相手を罵る、極めて非生産的な作戦に出て行きます。

 

 張飛の泥酔の計に引っ掛かる張郃

張飛にお酒はだめだよ

 

酒を飲みながら、相手を罵るという不毛な闘いは50日も続きます。さすがに痺れを切らした張郃は、攻勢に転じるべく酒を絶って準備、敵軍に偵察を送ると何と張飛は今でも酒を飲んで騒いでいると連絡がありました。

 

張郃は「やっぱり張飛は張飛」と嘲笑い、明け方に奇襲を掛ける準備をしました、、

敗北し倒れている兵士達a(モブ)

 

翌朝、張郃がひっそりと砦の外に兵を出すと、薄明かりの下で、張飛の軍勢が酔い潰れて野営しているのを発見、チャンスと見た張郃は総攻撃を仕掛けますが、近づいてみると、それは鎧兜を着せた藁人形(わらにんぎょう)でした。

 

兵士 朝まで三国志

 

そこへ、お約束のジャーンジャーンジャーン!!銅鑼が打ち鳴らされ、張飛と仮面雷銅の軍勢が張郃に襲いかかります。

 

仮面雷銅「また来たな張郃ー!ぶっとばすぞォォォ!!」

 

張郃は再び破られ、命からがら逃げていきました。

最終回 さらば仮面ライドー!

ゾンビのように何度も蘇る張コウ(張郃)

 

仮面ライドー「逃がすものかァ張郃ーーーー!」

 

仮面雷銅は、手柄を焦ったのか張郃を討ち取ろうとして、これを深追いしてしまいます。

 

※挿入曲:レッツ・ゴー仮面ライドー

作詞:kawauso

歌:あなた

 

せまりゅーcyoukou(ちょうこう)! 魏国のぐんでゃんー

我らを狙う チビ(曹操)のかげぇ

巴蜀(はしょく)の平和を守るたみェー

 

(ぎゅう)(こう)・レッツゴー!耕すマ・シ・ンー

ライでゅおージャンプ!(ジャンプ)

ライでゅおーキック!(キック)

 

きゃめーんライドー

きゃめーんライドー

ライドー!ライドー!

趙雲に討たれる張コウ(張郃)

 

しかし、張郃は、万が一の為に途中に伏兵を忍ばせていました。これに襲われて雷銅はあえなく戦死、張郃は砦に逃げ帰ります。嗚呼(ああ)、仮面ライドーが死んでしまいました。

 

でも、蜀を守ろうとする雷銅の熱い魂は、蜀漢戦隊タイガーファイブに引き継がれ、張郃は、タイガーブルー趙雲に倒されるのでした。(演義の場合)

 

ありがとう仮面ライドー

僕らの仮面ライドー

 

三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

その後の三国志演義では、雷銅を討ち取り意気上がる張郃が再び張飛に襲い掛かり、またしても張飛の計略にハマりボロボロに撃破され、漢中に落ち延びます。そして以前バカにした曹洪に散々叱られ、嫌味を言われる展開に繋がります。

 

正史では勝ち星もない雷銅ですが、演義では一瞬とはいえ、張郃を二度も撃破したのですから、マシな扱いになったと言えるかも知れません。

 

参考文献:三国志演義

 

関連記事:夏侯淵が定軍山で戦死した原因は兵力不足だった?

関連記事:益州の牧・劉璋の配下で最強の武将は誰か?魏延や黄忠を打ち破ったあの武将

 

蜀のマイナー武将列伝

 

 

 

はじめての三国志を、もっと読みたい方へ
Google検索であなたの優先ソースに登録しておくと、はじ三の記事が上位に出やすくなります。
  • この記事を書いた人
  • 最新記事
kawauso編集長

kawauso編集長

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。「はじめての三国志」編集長。三国志・中国史を中心に、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を執筆・編集し、当サイトでは4,000本以上の記事を担当。三国志は正史から入ったため、演義を書くときのほうが神経を使うという天邪鬼。故郷・沖縄の歴史に関する勉強会の開催や、ラジオパーソナリティとしての活動も行う。

-はじめての蜀
-