三国志の面白さは、何処にあると思いますか?
こう聞くと色々な場面、シーン、人物、伝承……それこそ、星の数ほど例が挙げられると思います。
しかし今回は敢えて、敢えて筆者の超個人的な観点から、三国志の面白さをお話したいと思うのです。あくまで筆者の考えるポイントですので、高尚な考察とかはほぼほぼありませんが、それでもお付き合い頂けると幸いです。
この記事の目次
三国志の面白さのポイント:人
さて三国志、当然ながら歴史の一幕とは言え、凄い数の人々が出てきます。そしてその人物たちが、時に味方として、時に敵として関わりを持ちます。
敵として戦う時もあれば、味方として語り合った日々もあった……そういう人々が想いを織り成す「繋がり」は、正に群雄割拠の時代だからこそ起こった数々のドラマとして現代の我々の感情を強く揺さぶりますね。
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三国志の面白さのポイント:争い
そして人々がいる、更に群雄割拠の時代とあって、当然ながら争いも多く起こります。
武器を持って戦う時もあれば、知恵を巡らし、頭脳戦を繰り広げられる時もあり。
また政治的な争いも数多く見られ、場面によっては勇士が権力と腐敗政治に巻き込まれて悲惨な死を迎えるシーンもあり……そんなドロドロした面白さもまた、三国志の面白さの一つでしょう。
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三国志の面白さのポイント:戦い
争いの中には、前述したように戦いにまで発展することはままあります。群雄割拠の時代においてそれは自分の家を守るためであったり、より領土を広げるためであったりと理由は様々。
面白いのは味方と敵が状況に応じて変化すること。手を組み、その手を離し、場合によっては……そんな戦いの数多くに魅了されたという人も多くいると思います。
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三国志の面白さのポイント:ここ!
今回で注目して欲しいのが、この争いのポイントです。三国志では数多く戦いがあります。その中でも有名なのはどの戦いでしょうか?
官渡の戦い?赤壁の戦い?合肥の戦い?樊城の戦い?それとも夷陵の戦いでしょうか?
これらの戦いは三国志でも有名な戦いばかりですね。そして今、例として挙げられた戦いには共通点があります。
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三国志の面白さのポイント:「負け戦」の面白さ
前述した、官渡の戦い、赤壁の戦い、合肥の戦い、樊城の戦いには共通点があります。夷陵の戦いはやや違いますが、前半において蜀が善戦していたことのいては共通していると言えなくはないでしょう。
そう、どれも主に、圧倒的な兵力差、絶望的な戦いであったにも拘らず、勝利をした戦いです。
現代ではこれらは過去として読めるので展開は分かり切ったことではありますが、当時として、それも実際に戦っていた武将たち、兵士たちとしてはこれほどないプレッシャーであり、そこから勝利を得たとなると、これほどの喜びはなかったでしょう。負け戦をひっくり返したのですから。
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