曹操は女の敵なのかどうかを検証する・その4




曹操は女性の敵なの?もじのみ

 

曹操が女の敵なのかどうかを(勝手に)検証するシリーズ、

パートⅣです。

……だいぶひっぱりましたが、これでもう終わりにします。

 

前回記事:曹操は女の敵なのかどうかを検証する・その3




曹操は女の敵なんかではない

親友に裏切られた曹操

 

息子曹丕に先回りされ、

曹操は、袁熙の妻だった甄(しん)皇后を手に入れることを

あっさりとあきらめました。

 

甄皇后は曹丕よりもわずかに年上でしたが、

同じ年頃の二人が並ぶのを「まあ、よく似合ってはいるか……」

と認め、二人の結婚を正式に許可したのです。

 

潔いですね。

無理矢理、手籠めにするようなこともしなければ、

状況を客観的に見て、判断もできる。

 

これまで、長々と検証を続けてきましたが、

この辺で結論を出したいと思います。

 

曹操は女の敵ではありません。

むしろ、私を嫁にしてほし……(以下自粛)




甄皇后のその後

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甄皇后は、最初は曹丕にたいへん愛され、

すぐに子供ももうけましたが、

その愛情には、次第に陰りが見え始めます。

 

曹丕は数多くいる妃の中で、郭貴妃(のちの郭皇后)を

一番愛するようになります。

郭貴妃は、自らが皇后位につきたいがため、甄皇后を誹謗し

おとしめます。

 

讒言をまにうけた曹丕は、甄皇后に自殺を命じるのです。

甄皇后は髪を振り乱して罵り、抵抗したため、

使者に殺されてしまいます。享年40歳でした。

 

もしも、曹丕ではなく、曹操の妾になっていれば……

数多くの妻の中のひとりとはいえ、

それなりに平穏な生き方ができたのではないでしょうか。

 

 

真の女の敵は、この人

董卓&呂布

 

では、曹操が女の敵ではないということで、

誰が女の敵なのか。

最後に独断と偏見で述べたいと思います。

あくまで、私見ですので、ファンの方、お許しください……。

 

董卓……は、女の敵というより、人類の敵だと思うので、

この際思い切って候補から外します。

 

さて、時は208年、

荊州に滞在していた劉備は、曹操軍に大敗をして、逃亡をします。

劉備を慕う領民たちが

「おらたちも連れてってくだせえ!」

というのを、劉備は

「よし、みんな俺について来い」

と気前よく受け入れますが、やはり曹操軍に追いつかれてしまいます。

すると、

「おっと、ごめんよ、俺、先に行くから」

と領民、さらに妻子もおいて逃げ出した劉備。

いえ……それをとがめるつもりはありません。

大将を失うわけにはいきませんから。

 

ところがこの後。

劉備の妻の糜(び)夫人と甘(かん)夫人、

そして嫡子の阿斗(あと)が魏軍に捕らわれてしまうのです。

 

そこで、趙雲が、単騎で彼らの救出に向かいます。

『三国志演義』の中でも、随一の名場面です。

 

まずは甘夫人を助けた趙雲は、また単騎で引き換えし、

糜夫人と阿斗を発見します。

糜夫人は、重傷を負っていて、足手まといになることを怖れ、

阿斗を趙雲に託すと、井戸に投身自殺を図ります。

 

阿斗を抱え、無事に戻ってきた趙雲を見て、

劉備はたいへん感激し、こんなことを口走ります。

 

「お前のような優秀な臣下を

こんな子供のために、戦死させるところだった!

子供はまた産めばいいが、素晴らしい臣下は二度と得られない」

 

……今、なんて言いました?

 

女性が子供を産むのは命がけです。

特に医療が発達していない三国時代、ましてや動乱のさなか、

妊娠・出産はたいへんなことです。

しかも劉備さん、実のお子さん、一人しかいませんよね?

さらに、そのお子さんを守るために、

あなたの妻は、投身自殺してしまいましたよ。

 

そういうこと言ってしまうから、

のちに蜀は人口が少なくて、人材不足に悩むんですよ……。

きっと彼は続けてこうも言ったはずです。

「妻なんてまた娶ればいいが、素晴らしい臣下は……(以下同じ)」

*注:勝手に私が考えただけです

 

女の敵……!

 

結論。

劉備 食客

女の敵は曹操ではなく、劉備だと思います。

 

でも、そんな劉備のことも……私、けっこう好きだったりするのですが。

(某三国志ゲームで毎回劉備を選んでしまうくらい、本当です)




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この記事を書いた人:東方明珠

東方明珠 三国志

こんにちは。とうほう めいしゅです。

中国は上海の雰囲気が好きなので、テレビ塔の「トンファンミンジュ」を名乗っています。

もともと『水滸伝』の大ファンで、『三国志』に興味を持ったのは、アーケードゲーム「三国志大戦」がきっかけです。

当時はゲームセンターに通いつめました!

まだまだ中国史について勉強中ですが、精いっぱい面白いことを探してお伝えしたいと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

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