広告募集
李傕祭り

はじめての三国志

menu

デザイン担当:よりぶりん

49話:許攸の寝返りが曹操を勝利に導く

この記事の所要時間: 242




官渡の戦いと2

 

官渡の戦いは依然として膠着状態が続いていました。

荀彧(じゅんいく)の励ましで、踏みとどまる事を決意した曹操ですが、

さりとて、70万の袁紹(えんしょう)軍を打破する方法はありませんでした。

 

しかし、そんな中、一人の男が曹操(そうそう)軍に投降してきます。

それは、袁紹軍の配下であった軍師、許攸(きょゆう)でした。

 

この時、三国志上屈指の大戦争に決着が着こうとは、

曹操軍は、誰も想像だにしていませんでした。

 

前回記事:48話:強気の曹操が弱気に荀彧が一喝




投降した許攸(きょゆう)の驚くべき情報

許攸 兵糧のありか教えますひひひ

 

投降した許攸(きょゆう)は、驚くべき情報を曹操にもたらします。

 

「袁紹は、烏巣という場所に大食糧倉庫を築いて、

ここに本国から送られた食糧を備蓄している、、

だが、守りは手薄で、淳于瓊(じゅん・うけい)が率いている

僅かな守備兵のみここを軽騎兵で焼き払えば

袁紹軍は一気に食糧不足に陥いり、

3日と持たずに敗走するでしょう」

 

曹操軍は、あまりの情報に俄かには信じられず、

偽情報ではないか?という警戒の声もありました。

 

曹操は念の為に、許都(きょと)の荀彧(じゅんいく)に手紙を送ると、、

 

「許攸は物欲が強く、上昇志向も人一倍です。

ただ、人と協調できないので、軋轢が強く袁紹も、

恩賞ばかりを求める許攸に飽き飽きしています。

最近では、献策しても使われず、許攸がそれに不満を持ち

我が軍に降った事は大いにあり得ます」

 

という返事が戻ってきたので、曹操は許攸の情報を信用します。




許攸の情報を信じた曹操が取った行動とは?

e28c6576e9f022d7d5756bdd2b35de5e_m

 

曹操は、官渡城を曹洪(そうこう)に任せ、

自ら5000の兵を率いて烏巣を急襲する事を決意しました。

 

闇夜に乗じて、城を出た曹操軍は、袁紹に悟られないように、

馬の口を縛り、袁紹軍の旗を用意し完全な偽装工作を行い

烏巣に殺到します。

 

許攸の情報通り、烏巣(うそう)は、淳于瓊(じゅんうけい)達、

僅かな守りしか置いていません

曹操は、一斉に襲いかかると、烏巣の食糧庫に火を放ち、

全てを焼き払いました。

 

 

袁紹の2将軍・曹操に降伏

三国志 歴史 老いには勝てず

 

事実を知った、袁紹は大慌てし、許都を抑えるべく、

張郃(ちょうこう)と高覧(こうらん)を派遣しますが、

両者は烏巣が落ちた事を知ると、

許都の曹操軍にあっさりと降伏してしまいます。

 

ここに勝敗は決しました、袁紹は慌てて70万の自軍を纏めて、

自領へと引き上げていきます。

 

袁紹の破滅が始まる

袁紹逝く! ゆるキャラ

 

袁紹軍は、これで滅亡したわけではありませんが、

敗戦の責任を巡って、家臣団が対立、袁紹も敗戦に気を病み、

西暦202年には病没したのです。

 

これを機に、袁家では、後継者問題が持ち上がり、

勢力が分裂し、もう、曹操と覇権を争うような勢力にはなりませんでした。

 

こうして、曹操の官渡決戦勝利の立役者になった許攸(きょゆう)は、

曹操に取り立てられますが、ここでも彼の上昇志向が仇になります。

 

許攸は、事あるごとに官渡決戦の自慢話をし、

自分がいなければ、曹操は天下を獲れなかったと吹聴したので、

それに腹を立てた曹操(そうそう)に殺されてしまったのです。

 

また、別の話では、曹操は許攸の自慢を笑って許しましたが、

許褚(きょちょ)が立腹して、これを刺殺したとされています。

 

いずれにしろ、許攸の鼻持ちならない性格が身の破滅を呼び寄せて

しまったのですね、、

 

耳で聞いて覚える三国志

 

 

次回記事:50話:捨てる神あれば、拾う神、劉備、趙雲と再会




よく読まれている記事

曹操頭痛

 

よく読まれている記事:頭がキーン…頭痛に悩んだ曹操、三国志演義は医学的に正しかった?曹操の見た幻覚の原因は何だったの?

 

曹操01

 

よく読まれている記事:曹操を好きになってはいけない6つの理由

 

朝まで三国志

 

よく読まれている記事:朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第1部

袁紹 曹操

 

よく読まれてる記事:【三国志if】もし袁紹が官渡の戦いで曹操に勝ってたらどうなってたの?

 

この記事を書いた人:kawauso

kawauso

■自己紹介:

どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

もちろん、食べるのはサーモンです。

関連記事

  1. 後漢王朝の華だった尹夫人の波乱万丈の生涯Part.1
  2. 孫権と同じ三代目で地味な北条氏康
  3. ブサメン軍師、龐統(ほう統)|鳳雛と呼ばれたホウ統
  4. 偽撃転殺の計VS虚誘掩殺の計
  5. ホウ徳の叩き上げ人生録!関羽に降伏せず忠義の人と讃えられた関中の…
  6. 【袁家ファン必見】袁家はどうやって名門になったの?汝南袁氏の基礎…
  7. 善悪関係なし!6人の君主を渡り天寿を全うした軍師賈詡の生涯!
  8. ホリエモンが舛添都知事を庇った理由と晏嬰で考える政治家倫理

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 三国志:前半戦のまとめその2(董卓君臨から官渡の戦いまで)
  2. 村上義清(むらかみよしきよ)とはどんな人?武田家キラーとしてその名を馳せた戦国武将
  3. 魯粛に学ぶビジネス三国志!三国志の仕掛け人、魯粛の投資術
  4. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース25記事【6/12〜6/18】
  5. 【シミルボン】兵士達の心のオアシス、軍市とはどんなモノだったの?
  6. 集まれ曹操の25人の息子たち・その1

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

【センゴク】戦国時代を揺るがす本能寺の変。秀吉はこの事件のせいでショックを受けて腑抜けになった!? 顔良と文醜の裏話、顔良って実はいい奴? 始皇帝が中国統一後、わずか15年で秦が滅亡した理由|始皇帝がブサメンだったから? 曹操の機転。濮陽の戦いと定陶の戦い 曹操から超警戒されていた司馬仲達の綱渡り人生 33話:度重なる幸運にハングリーさを失う曹操 曹操の妻はどんな人達だったの?13人を紹介 Part1 始皇帝が中国統一後、なんで中国全土を巡幸したの?全巡幸をストーキングしてみた

おすすめ記事

  1. 【驚愕の事実】三国志ではなく五国志だった!士燮(ししょう)勢力の台頭
  2. 赤壁の戦いに曹操軍が敗北した原因って実は火計じゃなかった!?
  3. 【優劣対決】戦国武将小早川秀秋 VS 蜀の二代目皇帝劉禅一体どちらが優れていたのか。PART2
  4. 劉備暗殺計画|甘露寺の婚儀と錦嚢の計 その1
  5. 許劭(きょしょう)とはどんな人?三国志時代のインフルエンサー
  6. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース18記事【6/27〜7/3】
  7. 三国志の人々の精神に影響を与えた論語(ろんご)って何?
  8. 【諸葛亮孔明の心に残る名言】「好尚同じからずと雖も公義をもって相取る」

はじさん企画

李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP