81話:赤壁の戦い後の劉備と孫権の関係はどうなったの?

曹操 船酔い

 

赤壁の戦いで敗れた曹操(そうそう)は、

80万という大軍を失い、天下統一の覇業から、大きく後退しました。

 

大敗北の痛手を挽回するには、まず領内の安定を図らずを得ず、

積極的な外征は出来ない相談になったのです。

 

前回記事:80話:曹操の命乞いで関羽が曹操を逃がす

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劉備と孫権同盟の勝利に終わった

劉備と孫権同盟

 

一方で、劉備(りゅうび)と孫権(そんけん)にとっての赤壁は

九死に一生の幸運でした。

ここで負けていれば、両名とも命は無かったでしょう。

 

曹操を殺せないまでも遠くへ追いやったのは、

劉備と孫権に共通する福音だったのです。

 

ですが、、こうして曹操の脅威が一度遠ざかると、

劉備と孫権の関係にはすきま風が吹き始めます。

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劉備と孫権の関係が悪化したきっかけ

孫権 劉備 対立

 

それは、天下を制するものは荊州を制するという地政学上の

鉄則から考えても自然な事でした。

 

肥沃な荊州を手に入れて、曹操の国力に対抗する力を付ける

というのが共に天下を狙う両者の念願でしたが、

生憎、荊州は一つしかありません。

 

天下三分の計を実行させる為に劉備達が動く

天下三分の計

 

特に孔明(こうめい)の天下三分の計を信じ実行しようとしている

劉備にとっては、天然の要害の益州と肥沃な荊州は、

打倒曹操と漢王朝の再興に必要不可欠です。

 

最初に動いたのは劉備でした、、

上手く周瑜を焚きつけて曹仁と戦わせた隙を突いて

戦争のどさくさに荊州南部の四郡を占領してしまったのです。

 

漁夫の利を得た劉備

周瑜くやしい 呉

 

結局、呉は、曹操を撃ち破ったという戦果だけで、

国力をすり減らし、得るものは何も無いという状態に陥ったのです。

 

「劉備は、我々に血を流させて、自分は無傷で荊州を奪った!

なんたる泥棒猫だ、、許せん!」

 

孫権や周瑜(しゅうゆ)の胸の内に、

こういう恨みが充満しても仕方はありません。

 

このようにして、以前は同盟関係にあった両国は、

荊州を巡り、激しく対立するようになっていきます。

 

荊州南部を得たメリットは何?

劉備に足りないもの 三国志

 

一方で孔明にとっては、荊州南部を得た事は、

益州侵攻の勢いを確保する上で、大きな収穫でした。

 

ただ、領土が増えたばかりでなく、荊州の優秀な人材を

劉備軍に吸収して、勢力拡大に耐えうるほどに

陣営を補強する事が可能になったからです。

 

蜀漢の建国に向けて

劉備玄徳が眩しい理由 三国志

 

曹操、そして孫権が、戦争で疲れて積極攻勢に出れない隙を突いて

劉備に益州攻略のプランを着々と実行させます。

 

このようにして、曹操、孫権に対して大きく立ち遅れていた

劉備は、後の蜀漢の建国に向けて大きく前進します。

 

孔明の小さな庵で劉備が聴いた天下三分のプランが、

今、歴史の中で実現しようとしていました。

 

耳で聞いて覚える三国志

 

次回記事:82話:呉の提督、周瑜は荊州争奪戦に散る

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どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

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