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後漢王朝の華だった尹夫人の波乱万丈の生涯Part.2

この記事の所要時間: 31

尹夫人 曹操

曹操(そうそう)に見初められて、曹操13人の妻の一人になった尹夫人ですが、

曹操との間に生まれた息子、曹矩(そうきょ)は体が弱い人物であり、

成人を迎える前に亡くなってしまいます。

 

しかし、彼女と、前夫何咸との間の子供であった、何晏(かあん)は、

同じく杜(と)夫人の連れ子だった秦朗(しんろう)とは違い、

才気煥発な青年に育ちます。

 

この事は尹(いん)夫人にとっても嬉しい事でしたが、

何晏は性格上に大きな問題を持っていました。

 

 

何晏の性格

英雄 雷

 

曹操は、ことのほか、この何晏を愛していた事が影響してか、

何晏は自信過剰な程にプライドが高く、常に、太子と同じような衣服を着て

その振舞いも曹操の実子のように堂々としていました。

 

また、極端なナルシストで、いつも顔に白粉を塗り、手鏡を持参しては、

時折、自分の顔を見てうっとりしていたそうです。

 

そんな何晏を、周囲は冷たい目で見ていましたが、曹操は何晏を

変わらず寵愛し、それは曹操が死去するまで続きます。

 

曹操が死んだ後、 何晏はどうなったの?

三国志 夢

 

曹操の死後、曹丕(そうひ)の時代と曹叡(そうえい)の時代には、

何晏は自意識過剰な振舞いが災いし、要職につく事はありませんでした。

 

ですが、3代皇帝として若年の曹芳(そうほう)が即位して、

その後見人として曹爽(そうそう)がつくと、

曹爽と仲が良い何晏は引き立てを受けます。

 

権力を握った何晏

少帝と弟の劉協を保護した董卓

 

こうして、権力を握った何晏は野心を剥きだしにするようになります。

その手始めとして、曹爽を唆かし権力を握りつつあった司馬懿(しばい)を

讒言して、権力の中枢から、まんまと外す事に成功します。

 

しかし、元々傲慢な、何晏は権力を握ると、自身のお気に入りばかりを

要職につけて派閥を形成するようになります。

 

まだ、司馬懿を政治的に抹殺できたわけでもないのに、何晏と、

その仲間達は、協力できず勢力争いを始める始末でした。

 

何晏の母(尹夫人)は心配をする

三国志時代の野菜

 

「晏や、、近頃のお前の行動を見ていると私は心配でならない

天下は、お前一人のものではない、よく曹爽殿や周囲の意見に耳を傾けるのです」

 

「母上は心配のしすぎです、太祖(曹操)は私を高く評価して下された。

今、私は、太祖の恩に報いるべく全力を尽くして魏の基盤を強固にしているのですよ」

 

尹夫人は、何晏を諌めますが何晏は笑ってばかりで取りあいません。

 

しかし、追い落とされた司馬懿は、復活のチャンスを狙っていました。

病と称して、隠居をした司馬懿を曹爽派の李勝(りしょう)は見舞いに訪れます。

 

 

司馬懿の演義

野心家 ロウソク

 

その時、司馬懿はわざと、歩くのもおぼつかないような素振りをし

李勝の言葉も聞き間違え、薬も口からぼろぼろこぼして見せました。

 

(はっは、、司馬懿め、老いぼれたものよ、もう長くあるまい)

それを李勝から聞いた何晏は、すっかり警戒心を解いてしまいます。

 

司馬懿はクーデターを起こす

司馬懿

西暦249年、曹爽一派が墓参りの為に都を離れたのを勝機と見て

司馬懿はクーデターを起し成功、曹爽一派を捕えます。

 

この中には当初、何晏は入っておらず、司馬懿は何晏に曹爽一派を

裁くように命令を降しました。

 

何晏は、自分が助かりたい一心で曹爽一派を厳しく取り調べます。

元々が仲間なのだから、造作もありません。

 

もちろん、曹爽や、彼の仲間だったものは、非難轟々です。

醜い罵りあいと責任転嫁が繰り返されます。

 

こうして、曹爽一派の三族皆殺しが確定しそうな時に、

司馬懿は、いきなり何晏を裁判官から罷免して曹爽の一派としたのです。

 

「どうだ?何晏、自分を自分で裁いた気分は・・・・」

それが、かつて自分を追い落とした何晏に対する司馬懿の復讐でした。

 

尹夫人は司馬懿に命乞いをする

孔明 司馬懿 役職

 

一族が皆殺しになると聞いた尹夫人は、もう80歳を越えた老体を

引きづり、司馬懿に5歳になる孫の助命を請いに来ます。

 

 

 

 

「お願いで御座います、幼い孫には何の罪もありません、どうか、、

どうか、命ばかりはお助け下さいませ、、、」

 

地面にひれ伏して、孫の助命を請う、尹夫人に、司馬懿も、

感じる所があったのか、何晏の孫の助命には応じました。

 

 

尹夫人はその後、間もなく死去したのだろうと思います。

何とか、何家は存続したとはいえ、幸福とは言い難い人生でした。

 

 

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