広告募集
北伐

はじめての三国志

menu

はじめての魏

廬毓(ろいく)とはどんな人?曹氏三代に仕えた公平な人物

この記事の所要時間: 337




曹氏に仕えた文官・武将は数多くおり、

皆さんが知っている武将は数多くいると思います。

今回紹介する武将は三國志好きでも知っている人は少ないマイナーな武将です。

しかし彼は曹氏三代に仕えた文官の宿将と言っても過言ではありません。

その名を廬毓(ろいく)と言います。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:曹操軍の食料担当にはなりたくない!!その理由とは?




廬植の息子として生を受ける

 

後漢の名文官と言われた廬植(ろしゅく)。

彼の息子である廬毓は、

父と共にあまり過ごした事がないまま亡くなってしまいます。

父の死後、兄と共に暮らすことになりますが、

兄二人も戦の中で亡くなってしまいます。




兄嫁と兄の子供を引き取って育てる

 

廬毓はその後学問を続けながら生活していきますが兄の奥さんと兄の息子は、

夫が亡くなってしまったことで途方に暮れてしまいます。

廬毓は兄の奥さんと息子を引き取って養いながら学問を行い、

見識を深めていきます。

 

三国志の武将に特化したデータベース「はじめての三国志メモリーズ」を開始しました

 

曹氏に仕官

曹丕 残忍

 

廬毓はこうして苦労を重ねながら、学問を続けていき見識を深めていきます。

その後彼は曹操に招かれて、仕えることになり、曹丕の元に配属されることになります。

そして曹丕(そうひ)が五官将に任命されると

廬毓は盗賊を取り締まる役職に任命。

彼はこの役職につくとすぐに実績を挙げます。

 

住民のために皇帝へ上奏

曹丕皇帝

 

曹丕が皇帝の位に就くと彼は故郷である譙(しょう)の土地が、

痩せて農業に適さなくなってきていることを知ると、栄えさせる様廬毓に命じます。

廬毓は曹丕の命令を受けて、譙へ向かいますがこの土地は、

既に戦乱によってボロボロになってしまって、

以前のような豊穣な土地に戻すのは、不可能な状態になっていました。

そこで廬毓は皇帝・曹丕に

「住民を肥沃な土地へ移住させてそこで農業をさせた方が、

良いのではないのでしょうか。」と進言。

曹丕はこの進言を受け入れることにし、

民衆を豊かな土地へ移住させることにします。

 

地方の太守へ異動となる

 

廬毓は民衆の移住の進言を行った後、地方の太守に異動となります。

彼は太守に任命されると民衆に対して、

戦乱によって人民の荒廃した心を改善するため、色々な教化を施します。

また太守もなった所の土地の大部分が、荒廃していた為、民衆へ恩恵を施します。

その結果民衆の心は豊かになり、廬毓を慕ってくるようになります。

 

人材の登用選抜法を見直す

曹叡

 

曹丕が若くしてなくなると魏の二代目皇帝に、

曹叡(そうえい)が就任します。

彼が皇帝に就任した時、魏の国内では

諸葛誕(しょかつたん)や夏侯玄(かこうげん)らが

四聡八達と称して各地の人物を批判したり、

評価したりしておりました。

彼らの事を知った曹叡は勝手な評価や批判に憤りを感じます。

そして彼は廬毓を人材登用を行う役職につけた後、彼を宮殿に呼び

「国内にいる人材を名声だけで判断しないで、

実績において判断するように」と

命令を下します。

この命令を受けた廬毓は「陛下。私は凡人であるため人材を登用する場合は、

名声を得ていることも加味して登用します。

しかし今後は登用する人の実績も明らかにすることでより有能な人材を手に入れることが、

出来るのではないのでしょうか。

また登用された人材の評価をするべく法が無くなっているため、

仕官してくる人材は名声という曖昧な物を基準としてきました。

そこで今後は人材を評価する法を復活させて名声に寄らない

人材登用を行っていきたいと存じます。」と述べます。

曹叡は盧毓の進言をもっともだと頷き、彼に人材を登用する際の基準を作らせます。

しかしこの人材登用の基準法を製作している途中に、皇帝曹叡は亡くなってしまいます。

 

関連記事:魏の2代目皇帝・曹叡(そうえい)はいったいどんな仕事をしていたの?

関連記事:【三国志歴史ミステリー】魏の二代目皇帝・曹叡(そうえい)は誰の息子か分からない!?

 

曹爽が魏の政権を牛耳る

 

曹叡が亡くなると魏の三代目皇帝に曹芳(そうほう)が就任。

曹叡は亡くなる前、曹芳が幼かったため司馬懿と曹爽にしっかりと補佐をして

魏の国を支えていくように遺言を残します。

しかし曹爽は司馬懿を朝廷から追い出して、魏の政権を牛耳り始めます。

この時彼の側近であった人物を実績もあまりないのに高位の位へ次々と任命させていき、

盧毓も人材登用の選考方法の法律を製作中であったにもかかわらず、

左遷させられてしまいます。

こうして魏jの政権を自らの手で掌握すことになった曹爽ですが、長くは続きませんでした。

 

司馬懿が魏の政権の中枢を握る

司馬懿

 

曹爽は魏の政権を握って有頂天になっておりましたが、

司馬懿(しばい)のクーデターによって権力を奪われてしまいます。

その後彼は餓死してしまいます。

そして司馬懿が魏の政権を握ると盧毓も中央に戻ることができ、

人材登用の職に復帰します。

そして新たな人材選考法を確立させ司馬懿が亡くなった後は魏の政権内において、

文官の重臣として用いられることになります。

その後、司馬師(しばし)が司馬懿の跡を継ぐと三公の位である司空へと昇進を果たしますが、

病に倒れてしまい、亡くなってしまいます。

 

関連記事:【軍師連盟】司馬懿が起こしたクーデターは博打だったの?

関連記事:【軍師連盟】司馬懿は簒奪をいつから狙っていたの?

関連記事:【軍師連盟】晩年の司馬懿には欠点はなかったの?

 

三国志ライター黒田廉独り言

黒田廉

 

盧毓のようなマイナーな武将達は決して武将達のような華やかな活躍をすることは、

滅多にありませんが、彼らが政権をしっかりと支えておりました。

また息子達も父と同様に文官の道へと進み、魏の政権が滅亡すると晋王朝に仕える事に

なります。

盧植から受け継がれた文官の血筋はこうして

三代の王朝の基盤をしっかりと支えていくことになります。

「今回の三国志のお話はこれでおしまいにゃ。

じかいもまたはじめての三国志でお会いしましょう。

それじゃ~またにゃ」

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:鍾会(しょうかい)は何で反乱を起こしたの?魏のイケメン武将の独立事情

関連記事:姜維が北伐をしなかったら、あるいは北伐を成功させていたら蜀漢は長続きした?

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 根拠のない夢を信じないリアリスト曹操
  2. 杜襲(としゅう)とはどんな人?住民と団結して劉表軍と戦った県長
  3. 李通(りつう)とはどんな人?義侠心に溢れた魏の知られざる勇将
  4. 曹彰(そうしょう)とはどんな人?勉強嫌いだが、武を磨いて将来を期…
  5. 任峻(じんしゅん)とはどんな人?屯田制を実行し魏軍の食料庫をパン…
  6. 文鴦(ぶんおう)ってどんな人?趙雲に匹敵した勇将
  7. 集まれ曹操の25人の息子たち・その3
  8. 郭淮(かくわい)ってどんな人?蜀軍との戦いに明け暮れた魏の重鎮の…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 三國無双では女性が戦闘しているが本当に史実でも戦っていたの?
  2. 【はじめての君主論】第1話:君主論ってなに?曹操とkawausoが解説するよ
  3. 【匡亭の戦い】曹操が黄巾百万を降した奇跡が袁術の関東統一のチャンスを失ってしまう
  4. 山海経(せんがいきょう)って何?|中国古代の神話世界
  5. 呉の諸葛恪が目指した政治は孔明のパクリだった!?
  6. 9話:張角が太平道信者を増やした方法

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

【春秋戦国時代の謎】どうして秦が天下統一することができたの?【法律編】 【食客には無駄な人材はいない!!】孟嘗君の脱出劇が名言として登場 諸葛靚(しょかつせい)とはどんな人?父(諸葛誕)の敵である司馬家を恨み、晋に仕えなかった硬骨漢 孔明と一緒に蜀の政権を支えた熟考型の人材ってどんな人? ニッチローも真っ青!三国志の英傑はモノマネ大好きだった! 張飛が長坂橋を落とした時、曹操はどうして攻撃しなかったの? 三国志:前半戦のまとめその2(董卓君臨から官渡の戦いまで) 【諸葛亮の心に残る名言】強弩の末、勢い魯縞をも穿つあたわず

おすすめ記事

  1. どもりが酷い鄧艾の隠れた才能!優れた農業政策「済河論」を分かりやすく解説
  2. 于禁(うきん)は魏でも手柄抜群なのにジェットコースターのような人生
  3. 【赤壁の戦いの裏側】劉備軍は周瑜に深く関わろうとしなかった!
  4. 孔明の愛弟子であった姜維はなぜ孔明の後継者に選ばれなかったの?
  5. 【週刊文春も驚き】後漢時代のメディア事情はどうなっていた?後漢時代の立て札・扁(へん)
  6. 潘璋(はんしょう)とはどんな人?素行や勤務態度は悪いけど呉の最強武将
  7. 【科学面や発明品から知る三国志】三国時代の発明品ってどんなものがあったの?
  8. 文鴦(ぶんおう)ってどんな人?趙雲に匹敵した勇将

はじさん企画

帝政ローマ
広告募集
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP