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董卓軍の軍事組織はどうなっていたの?暴君の軍隊をミエルカしたよ

この記事の所要時間: 313




 

kawauso編集長が思うに、世の中は、透明化が大事なのです!

隠しだてや隠蔽は、物事の理解を妨げてしまうからです。

という事で、kawausoは、まだ見えない部分が多い三国志をミエル化宣言します。

今回は、三国志の起爆剤となった董卓(とうたく)軍をミエル化してみました。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:まだ漢王朝で消耗してるの?第1話:改革なき破壊者 董卓




董卓軍は、どのような組織になっているのか?

 

漢王朝を実質的に滅ぼしたのは、董卓であると言えるでしょう。

そして、それを可能にしたのは、彼が率いていた精強な涼州や并州の

騎馬兵達だと言っていいでしょう。

董卓の死後、その騎兵たちは、バラバラに中原に散らばり、

群雄割拠、そして、三国志の形成に大きな影響を与えました。

 

 

最も有名なのは、呂布(りょふ)が率いた騎馬軍団で、

次には、長安で好き放題した李傕(りかく)郭汜(かくし)の軍団が有名でしょう。

では、その董卓軍の序列や配属はどうなっていたのかを

kawausoが資料を参考にミエル化します。




董卓軍をミエル化、整然とした騎馬軍団と序列

 

というわけで上記が、董卓軍をミエル化した組織図です。

組織の頂点には、もちろん相国になった董卓がいて、

№2は、彼の弟の董旻(とうびん)が左将軍として控えています。

とっても地味な董旻ですが、実際には、董卓が権力を握る上で、

なかなかな貢献をしていて、左将軍の地位を与えられるのは、

単純に身内だからというわけではなさそうです。

 

№3は、董璜(とうこう)と言い、若死にした

董卓の兄董擢(とうえい)の子ですが、

侍中、中軍校尉として軍を掌握していました。

 

まだ漢王朝で消耗してるの?

 

中郎将、騎督、騎都尉、大都護、董卓軍の実働部隊

 

その左将軍、董旻の下には、中郎将、騎督、騎都尉、大都護

というような肩書を持つ、実働部隊が、ずらっと連なります。

段煨(だんわい)は、李傕郭汜祭りにも登場した脳筋ばかりの

李傕郭汜軍団では、例外的な良識の持ち主で、略奪をしなかった人です。

李傕郭汜が部曲(私兵団)に過ぎない頃から、中郎将なので、

当然、一定の教養の持ち主だったのでしょう。

 

その隣の牛輔(ぎゅうほ)は、董卓の娘を嫁にもらった男です。

しかし、ただそれだけの人で臆病で猜疑心が強く、董卓が呂布に殺されても、

まともに復讐も出来ずに、殺害を恐れ、逃亡しようとして部下に裏切られ死んでいます。

 

ただ、牛輔の参謀の討捕校尉、賈詡(かく)が牛輔の配下のDQN部曲である、

李傕、郭汜以下をそそのかして長安を陥落させたので、彼らが一大勢力になります。

 

徐栄(じょえい)は、董卓軍きっての用兵家で、曹操(そうそう)

孫堅(そんけん)を撃破した名将ですが、董卓の死後は王允(おういん)に仕え、

襲ってきた李傕、郭汜のDQN軍団を迎え撃ち、味方の裏切りにより敗れ戦死しました。

 

 

李蒙(りもう)は、徐栄と共に行動してましたが、董卓が暗殺されると、

王允呂布政権ではなく、李傕・郭汜に同調して勝ち組になりますが、

気まぐれで猜疑心の強い、李傕に殺害されています。

 

李粛(りしゅく)は并州の出身で呂布と同郷で親友、呂布を丁原(ていげん)から

寝返らせたのも、李粛ですが、王允・呂布政権の樹立では、侯になった呂布の配下になり、

牛輔を倒すために遠征して失敗し、責任を問われ、呂布に殺害されました。

 

「そんなぁ、俺達友達だろ~」と李粛は思ったでしょうが、

都合が悪ければ、養父さえ殺す、自分に甘く他人に厳しい呂布に

そんな事を言ってもねww

 

呂布は素っ飛ばして、胡軫(こしん)というのは、大都護で呂布と同級の武将。

しかし、腕力を頼みに、横暴な振る舞いが多く、呂布に嫌われて、

孫堅の嘘情報を教えられ、大敗します。

董卓の死後には、呂布と袂を分かち、李傕に味方しました。

没年などは不詳ですが、涼州の出身者のようです。

 

都尉&部曲にいる面々・・・

 

組織図の一番下の丸で囲った面子は董卓が生きていた頃は

部曲(私兵)だったと思われる人々です。

ただ、後漢書、董卓伝では、李傕、郭汜、張済(ちょうさい)

校尉に任命されていたとあります。

牛輔や呂布以外の中郎将にも、配下はいたのでしょうが、

記録が無いので不明です。

 

牛輔の校尉だった李傕や郭汜が、呂布と王允政権の打倒に成功して、

献帝を擁して権力をふるったのは、李傕・郭汜祭りで詳しく書いたので、

ここでは述べませんが、一方の呂布の部曲からも、張遼(ちょうりょう)

高順(こうじゅん)など名将が登場しています。

 

三国志ライターkawausoの独り言

 

今回は視点を変えて、董卓軍をミエル化してみました。

他の陣営に比較して、知将が少ない様子が顕著ですが、

高い騎兵の破壊力など、魏、呉、蜀にも匹敵する強力な組織と言えるでしょう。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:呂布が董卓を裏切らなかったら後漢王朝はどうなった!?

関連記事:董卓が漢王朝を支配しなかったら三国志はどうなっていたの?

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

kawauso

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三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

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