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三国志の雑学

長坂の戦いとはどんな戦いだったの?

張飛の男気人生




劉表死す

 

建安13年(208年)に荊州の長官の劉表(りゅうひょう)が亡くなりました。前年に袁尚(えんしょう)を滅ぼした曹操(そうそう)は急いで南下して征服します。

 

曹操から逃げ回る劉備

 

これに驚いたのは劉表の客将だった劉備。慌てて退却開始です。曹操も負けじと劉備を追って長坂で戦うことになります。さて、今回は正史『三国志』の長坂の戦いについて解説します。

 

自称・皇帝
当記事は、
長坂の戦い
などのワードで検索する人にもオススメ♪

 

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徐庶脱退

徐庶

 

徐庶(じょしょ)諸葛亮(しょかつりょう)の加入前の軍師的存在であり、諸葛亮を推薦した人物として有名です。劉備に仕える前は、「単家(たんか)」の人物でした。「単家」というのは貧しい出身の人物を指す言葉です。

 

剣を持って戦う徐庶

 

小説『三国志演義』の作者はこれを「単家(ぜんけ)」と呼んで、徐庶が以前は「(ぜん)」という名字だったと勘違いしていました。話が逸れたので戻します。ところが、長坂の戦いの最中に徐庶の母親が曹操軍に捕縛される事件が発生!

 

ちなみに・・・・・・徐庶の母が捕縛されたのは偶然です。

 

「なんでだよ、晃?『三国志演義』では曹操が徐庶を欲しいから母を人質にする話があるだろう?」

 

曹操にヘッドハンティングされる徐庶

 

あれは小説の創作。正史『三国志』や他の史料を読むと、勝った方が負けた方の人間を連れていくのが当たり前。男・女・子供・老人。とにかく関係無しです。どういう理由で連れていくのかは、読者の皆様のご想像にお任せしますけど・・・・・・

 

劉備の元から離れたくない徐庶

 

徐庶は主君か母親かの選択を迫られますが、最終的に母親を選び劉備に別れを告げました。徐庶はその後、魏(220年~265年)で出世して生涯を終えたようです。

 

 

趙雲奮戦

曹純

 

徐庶が脱退してションボリした劉備のもとに、とんでもない報告が入ります。妻の(かん)夫人と息子の劉禅(りゅうぜん)が行方不明になり、また娘2人が曹操の従弟の曹純(そうじゅん)に捕虜にされました。

 

悪い報告はさらに続きます。

 

趙雲(ちょううん)が曹操軍に降伏しました」

 

劉備の下で働くと決めた趙雲

 

趙雲公孫瓚(こうそんさん)配下の人物でしたが劉備と意気投合して、配下になった将軍です。劉備とはベッドを一緒にするほどのヤバイ仲でした・・・・・・

 

報告を耳にした劉備は、「バーカ、バーカ!趙雲が裏切るわけねえだろう!」と急に無双モード全開になって伝令をした兵士をボコボコにします。50歳に達する大人の行動とは思えない・・・・・・

 

ところで劉備がガチギレしている間に、趙雲は何をしていたのでしょうか?

 

長坂の戦いでの趙雲

 

 

実は見失った甘夫人と劉禅を捜索していました。趙雲は(おとこ)です。凄いことに趙雲は2人とも見つけることに成功して、曹操軍の包囲網を突破して帰ってきたのです。趙雲が帰ってきた時に劉備はきっと、誤報を入れた兵に対して「ざまあみろ、バーカ」と絶対に思ったでしょうね。しかし趙雲は劉禅はともかく、大人の甘夫人をどうやって馬に乗せて帰ってきたのでしょうか。

 

それにツッコミを入れるのは野暮ってものですか・・・・・・

 

張飛奮戦

張飛の虎髭

 

一方、こちらは張飛。曹操軍が来るので長坂橋で待ち受けます。しかも20騎だけです。やった来た曹操軍は張飛から「俺は張飛だ。死にたければ来い」と言われてビビッてしまいました。

 

張飛

 

後世の芝居では、この部分が脚色されて橋が崩れてしまったことになったり、水が逆流したりと奇想天外な内容になっています。だが、どうにか張飛の活躍もあって劉備は窮地を脱することが出来ました。

 

三国志ライター 晃の独り言

三国志ライター 晃

 

以上が正史『三国志』での長坂の戦いでした。

 

余談ですが小説『三国志演義』では、劉禅と一緒に行方不明になっていた劉備の妻は、麋竺(びじく)の妹の(夫人です。麋夫人は趙雲に救出されるも、足手まといになることを危惧して井戸に身を投げて自殺する最期になります。

 

史実の麋夫人の最期については何も語られていませんが、中国文学者の高島俊夫(たかしまとしお)氏は『三国志演義』の内容は事実だった可能性があると推測していました。

 

※参考文献

 

・高島俊夫『三国志 「人物縦横断」』(初出1994年 のち『三国志 きらめく群像』ちくま学芸文庫 2000年に改題)

 

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【未来を拓く問題解決策】楽しみながら自分を変える方法
袁術くんの成長日記

 




晃(あきら)

晃(あきら)

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横山光輝の『三国志』を読んで中国史にはまり、大学では三国志を研究するはずだったのになぜか宋代(北宋・南宋)というマニアックな時代に手を染めて、好きになってしまった男です。悪人と呼ばれる政治家は大好きです。
        
好きな歴史人物:

秦檜(しんかい)、韓侂冑(かんたくちゅう)、
史弥遠(しびえん)、賈似道(かじどう)

※南宋の専権宰相と呼ばれた4人です。

何か一言:

なるべく面白い記事を書くように頑張ります。

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