陸遜はどんな人物だったの?横山光輝『三国志』を元に考察


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陸遜

 

呉(222年~280年)の丞相(じょうしょう
)
である陸遜(りくそん)は『三国志演義』では劉備(りゅうび)関羽(かんう)張飛(ちょうひ)曹操(そうそう)が鬼籍に入る辺りから登場。主要キャラクターである彼らが亡くなった後に登場する人物は、なぜか分かりませんが影が薄く感じます。

陸遜

 

陸遜もその1人です。呉の歴代総司令官の周瑜(しゅうゆ)魯粛ろしゅく)呂蒙(りょもう)に比べると地味に感じます。そんなことを考えるのは私だけかもしれませんけど・・・・・・さて、今回は横山光輝『三国志』をもとに陸遜について解説します。

 

自称・皇帝
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初登場の総登場コマ数 2コマ!

 

横山氏の『三国志』における陸遜初登場の話は、建安22年(217年)の濡須口の戦いです。ピンチになっている孫権軍に援軍としてやって来たシーンです。初登場の顔は横山氏のマンガによく登場するモブキャラの顔。三国志に関して何の情報も無い人が、そのシーンを見ると、「こいつはもう2度と登場しない!」と感じます。なぜなら総登場コマ数は、驚きの2コマ!マンガが打ち切りになっていたら、絶対に読者の皆様の心に残らないキャラクターになっていたでしょう。


2度目の登場 関羽討伐の作戦を立案する陸遜

 

陸遜2度目の登場は建安24年(219年)の呉による関羽討伐です。以前から関羽と荊州を巡って対立していた孫権。関羽が樊城の曹仁を攻めている間に、荊州を奪うことは出来ないか考えます。軍の総司令官である呂蒙も実行に移したかったのですが、関羽は呉に対する備えとして見張り台を各地に設置。考えすぎて呂蒙は、心を病んでしまいます。心配した孫権が派遣したのが陸遜です。今回は文官スタイル。でも、モブ顔は全く変わりない。陸遜は呂蒙の病が、心の病と最初から分かっていたのです。

 

陸遜に見破られた呂蒙ですが、関羽が設置した見張り台を打ち破る方法が思いつかないと弱音を吐きます。すると陸遜は「自分を総司令官にしてください。関羽は自尊心が強い人間ですので、無名な私が総司令官になったと聞いたら、必ず手を抜きます。その時こそ攻撃のチャンスです」

 

それを聞いた呂蒙は「まさにその通り!」と思い、自分は戦線を離脱。表向きは病気療養のためと触れ回っています。総司令官代理として推薦されたのは陸遜。孫権は無名の陸遜が推薦されたことを聞いてビックリ!

 

「陸遜よりも他の将軍に任せたらどうだ?」と呂蒙に提案します。しかし呂蒙は有名な将軍を代理に任命すると関羽が警戒する可能性もあることを孫権に伝えました。また、陸遜についても今は無名だけど必ず役に立つ人材になることを孫権に言いました。だがこの時の孫権は、まだ陸遜の凄さが分かりませんでした。


3度目の登場 夷陵の戦いで登用される

 

陸遜の読み通りに関羽は彼を侮って警戒を怠ります。そこを呂蒙に突かれて討たれました。関羽の死を聞いて怒ったのは劉備。劉備は蜀の章武2年(222年)に関羽の敵討ちを名目に呉へ出兵。破竹の勢いで進撃しました。呉は甘寧・潘璋を失って絶体絶命のピンチに陥ります。もはや滅亡のカウントダウンが始まっています。

 

そんな時に闞沢が陸遜を推薦します。張昭や他の文官は「戦に出たことない奴を推薦するなんて、KYだ」という感じになります。ところがこの時、孫権は呂蒙が亡くなる前に陸遜を推薦したことを思い出します。

 

「ここは陸遜に賭けてみるか」と思って孫権は陸遜を登用しました。

 

その結果は・・・・・・見事に大勝利!周泰・韓当などの古参将軍も最初は、ブーブー文句をたれていましたが火計で蜀軍を破ったのを見ると、すぐに実力を認めて服従しました。亡くなった呂蒙の推薦は見事に的中。陸遜はこうして立身出世の階段を昇っていくのでした。


三国志ライター 晃の独り言

三国志ライター 晃

 

夷陵の戦い以降、陸遜は脇役になってしまいます。横山氏の『三国志』でも少し顔を出す程度であり、死について全く触れられることはありません。『三国志演義』でも同様の扱いになっており、いつの間にか綺麗に消えてしまいます。おそらく死に方が、あまりにも悲惨だったので原作者の羅漢中が配慮して描かなかったと私は思っています。決して呉だけ差別したわけではないと私は思っています。

 

※はじめての三国志では、コメント欄を解放しています。陸遜のファンはコメントをお願いします。

 

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【孫権を支えた呉の大軍師 陸遜】
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