前田利家の逸話やエピソードは本当?かぶきものとして名高い喧嘩好き御仁

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前田利家の逸話(1P目)


天正9年(1581年)能登一国を与えられ23万石の大名となる前田利家

 

利家は、秀吉に遅れること8年、遂に城持ち大名となります。これが、後の加賀100万石につながっていきます。このころは、現在の金沢は含まれていなかったようで、金沢を中心にしていくのはもう少し後になります。しかし、この能登国(能登半島一帯)は、近畿地方から遠く離れた位置にあり、織田家ではそれほど重要な拠点ではありません。城持ち大名となりながらも、地方の支店長に飛ばされた感覚だったかもしれません。光秀、秀吉にはかなわない、そんなことを感じ始めていたでしょう。

 

燃える本能寺

 

その翌年、突然『本能寺の変(ほんのうじのへん
)
』が勃発します。


近畿地方から遠い利家には不利だった

本能寺の変で「是非に及ばず」と切り替えの早い織田信長b

 

織田家を揺るがす大事件となった本能寺の変から、その後の山崎の合戦(光秀と秀吉との戦)まで全く関わることのできなかった利家。それは、北陸を担当していた柴田勝家も同じでした。

 

清須会議に参加する池田恒興 柴丹羽長秀、羽柴秀吉、柴田勝家

 

直後の清須会議(きよすかいぎ
)
では秀吉と勝家が対立。織田家の後継者闘争の場に放り込まれますが、利家は長く行動を共にしてきた柴田勝家を支持します。ちなみに、勝家と双璧とみなされていた家老の丹羽長秀は秀吉側についております。

 

清須会議b 丹羽長秀、羽柴秀吉、柴田勝家、池田恒興

 

ここで、秀吉と勝家との対立は決定的なものとなります。そんなときに、秀吉から文が届きます。

「近いうちに勝家と戦になる、そのときは味方をしてくれ」

 

利家は悩みます。柴田の親父殿は裏切れない。だが、秀吉とは家族だ。そして、おそらく秀吉が勝つだろう。


賤ヶ岳の戦いで戦線を放棄する?

戦にめっぽう強い柴田勝家

 

秀吉と勝家の軍事衝突は避けられないものになります。利家は、勝家の要請により出兵します。秀吉と勝家との戦、「賤ヶ岳の戦い(しずがたけのたたかい
)
」です。そこで利家の取った行動は、意外なものでした。

 

「戦わず退却する」

 

出陣しながら、戦わないという利家らしからぬ中途半端なものでした。しかし、これは勝家の顔を立てながら、秀吉には戦う意志がないことを示すという苦肉の策だったのです。後の「関が原の戦い」で毛利家が行ったようなことに似ていますね。この利家の行動もあって、勝家は敗れることになります。


敗走する勝家との涙の対面

 

敗走する柴田勝家は、利家が先に退却していた府中城にわざわざ立ち寄ります。利家は、めちゃめちゃに怒られると思っておりましたが、勝家からかけられた言葉は意外なものでした。

 

「私のことは忘れて秀吉に降伏せよ」

 

利家の長年の働きに礼を言ったともいわれています。さすがの勝家ですね。利家は涙します。その言葉どおり、その後利家は秀吉に降伏し、勝家の籠もる北ノ庄城攻めの先鋒となります。どんな気持ちでいたのでしょう。そして、勝家は、それ以上戦わず自害することを選びます。ここに、織田家の後継者は秀吉になることが決定します。


秀吉の家臣として出世した前田利家

豊臣秀吉の勢力に上手く乗り換える前田利家

 

秀吉の家臣となり、利家は現在の金沢近辺も領有することになります。また、秀吉と家康との争いの中では、家康側についた佐々成政と対決します。覚えておられますでしょうか?

 

利家が赤母衣衆の筆頭になったときに、黒母衣衆の筆頭だったあの佐々成政です。彼も苦労しながらようやく北陸地方の城持ち大名となっていました。領地も隣同士という妙な縁です。

 

この戦いには利家が勝利します。これにより、前田家としては76万石まで加増されることになりました。また、一時「羽柴」や「豊臣」という苗字を与えられるなど、かなり厚遇されます。そして、五大老という豊臣家で最も高い地位にまで上ります。しかし、すでに秀吉と共に利家も病気に侵され始めていました。

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