
「趙雲」と言えば、関羽や張飛と並ぶ蜀の中心武将で、映画になるなど三国志屈指の人気武将として知られていますね。そんな趙雲、「武勇に優れる」というイメージが強いですが、戦場の華である「一騎打ち」ではどのような活躍をしたのでしょうか?
今回の記事ではそんな趙雲の一騎打ちについて調べてみましょう。まずは正史「三国志」より趙雲のプロフィールから。
この記事の目次
袁紹から公孫瓚そして劉備の家臣へ
趙雲は元々袁紹に仕えていましたが、彼には見切りをつけ、公孫瓚の配下となります。そして同じく公孫?に身を寄せていた劉備と出会い、そのまま配下となりました。
その後は「長坂の戦い」で劉備の息子を救うなど、数々の戦で活躍しました。劉備が亡くなった後も、劉禅の元で将軍職として活躍します。
関羽、張飛などが非業の死を遂げる中で、趙雲は蜀に仕え続け、諸葛亮の北伐にも従軍し、殿を務めるなど衰えぬ武勇を見せていました。彼が亡くなったのは229年で「順平侯」という諡(死後の尊称)を送られました。
こちらもCHECK
-
-
YouTubeマンガ 第三弾「趙雲はどうして桃園義兄弟ではないの?」5月15日公開
続きを見る
華々しい一騎打ちは小説だけ?
正史「三国志」でも兵を率いた活躍が記載されている趙雲ですが、実は「一騎打ち」については特に記述がありません。趙雲が一騎打ちで活躍しているのは小説「三国志演義」が主になっています。
趙雲は小説では関羽や張飛と並ぶ武将として、数々の見せ場が用意されており、中でも一騎打ちは趙雲のスター性を高めるものとなっています。「三国志演義」の中で趙雲の一騎打ちは何度もあるのですが、今回の記事ではその中から印象的な戦いをピックアップしていきましょう。
こちらもCHECK
-
-
趙雲と姜維の一騎打ち!姜維の武勇は本当に凄かったの?
続きを見る
趙雲の名が知れ渡る!VS文醜
最初に取り上げるのは、袁紹軍の武将「文醜」との戦いです。公孫瓚の部下であった趙雲でしたが、その当時公孫瓚と袁紹は激しい戦いをくりひろげていました。
中でも「磐河の戦い」では公孫瓚は文醜に追いかけられ、命の危険にさらされます。そこに助けに現れたのが趙雲でした。文醜と趙雲は5~60回も打合いますが決着つかず、そこに公孫?の部下が駆け付け、勝負は引き分けとなります。この一騎打ちで趙雲の名前は有名になるのです。
こちらもCHECK
-
-
文醜とはどんな人?具体的逸話は演義にしかない豪傑
続きを見る
獅子奮迅!長坂の戦いでの死闘!
「長坂の戦い」で妻子とはぐれてしまった劉備。趙雲はそれを助けるため、戦場を駆け回ります。
そこに立ちはだかるのは曹操軍の武将たち。まずは「淳于導」、彼を槍で一突き。続いては夏侯惇の一族の「夏侯恩」、彼も槍の一突きで退け、彼が持っていた曹操の宝剣「青紅剣」を手に入れます。他にも5人くらいと戦い、ことごとく退けます。
獅子奮迅の活躍の長坂の趙雲ですが、一騎打ちで倒した武将はほとんど架空の人物です。
こちらもCHECK
-
-
趙雲が評価されたのは劉禅の代になってから?趙雲の評価を解説します
続きを見る
呉に一矢報いる!VS朱然!
関羽を失った劉備はかたき討ちのために呉に攻め込みます。この「夷陵の戦い」で劉備は陸遜の計略にかかり大敗、逃走します。
これを追いかけてきたのが呉の武将「朱然」でした。危機一髪の劉備でしたが、成都から趙雲が駆け付け、朱然を斬ります。ちなみに朱然は正史「三国志」では「夷陵の戦い」の27年後に亡くなっており、本当の意味での趙雲の犠牲者と言えるかもしれません。
こちらもCHECK
-
-
闇に葬られた後継者?呂蒙の後継者は陸遜ではなく朱然だった?
続きを見る
蜀の今後を占う戦い!VS姜維
諸葛亮は北伐のため、「天水」に趙雲らを率いて出兵します。そこに立ちはだかったのが当時魏に仕えていた姜維でした。姜維は計略をもって諸葛亮らを翻弄、蜀軍を大いに困らせます。当時老齢だった趙雲はそんな若武者姜維に一騎打ちを挑みます。
老練な趙雲に対し、姜維は華麗な槍さばきで戦い、趙雲は驚きます。そんな中で魏軍の援軍が到着。趙雲は撤退します。姜維の知略と武勇に惚れた諸葛亮は計略を使い、魏軍から姜維を引き抜くことに成功します。この趙雲対姜維のエピソードは蜀の世代交代を印象付けるためのエピソードとなっています。
こちらもCHECK
-
-
姜維は諸葛亮の意思を本当に継いだの?二人の北伐の違いを考察してみた
続きを見る
趙雲の戦績は?
小説三国志演義での趙雲は数々の一騎打ちを行っていますが、その戦績はどのような感じだったのでしょうか。これは独自集計になりますが、32戦して28勝3分け(文醜、許チョ、張郃)1敗(姜維)だと推定しています。ほとんどが勝利で、唯一の敗北が姜維戦、と言ったところでしょうか。
こちらもCHECK
-
-
国がない劉備は趙雲や部下をどうやって養ったの?
続きを見る
三国志ライターみうらの独り言
三国志演義の趙雲の活躍は実に華々しく、まさに主役といった感じです。趙雲はドラマにもなっており、「三国志趙雲伝」というドラマは趙雲の一騎打ちがたくさん見られるのでおススメです。
こちらもCHECK
-
-
どうしてダメ?趙雲も劉備も難色を示した同姓婚
続きを見る






















