53話:体制を立てなおした劉備に曹操が襲いかかる

2015年3月26日


 

曹操躍進

 

劉備(りゅうび)が、汝南(じょなん)で一勢力になった事を知った

曹操(そうそう)は、袁紹を官渡で破ってから直ぐさま、

軍を取って返し汝南に進軍しました。

 

「勝利の美酒に酔うのは,まだ早い、劉備を殺してからだ!!」

 

度々、自軍の背後で反乱を起こされて、曹操は何としても劉備を

殺さないといけないと腹を括っていたのです。

 

劉備は、曹操が汝南に向かっていると聞くと、守りが手薄な曹操の本拠地、許都(きょと)を陥れようとします。

 

前回記事:52話:袁紹を破った曹操は、中原最強の勢力に成長

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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劉備の狙い

劉備

 

許都には献帝(けんてい)がいるので、

これを奪還しようという思いだったのでしょう。

献帝は、劉備を皇叔(こうしゅく)と呼び、慕っていました。

 

皇叔は、皇帝の叔父という意味で、献帝が劉備を血族として、

頼みに思っていた事が分かります。

 

許都に入る前に曹操と遭遇してしまう劉備

曹操 劉備 アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラVSゲイリー・グッドリッチ

 

しかし、運悪く、許都に劉備が入る前に、

途中の穣(じょう)山で曹操の大軍に遭遇してしまいます。

 

 

仕方なく、劉備は、穣山の麓に陣を張り、軍勢を3手に分けて、

関羽(かんう)を東南、張飛(ちょうひ)を西南、

劉備(りゅうび)と趙雲(ちょううん)は、真南に陣を張ります。

 

 

曹操軍が麓まで入ると劉備は陣太鼓を鳴らして突撃します。

まずは、趙雲と曹操軍の許褚(きょちょ)が激しく

一騎打ちを繰り返しますが、中々決着が着きません。

 

劉備軍の助っ人が到着

関羽 神様

 

そこに、関羽、張飛の援軍が到着、

三国志超メジャー武将が三人も掛かってきて、

かなり劣勢になった曹操軍は撃破され、

許褚は打ち崩されて敗走しました。

 

おお!珍しい事に劉備軍が、曹操を撃退しました(笑)

ところが、劉備軍の奮戦は、ここまででした。

 

曹操軍は戦力差を活かした戦術を使う

抜き出た曹操

 

曹操軍は、疲れが取れてくるに従い、数の多さを活かしていきます。

一方の劉備軍はたったの三千名、時間が経つと戦力差が広がります。

 

困難な状態で戦闘を継続する劉備一行は、逆に交替要員が居ない分、

どんどん疲弊して、曹操軍に圧倒されてしまうのです、、

 

耳で聞いて覚える三国志

次回記事:54話:劉備、再び曹操に敗れる

 

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どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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