52話:袁紹を破った曹操は、中原最強の勢力に成長

2015年3月26日


 

官渡の戦い 曹操 勝利

 

三国志史上、天下分け目の決戦である官渡の戦いに勝利した曹操は

事実上、中国最強の勢力を手にいれました。

 

官渡の戦いから、汝南に取って返し、劉備(りゅうび)を撃破した

曹操(そうそう)は、北方平定に取りかかります。

 

次回記事:51話:武将を惹きつける人間磁石 劉備玄徳

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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北方平定を開始した曹操

曹操

 

その手始めに、曹操は、黎陽で袁紹の三男、袁尚(えんしょう)を撃破、

このショックで、袁紹(えんしょう)は血を吐いて倒れ帰らぬ人になります。

 

亨年は48歳、、一時は中国を支配せんとした男の寂しい最期です。

が、この袁紹(えんしょう)こともあろうに最期の最期で最悪の選択をします。

 

袁紹の最悪な選択

笑う曹操

 

自分の後継者を、長男の袁譚(えんたん)ではなく、

三男の袁尚(えんしょう)にしてしまうのです。

 

袁譚には、これという落ち度もないので、袁譚とその取り巻きは、

猛反発し、袁家は、お家騒動に陥ってしまいます。

 

これは、曹操にとっては、笑いが止まらない事態でした。

袁譚は、弟の袁尚に戦いを挑み、二人は一騎打ちまでしますが、

袁譚(えんたん)は情けない事に、袁尚(えんしょう)に敗れてしまいます。

 

袁尚軍は、平原(へいげん)城に逃げ込んだ袁譚を激しく攻めます。

もう、何やってんだ?という話ですが、二人の関係は修復不能です。

 

 

攻められた袁譚も袁譚で、、あろう事か

弟憎さに曹操に降伏の使者を出します。

「坊主憎けりゃ、袈裟まで憎い」で父の仇の曹操に、

弟を攻め滅ぼしてもらおうと考えたのです!!

 

こうなってしまうと、袁紹が、袁譚を後継者にしなかったのも

無理からぬような感じもします。

 

個人の恨みを優先し、領地にわざわざ曹操軍を入れよう

というのですからもう意味不明です。

 

とまれ、袁紹の没後、袁家はこのような体たらくであり、

曹操の北方平定は時間の問題になっていたのです。

 

耳で聞いて覚える三国志

 

 

 

次回記事:53話:体制を立てなおした劉備に曹操が襲いかかる

 

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どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

もちろん、食べるのはサーモンです。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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