荊州争奪戦、荊州がどうしても欲しいんです

2015年5月20日


荊州争奪戦

 

208年の赤壁の戦いのあと、

・呉・蜀はそれぞれに地盤を固めながら、

220年代に三国鼎立がなされるまでずっと争い続けていきます。

 

特に三者の勢力争いが激しかった地が荊州(けいしゅう)でした。

荊州は三勢力の中心に存在するため、何度も衝突が発生します。

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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魏・呉・蜀の争い

曹仁 三国志 ゆるキャラ

赤壁の戦いのあと、

魏の曹仁(そうじん)が守っていた江陵(こうりょう)が

一年の攻防戦の末に、呉の周瑜(しゅうゆ)によって攻略されます。

 

また、蜀の劉備は、魏・呉の争いが繰り広げられている間に

隙をつく形で

荊州南部の武陵(ぶりょう)、長沙(ちょうさ)、零陵(れいりょう)、

桂陽(けいよう)を手に入れます。

 

魏の曹操は、荊州北部の拠点である南陽(なんよう)だけは死守します。

 

こうして荊州は三勢力に分割されたのです。

 

 



魏・呉・蜀に属さない土地

三国志地図

赤壁の戦いが起きたとき、

魏呉蜀の三勢力に属していない土地はまだ存在しました。

 

・益州(えきしゅう)の劉璋(りゅうしょう)

・漢中(かんちゅう)の張魯(ちょうろ)

・涼州(りょうしゅう)の馬超(ばちょう)

・遼東(りょうとう)の公孫康(こうそんこう)

 

などです。

しかし、こののち、三勢力の拡大によっていずれかの勢力に属していきます。

 

魏・蜀は漢中で激突し、

魏・呉は合肥(がっぴ)で衝突します。

 

また赤壁時には同盟関係であった呉・蜀も

荊州の支配をめぐって争うようになっていきます。

 

 

本当の三国時代はいつからなの?

三人(魏 呉 蜀)

三国志、三国志と言っていますが、

歴史的な「三国時代」はいったいいつからなのでしょうか。

 

220年に病死した曹操の跡を継いだ息子の曹丕(そうひ)は

魏を建国して皇帝を名乗ります。

 

翌年、漢王朝が滅びたことで劉備も

蜀漢を建国し、皇帝となります。

 

さらに229年、今度は孫権も呉を建国して皇帝となります。

 

三国の君主がすべて皇帝を名乗ったことで、

厳密にはここから先が三国時代ということになるでしょう。

 

 

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この記事を書いた人:東方明珠(とうほうめいしゅ)

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はじめての三国志

通称「はじさん」のはじっこライター東方明珠です。

普段は恋愛系のノベルやシナリオを書いています。

中国の歴史が大好きで、

ハンドルネームにも上海のテレビ塔の名称を拝借しています。

行き当たりばったりで中国の遺跡を巡る旅をしていましたが、

次は無錫市にある三国志のテーマパーク「三国城」に行きたいです。

 

■好きなこと(趣味):

本屋さんをはしごすること

 

■好きな三国志の人物:

孫策と周瑜

 

■幸せを感じる瞬間

自分の書いた文章に素敵なイラストを描いてもらったとき

 

■出没場所

動物園

 

この記事のデザインを担当した人:よりぶりん

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イラスト担当のよりぶりんです、ご存じの方もそうでない方も名前だけでも覚えて帰って下さいね。

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■尊敬する人:
麻雀を日本に伝えた人(誰かわからないですが・・・)

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イラストのリクエスト御座いましたらお気軽どうぞ!
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よりぶりんでした。

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中国は上海の雰囲気が好きなので、テレビ塔の「トンファンミンジュ」を名乗っています。もともと『水滸伝』の大ファンで、『三国志』に興味を持ったのは、アーケードゲーム「三国志大戦」がきっかけです。当時はゲームセンターに通いつめました!まだまだ中国史について勉強中ですが、精いっぱい面白いことを探してお伝えしたいと思っています。

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