袁術祭り
北伐




はじめての三国志

menu

はじめての蜀

86話:張松という男が劉備の運命を左右する 

この記事の所要時間: 28

赤壁の戦い

 

曹操(そうそう)が赤壁の戦いに入る直前、

益州の劉璋(りゅうしょう)は、漢中との国境で起きた

張魯(ちょうろ)との争いに悩まされていました。

 

前回記事: 85話:曹操を油断させた潼関(どうかん)の大勝利

 

五斗米道の存在が邪魔な劉璋

五斗米道 はじめての三国志

 

五斗米道(ごとべいどう)という新興宗教の3代目の教祖である張魯は、

死をも恐れぬ強力な信徒を擁して、なかなか強力であり

実戦経験の少ない劉璋軍を脅かしていたのです。

 

このまま、軍事衝突を続けていても不利になると考えた劉璋は、

配下の張松(ちょうしょう)を曹操に派遣して救援を求めようと考えます。

 

しかし、この使者に立った張松は、とんでもない喰わせ者でした。

 

張松の思惑と誤算

張松

彼は、劉璋が自分を優遇しない事に失望し、曹操に益州を獲る事を勧め

水先案内人になって、曹操配下として出世しようと企んでいたのです。

 

ところが、タイミングの悪い事に、この頃の魏は天下統一間近という事で

多忙であり、同時に軍も慢心し切っていました。

 

遥々、益州から来た張松は、3日もの間、何の音沙汰もなく待たされます。

 

「無礼な、、これが一国の使者に対する扱いか」

張松は憤慨しますが、兎も角待つしかありません。

 

3日後に曹操と面談が出来た張松

現実主義曹操

 

ようやく、3日目に面会が叶った張松ですが、

曹操は張松の容貌が醜く、小男である事で人物を軽くみてしまいます。

 

カチンと来た張松は、曹操が注釈を付けた孟徳新書を揚脩(ようしゅう)

から借りてその場で丸暗記して見せ曹操を驚かせると同時に、

その内容を酷く批判してしまいます。

 

曹操を批判した張松

裏切りは許さぬ 曹操

 

怒った曹操は、張松を掴まえて、百叩きの計に処しました。

痣だらけの身体で魏から追い出された張松は、曹操に幻滅します。

 

張松:「曹操は、もう少し大人物かと思っていたが、これでは駄目だ、、

こんな狭量では、益州を獲らせてもワシが出世する目は無さそうだ、、」

 

 

劉備を頼る張松

劉備 人望

 

そこで、張松は江夏城に居た、劉備(りゅうび)を頼る事にするのです。

 

劉備に招かれた張松は、曹操の時とは打って替わり、大歓迎を受けます。

劉備は自ら、孔明(こうめい)、龐統(ほうとう)を引きつれて

張松に会い歓迎の意を示します。

 

以前、曹操に袖にされていただけあって、劉備の対応は、

張松の心を感動させるには充分でした。

 

劉備軍の対応に感動する張松

劉備が眩しい 素晴らしい

 

「流石に劉備は、大人物だ、これは益州を売るなら劉備かも知れぬ」

 

張松は、劉備の態度に満足して、曹操に渡すつもりだった、蜀の地図を

劉備に渡して、劉備に蜀を獲らせる為に尽力するようになります。

 

張松は、自分勝手で私心を優先する人でしたが、一方で

優れた智謀も持っていました。

 

劉備は、張松を厚遇する事で、益州攻略の第一歩を記す事になります。

 

耳で聞いて覚える三国志

 

 

次回記事:87話:劉備、蜀への侵攻を決意

 

よく読まれている記事

曹操頭痛

 

よく読まれている記事:頭がキーン…頭痛に悩んだ曹操、三国志演義は医学的に正しかった?曹操の見た幻覚の原因は何だったの?

 

曹操01

 

よく読まれている記事:曹操を好きになってはいけない6つの理由

 

朝まで三国志

 

よく読まれている記事:朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第1部

袁紹 曹操

 

よく読まれてる記事:【三国志if】もし袁紹が官渡の戦いで曹操に勝ってたらどうなってたの?

 

この記事を書いた人:kawauso

kawauso

■自己紹介:

どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

もちろん、食べるのはサーモンです。

関連記事

  1. キングダム 514話 ネタバレ予想:王翦の進路変更の理由とは?
  2. 安保法案ってなに?三国志で理解する安保法案【今さら聞けない】
  3. 実は鐘会はマザコンだった!人生を狂わせた母の愛
  4. テルマエ・ロマエのルシウスもびっくり!?後漢の甘英、ローマを目指…
  5. 【キングダムネタバレ】ちょ~先読み!桓騎(かんき)李牧(りぼく)…
  6. 飛信隊はどのような構成だったの?史実をもとに強さも考察
  7. 天地を喰らうという漫画があまりにもカオス!裏三国志入門書 Par…
  8. 三国志は陳寿が綴ったけど、現代日本の歴史教科書は誰が綴っているの…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 朝まで三国志2017 三国志の最強軍師は誰だ! 第6部
  2. 曹操が人材集めに熱中していたのは曹騰(そうとう)の影響だった!?
  3. 今まで有難う趙雲!劉禅や姜維の感謝の言葉に感涙
  4. 孫策涙目になるほどのフルボッコ!?小覇王をコテンパにした陳登
  5. 歴史上の最強の弓の使い手は誰?太史慈?李広?源為朝?立花宗茂?
  6. 尼子晴久(あまごはるひさ)とはどんな人?毛利家最大の敵として立ちはだかった中国地方の戦国大名

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

三国志:前半戦のまとめその2(董卓君臨から官渡の戦いまで) 三国志の時代、一番本を持っていた武将は誰だったの? 正当防衛なのに・・孫家に恨まれ続けて殺された黄祖(こうそ) 織田信長の息子達の名前がファンキーでかなりやばい!! 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース36記事【4/2〜4/9】 朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第8部 毛利家を守るために小早川隆景の苦渋の決断とは? 田横(でんおう)ってどんな人?不撓不屈の精神で正義を模索した王の生涯

おすすめ記事

  1. 【はじめてのセンゴク】織田家に反旗を翻した荒木村重・別所長治の最後
  2. 三国志補完計画・どちらが本当の三国志?正史と演義
  3. 【李傕・郭汜祭り 4日目】献帝帰還の功労者の惨めな最期 張済(ちょうさい)
  4. 後漢を滅ぼす原因にもなった宦官(かんがん)って誰?
  5. 正当防衛なのに・・孫家に恨まれ続けて殺された黄祖(こうそ)
  6. 趙直(ちょうちょく)とはどんな人?夢占いで人の運命を占った蜀の天才占い師
  7. 公孫康(こうそんこう)とはどんな人?虚を捨て、実を取り遼東に安寧をもたらした男【遼東三代記】
  8. 張飛の男気人生に痺れる!これぞ三国一!一騎当万の豪傑

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP