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【蒼天航路】よかミカンが選ぶ面白ポイント6選




蒼天航路

 

三国志曹操(そうそう)を主人公にした漫画「蒼天航路(そうてんこうろ)」。

三国志演義にかかっている朱子学(しゅしがく)的なフィルターを取り除き、現代人の感覚で描かれた迫力ある三国志に魂を揺さぶられた方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

 

はじめての三国志にはマスコットキャットの黒田廉氏による蒼天航路おすすめ記事がありますが、それに便乗して、本日は蒼天航路の中で私 よかミカン

が個人的にツボだったポイントを6つご紹介させて頂きます。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

 

関連記事:三国志演義と蒼天航路で趙雲の噛ませ犬!可哀想な麴義

関連記事:蒼天航路の郭嘉の名言が三国志好きには堪らない

 

 

ツボ1:呂布が野獣

蒼天航路

 

これはあまりにもベタすぎる感想ですが、蒼天航路の呂布(りょふ)はサイコーです!

ドレッドヘアでムキムキマッチョで、言葉をほとんどしゃべらないんですよ。

「お お 俺は り り り 龍に りゅ 龍になるのだ」

うーむ、中国語を満足に話せないのに中国の神獣・龍になれるんだろうか……。

 

呂布が主君・董卓(とうたく)の妾・貂蝉(ちょうせん)に一目惚れするシーンは、貂蝉を初めて見た呂布が腕組みをしながらみるみる恐ろしい形相になっていき、

組んでいた腕をブンとはなしてビキッという謎の音を発してその場から歩み去るだけなのですが、そのあと赤兎馬に噛まれて取っ組み合いのけんかを始

めます。

 

人中の呂布と馬中の赤兎が、互いに力尽きるまで殴り合い蹴り合い噛み合うんですよ。

(その格闘シーンの絵はありませんが)

赤兎馬は呂布の様子がおかしいことに気づいたから噛んだのでしょう。

野獣・呂布と猛獣・赤兎馬のもの言わぬ友情にジーンときました。

 

 

ツボ2:袁術がモンキー

袁術

袁術

 

蒼天航路は、三国志演義(歴史物語小説)によって築かれていた既存の三国志観を正史三国志(歴史書)寄りの視点から崩した革命的な作品です

このため、読者としては、三国志演義で不当におとしめられている人物に対して正史にもとづいて名誉回復してほしいという期待を蒼天航路に寄せるこ

とになります。

 

しかるに、三国志演義で無能の自意識過剰キャラとして描かれている袁術(えんじゅつ)は、蒼天航路でも無能の自意識過剰キャラのまんまです。

(正史ではけっこう豪腕を振るっている人なのに)

なんだー、演義どおりかー。蒼天航路なんだから袁術をもっと評価してよー。ぶつぶつ。

しかし蒼天航路の袁術皇帝の描き方はひどすぎて逆に面白いです。

 

袁術が登場する最後の一コマ(「その百十九 荀彧(じゅんいく)の決断」)なんか、手足の形が100%モンキーになっております。

姓が「袁」だから、お猿にしたくなりますよねっ! わかります、王欣太(きんぐごんた)先生!もー、先生ったらおちゃめすぎ♡ 面白すぎるw

 

まだ漢王朝で消耗してるの?

まだ漢王朝で消耗しているの  

ツボ3:諸葛亮が変態

諸葛孔明

諸葛孔明(ジャングル)

 

蒼天航路の諸葛亮(しょかつりょう)はすごいです……。

読んだことない方は、ぜひ三顧の礼のところだけでも読んで頂きたいです。

一目でも見たら気になりすぎて全巻一気読みしてしまいそうなほどのインパクトがありますよ!

読書人階級の人なのに、なんであんなに筋肉ムキムキなのか不思議です。

絶界の秘境みたいなところに住んでいるから、街に出るたびにロッククライミングをして鍛えられたのか、それとも日夜いろんな体位で陰陽の交合を

こころみているから全身くまなく筋肉がついたのか……オエ。

 

人物像は三国志演義を通り越し三国志平話を凌ぐほどファンタスティックで、諸星大二郎の世界と鳥山明の世界の悪魔合体という感じです。

『図解雑学 三国志』や『「三国志」軍師34選』でおなじみの渡邊義浩(わたなべよしひろ)先生は曹操嫌いの諸葛亮ファンですが、赤壁の戦いのあと曹操に「

くどい」と一蹴されて髪の色まで変わってしまう蒼天航路の諸葛亮を見てどういう感想をお持ちになったか、すごく知りたいです。

(どなたかご存知の方がおられたらぜひ教えて下さい!)

 

あの諸葛亮像が王欣太先生の三国志へのアンサーなんですね。

よく分からないけどよく分かります……。

 

ツボ4:馬忠が謎の生物

 

関羽(かんう)に致命傷を負わせる馬忠(ばちゅう)が、人間のような動物のような野人のような謎のUMA(ユーマ)です。

(漫画の中で馬忠が「馬」の頭を食べているのは未確認動物を示す「UMA」とかけたのか??)

関羽は神様だから、ふつうの人間には倒せないと思って馬忠をUMAにしたのでしょうか。

馬忠の壮絶な戦い方を見ると、その後関羽が神様になったと言われても納得します。

 

ツボ5:ときどきゼロ年代(2000年~2009年)っぽい雰囲気がある

曹植

 

李典(りてん)がなぜだか発明王

李典(こん)

李典()

「李典擲箭(ちーちぇん)

「李典()」etc.

 

孫皎(そんこう)の技の出し方が派手

黒虎背剣(こくこはいけん)

敏疾万変(びんしつばんぺん) 漆黒の体(しっこくのたい) 動静 虚実 ともにあり 光背闇裂く(こうはいやみさく) 兇猛の爪牙(きょうもうのそうが)

 

丁奉(ていほう)が女性:とうとうやっちまった!

 

ツボ6:後半になってお色気描写と残虐描写が激減

 

漫画の最初のほうでは乳頭が透けてみえる薄絹を着た女性が登場するようなお色気シーンが多く、オエッて思うような残虐描写もたくさんあり、

青年漫画としての読者サービスが満載だった蒼天航路。

後半では一転して女性でもまあまあ安心して読める漫画になっています。

 

これはおそらく、連載しているうちに蒼天航路の評判が広がって老若男女の三国志ファンが手にとるようになったために、それに配慮したのではないで

しょうか。

掲載誌「モーニング」の読者向けに頑張っていたのに、人気が出て変わってしまったんやね……。

「モーニング」読者層よりも三国志ファン層のほうを取ったんや……。

 

後半は、三国志をひととおり知っている人じゃないと分からない漫画になっているような気も……。

なんか、編集者さんも王欣太先生もご苦労されたんだろうなぁという感じがしてキュンとなります。

(全然そんな事情じゃないのかもしれませんが勝手に想像して勝手にキュンとしています)

 

三国志ライター よかミカンの独り言

よかミカン

 

蒼天航路のちゃんとしたおすすめ記事は他にありますので、私はへそ曲がりらしく変なことばっかり書きました。

 

人物が一人一人魅力的だとか、独自の三国志解釈とか、蒼天航路の魅力は枚挙にいとまがありませんが、それを取り除いてもなお漫画としての面白さが

盛りだくさんなように思います。

孫権(そんけん)がペットの虎の仇討ちをする夢を見るところなんか、三国志とはほとんど関係ないのですが孫権に感情移入できて、とてもよかったです。

余談ですが、呉人が関西弁だったり、諸葛亮が変人だったりするのは蒼天航路と同じ講談社から出ている「SWEET三国志」の影響かもしれませんね。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:蒼天航路では王?正史三国志よりも活躍していた夏侯淵をご紹介

関連記事:蒼天航路のココが凄い!三国志を読むならこの漫画!新たな世界観で描かれた新三国志が超絶オススメ!

 

【赤兎馬はカバだった説に迫る】
赤兎馬はカバ




よかミカン

よかミカン

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三国志好きが高じて会社を辞めて中国に留学したことのある夢見がちな成人です。

個人のサイトで三国志のおバカ小説を書いております。

三国志小説『ショッケンひにほゆ』

【劉備も関羽も張飛も出てこない! 三国志 蜀の北伐最前線おバカ日記】

何か一言:
皆様にたくさん三国志を読んで頂きたいという思いから わざとうさんくさい記事ばかりを書いています。

妄想は妄想、偏見は偏見、とはっきり分かるように書くことが私の良心です。

読んで下さった方が こんなわけないだろうと思ってつい三国志を読み返してしまうような記事を書きたいです!

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