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第4の関、洛陽
ここでは第二の関「洛陽」で登場した韓福の親戚「王稙」(架空の人)が関羽を狙います。その作戦は関羽を厚くもてなし、油断させたところを屋敷に火をつけ、殺そうとするもの。しかし部下の「胡班」は関羽に心酔しており、火がつけられる前に関羽に作戦を告げ、関羽は無事に逃げ出すことに成功します。あわてて王稙は追いますが、関羽に一刀両断されてしまいます。
ちなみに胡班はこの後、劉備の配下になり、何度か物語に顔を見せますが架空の人物です。
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最後の関、黄河
最後の関では秦琪(架空の人物)が関羽が河を渡ろうとすることを阻止しようとしますが、斬られます。
しかし、関羽の事を「夏侯惇」(実在)が追っていたのです。夏侯惇は関羽に追いつき、何度も打ち合います。
中々決着はつきませんでしたが、そこに現れたのは「張遼」(実在)で、彼は曹操からの「通過して良い」という伝言を預かっていたのです。こうして関羽は無事に劉備の家族と共に劉備の下に戻ることが出来たのでした。これが「関羽千里行」、「関羽五関突破」、「過五関、斬六将」と言われるエピソードです。
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映像で楽しむ「関羽千里行」
このエピソード、映画として実写化されています。それは2012年に日本公開された中国映画「三国志英傑伝、関羽」(原題は「関雲長」)です。あらすじは「関羽千里行」とほぼ同じですが、劉備の妻と関羽の淡いラブストーリーなどオリジナル要素もあります。見どころは主演の「ドニーイェン」(葉問、ローグワンなど)の超絶アクションで、彼が敵をバッサバッサと切り捨てるのは圧巻です。
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三国志ライターみうらの独り言
「関羽千里行」は小説として盛り上がる演出が多数あり、「三国志演義」のハイライトの一つですね。ちょっと関所を守る武将が弱すぎる気もしますが、関羽の強さを強調するにはちょうどいのかもしれません。
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