丁奉には事務処理能力がない?叩き上げの大将軍丁奉と蜀のアノ人の共通点




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丁奉(ていほう)

 

今回は晩年の呉を支えた武将の一人である、丁奉(ていほう)をご紹介したいと思います。孫権の時代から呉に仕え、叩き上げの武将である彼は、後に大将軍にまで上り詰めました。

 

三国志演義_書類

 

また呉の晩年を見てきた武将でもありますが、三国志演義(さんごくしえんぎ)にもしっかりと登場している武将でもあります。そんな彼ですが、実は蜀にあるとある武将と通じる所があるのです。それらのエピソードについてもご紹介していきましょう。

 

 




 

甘寧や潘璋、陸遜の配下だった丁奉

三国時代の弓兵(兵士)

 

丁奉、字は承淵(しょうえん)。彼は若い頃から孫呉の名だたる武将たちの下で働き、勲功を積んでいたと言われています。(かつ)ては甘寧(かんねい)潘璋(はんしょう)陸遜(りくそん)と……名前だけ見ても結構な武将たちの下で働いていたことが分かりますね。

 

三国志に出てくる海賊達と甘寧

 

そんな彼が実際に伝に名を連ねるような重臣の立場になったのが孫亮(そんりょう)の時代。この時に冠軍将軍となり、名が知られていくことになります。

 

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孫綝を誅殺して大将軍に昇進

諸葛恪の栄光と破滅04 諸葛恪

 

丁奉が最も活躍したのが魏との戦い、あの諸葛恪(しょかつかく)が指揮をとった東興(とうこう)の戦いで、雪の降る中で魏軍に奇襲を仕掛け、大きな勝利を得ることができました。後には偽の手紙で敵武将を降格させたりなど、知にも通じる姿を見せています。

 

命乞いする孫綝

 

そして大将軍となるのですが、これには三代目孫休(そんきゅう)が関わってきます。この時、呉で専横(せんおう)を行っていたのがご存知(そん)チン。この孫チンの処断に関わったのもまた丁奉であり、この功績から大将軍となったのです。

 

しかし晩年には性格が(おご)ったと言われ、彼自身はそのまま亡くなったものの家族は強制移住させられました。まあこの時代は既に皇帝・孫皓(そんこう)の時代だったのですが……。

 

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演義では周瑜の命令で孔明を殺そうとする丁奉

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さて三国志演義にも丁奉は出てきます。それも中々の活躍なのが面白いところ。

 

なんと赤壁(せきへき)の戦い頃から出てきて、周瑜(しゅうゆ)に命じられて諸葛亮(しょかつりょう)を暗殺しようとします。正史の経歴を考えると、甘寧、潘璋、陸遜だけでなく嘗ては周瑜にも仕えたことになるという凄い経歴ですね。

 

絶体絶命な李典や楽進と張遼は不仲

 

また濡須口(じゅしゅこう)の戦いで張遼(ちょうりょう)を弓で撃ち、ある種、合肥(がっぴ)での孫権の借りを返した存在と言えるでしょう。三国志演義では晩年の呉はあまり出てこないので、出番だけを抽出するとかなり優遇された人物と言えます。

 

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丁奉は事務処理能力がない

洛陽城

 

そんな丁奉ですが、欠点もあったようです。しかも正史にしっかりと書かれているのですが、それがちょっと面白い。

 

「丁奉は事務的な能力には欠けますが、計略に優れている人物です」これは孫休の腹心、張布(ちょうふ)が言った言葉ですが、この後に大将軍にまで出世する丁奉。若い頃からの叩き上げとは言いますが、その丁奉に事務的な能力が欠けているというのはどのようなものなんでしょうか?

 

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事務処理能力がないのに大将軍の不思議

長安(俯瞰で見た漢の時代の大都市)

 

これが一時的な大将軍職で、すぐに他の者に挿げ替えられたとかなら分かりますが……丁奉はこの後、亡くなるまで大将軍職を勤め上げました。この張布の言う事務処理能力というものが何を指して言っているのかはっきりとしていないので分からないのですが、他の人には見劣りするが十分だったのか。

 

それともそういった事務的な仕事は他の者が肩代わりしていたのか……と言うところで、とある人物を思い出さないでしょうか?

 

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両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、 そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。 中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。 神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。 好きな歴史人物: 張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん 何か一言: 歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

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