青州の名士として孔子の子孫・孔融から認められていた太史慈。太史慈は横山三国志の場合、孫策と一騎打ちを行うシーンが印象的です。
しかし太史慈は蒼天航路で出番がほとんどありません。どうして太史慈は蒼天航路では出番が無いのか。
その理由を探ってみたいと思います。
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この記事の目次
そもそも蒼天航路に太史慈は登場していたの!?
蒼天航路は三国志を題材にしたマンガです。蒼天航路の主人公は曹操で、彼を中心に三国志の物語が進んでいきます。
太史慈は曹操が主人公の漫画・蒼天航路に登場していたのでしょうか。太史慈も蒼天航路に登場しています。
彼は孫策と迫力ある一騎打ちを展開するシーンが、蒼天航路で描かれています。しかし太史慈は孫策と一騎打ちのシーン以降、ほとんど登場しなくなってしまいます。どうして太史慈は蒼天航路で登場する機会が少なくなってしまったのでしょうか。
太史慈が蒼天航路で登場シーンが少ない理由その1:派手さが足りないから!?
太史慈が蒼天航路で登場シーンが少ない理由その1としては、太史慈に派手さが足りないからだと思います。太史慈は正史三国志では孫策の一騎打ち以降、活躍しますが、華々しい活躍ではなく、どちらかと言えば地味な活躍ばかりです。
蒼天航路は正史三国志をベースにしているため、正史三国志で華々しい活躍をしている武将のほうが登場シーンが多い傾向があります。孫呉の武将で言えば、呂蒙や甘寧などが正史でも華々しい活躍をしているため登場シーンも多く振り分けられています。しかし太史慈は正史三国志ではあまり華々しい活躍をしていないため、蒼天航路での登場シーンも少なくなってしまったのではないのでしょうか。
太史慈が蒼天航路で登場シーンが少ない理由その2:曹操とあまり関わり合いがないから
太史慈が蒼天航路で登場シーンが少ない理由その2としては、曹操と関わり合いがあまりない事が挙げられると思います。蒼天航路は曹操が主人公として活躍しているマンガで、彼と密接に関係している武将が多く取り上げられています。
例えば、赤壁の戦いで活躍した周瑜は曹操軍に大打撃を与えたことでかなり大々的に取り上げられています。ほかにも呂布の部下であった陳宮や劉備の配下・関羽など、曹操と密接に関係のある武将が大きく取り上げられています。
しかし太史慈と曹操には上記の武将達の様に密接な関係がありません。太史慈は曹操と密接な関係を正史三国志で築くチャンスが無かったため、蒼天航路での登場シーンが少なくなったと言えるでしょう。
余談「蒼天航路で活躍している孫呉の武将たち」
ここで余談ですが蒼天航路で活躍している孫呉の武将たちを紹介したいと思います。蒼天航路で活躍している孫呉の武将といえば、赤壁の戦いで活躍した周瑜や合肥の戦いで活躍した呂蒙、甘寧らが登場しています。
また周瑜や甘寧らに知名度としては劣りますが、徐盛らもかなりの活躍をしています。また文官では張昭・張紘などが活躍しています。
蒼天航路では三国志の武将が多く登場しますが、特徴的にキャラクターが描かれており、読んでいてこの「武将誰?」ってわからなくなることはありませんので、読んでいて苦痛にならないと思います。気になった方は是非読むべし!!
三国志ライター黒田レンの独り言
今回は蒼天航路で太史慈の出番が少ない理由を考えてみました。太史慈だけが蒼天航路で登場するシーンが少ないのではなく、ほかの有名な孫呉の武将達もあまり登場しません。例えば陸遜です。
彼は孫呉の名将として三国志を知っている方なら一度は聞いたことのある武将だと思います。しかし蒼天航路では最終巻でちょこっと登場するだけです。
また孫呉の武将ではありませんが、蜀の諸葛孔明が大嫌いな魏延もほとんど蒼天航路で登場しません。このように曹操とほとんどかかわりない武将達は登場シーンがかなり少なくなっている傾向があり、太史慈も曹操ともう少しつながりがあれば、登場シーンが増えていたかもしれませんね。
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