・ナレーション
人殺しを趣味にする者と、袁術以外で自称皇帝を名乗る者を配下にし
調子に乗って曹操を攻めて逆襲されていた事を暴露された陶謙、、
さあ、次に化けの皮を剥がされるのは、イケメンダンディで知られる北方の雄だ!
公孫瓚が人格者?とんでもない!!by袁術(えんじゅつ)
kawauso「では、曹操(そうそう)に対する誤解が少し解けたのと、
陶謙(とうけん)の評価がガタ落ちした所で次の話に行きたいんだけれども、次は誰かな?」
袁術「はい!はい!次は、わしじゃ!わしは公孫瓚(こうそんさん)を追求するぞ!」
公孫瓚「はっは、袁術殿、以前は同盟関係であったのに、これは手厳しい(苦笑)」
kawauso「一つ聞きたい、公孫瓚の何を追求したいの?」
袁術「皆は、公孫瓚のイメージを劉備の頼れる兄貴だの、反董卓連合軍に参加した、
忠義の将だの、袁紹(えんしょう)と覇権を争い敗れた悲劇の人物のように思っているようじゃが・・それは、とんでもない間違いじゃからの!!
この公孫瓚は、およそ、この9名の中で一番性格は悪いと言って過言ではない!」
公孫瓚「やぶからぼうに何を仰る、私は何も自分を人格者だとは思いませんが、
玉璽一つで皇帝になれると浮かれたあなたに劣るとは思っていません」
袁術「ふん!余裕をかましておれるのも今の内じゃ!
まず第一に、公孫瓚は、桃園三兄弟を従えて、虎牢関で呂布(りょふ)と戦った
と書いてあるが、これは三国志演義だけの真っ赤な嘘じゃ!!
実際の公孫瓚は、先の陶謙(とうけん)同様に連合軍には参加せず、
むしろ、幽州で、自己の勢力を伸ばすのに必死だった」
呂布「んだな、、俺は公孫瓚と一騎打ちした覚えねえもん
あ、劉備(りゅうび)や関羽(かんう)、張飛(ちょうひ)ともないからなww」
kawauso「なるほど、公孫瓚さん、この点に反論はありますか?」
公孫瓚「まあ、袁術が言う通り、私は反董卓連合軍には参加していません。
しかし、そもそも反董卓連合軍と言っても事実は、董卓を倒して、
献帝(けんてい)を擁立し、政治の実権を握ろうという虎狼の集まりでしょう?
私は、そのような事より幽州を実行支配して戦乱に苦しむ民を救わんと・・」
袁術「ぶわっはっは!!何が幽州の民を戦乱から救うじゃ、
おい、kawauso、証人の劉虞を出すぞ」
※会場にドライアイスが焚かれて、空いていない城門が開き
中から、劉虞(りゅうぐ)が登場する。
劉虞の口から公孫瓚の悪行が次々と
公孫瓚「な!!!貴様がどうして・・(顔面蒼白)」
袁術「こいつは、劉虞、三国志演義には出てこないが、由緒正しき、
後漢の光武帝の長男、東海恭王(とうかい・きょうおう)劉彊(りゅうきょう)の
末裔じゃ、どこかの前漢の中山靖王(ちゅうざんせいおう)の末裔とかいう、
うっすいカルピスみたいな事を自慢しとるようなヤツとは違う、本当のプリンスぞよ」
※劉備、顔を膨らませて、そっぽを向く
kawauso「なるほど、で、劉虞さんは公孫瓚とはどういう関係なの?」
劉虞「私は、公孫瓚の上司で幽州の牧(ぼく)をしておりました。
元々、私は異民族の烏桓(うかん)族とは融和措置を取っていましたが、
公孫瓚は、異民族は武力で討伐して力で抑えないと漢を侮ると意見が対立しました」
禰衡(でいこう)「劉虞は、武力を使わないで異民族を徳の力で感化したとして、
民衆の評判がいい人だね、、幽州にも二回来て牧になってる」
kawauso「それで、結果、劉虞と公孫瓚は、どう対立したの?」
劉虞「はい、公孫瓚は、隣の冀州の袁紹と激しく抗争していました。
私は、それでは民が苦しむからと停戦を呼びかけましたが、聞かず、
やむなく、私は公孫瓚への物資の補給を停止して経済封鎖をしましたが、
それを恨んだ公孫瓚は、幽州領内で略奪行為をし、また、私が烏桓族に
与えた贈物を途中で奪い取るというような暴虐を繰り返したのです・・」
kawauso「それは酷いな、で劉虞さんは、それには抗議したの?」
劉虞「もちろん、何度も直談判しようと城まで出向きますが、
いつでも病気だと言って、私には会わなかったのです」
曹操「それは酷いのゥ、、面会もしないとは中二病かよ」
呂布「どこが、民を救う為だ、袁紹と喧嘩してただけじゃね?」
※公孫瓚、大汗をかいて硬直している
ついに激突する劉虞と公孫瓚、ここでも公孫瓚の鬼畜ぶりが・・
kawauso「そこまでされると、黙っているわけにはいきませんよね?
そこで、公孫瓚と合戦になった?そういう事?」
劉虞「はい、これは幽州の安定の為に公孫瓚を除かねばならぬと兵を起したのですが、
準備に手間取り、その間に公孫瓚に戦の準備を許してしまいました。
そこで、公孫瓚は、卑劣にも我が軍に数に劣るからという理屈で民を人質にして
私が手出しを出来ないようにしたのです」
※会場から、ひどーいの声とざわめきが起きる
劉備「公孫瓚の兄貴、、いくらなんでもそれは・・」
曹操「戦乱から守るべき、民を盾にするとは鬼○じゃのう公孫瓚」
董卓「うが!!何だと!民を盾にする!!
なんだ・・公孫瓚の話か、おどかすなzzzzzzz」
呂布「大体、善人顔をしてる連中なんか、そんなもんよw」
公孫瓚「それは、、その、、ぐっ・・ぐぬぬぬ」
kawauso「話を続けましょう、んで結果、劉虞さんは負けました、
で、それからどうなったの?」
劉虞「はい、捕えられた私ですが、幽州の民が私が処刑されるのを
憐れんで、助命嘆願を公孫瓚に出したので、公孫瓚は、私を問答無用で
処刑する事が出来ず、助命の条件を出してきました」
kawauso「聞きたいね・・どんな条件?」
劉虞「乾期である八月に、雨を降らせたら、助命してやると、
天子になれるような男なら、それ位は軽いだろうと・・」
袁術「無理難題じゃのう!!ww」
曹操「袁術の皇帝即位の理屈が可愛くみえるわい」
劉虞「結果、雨は降らず、私は処刑され、しかも公孫瓚は、私を殺した事を
正当化する為に、劉虞は皇帝に即位しようとしたので討伐したと、
嘘の報告を長安の献帝様の所へ出しています」
劉表「さすがに空いた口がふさがらん・・」
・ナレーション
三国志演義には登場しないプリンス、劉虞の暴露でその人間性の一端が
暴露された公孫瓚、しかし、袁術の攻撃はこれだけにとどまらなかった。
どんどん、進む、朝まで三国志、次の更新を待て!
つづく(朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第4部 21日(土) 23時30分配信開始)