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39話:桃園三兄弟、バラバラに、、関羽は曹操に捕らわれる

2015年3月7日


 

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旅馬 三国志

 

曹操(そうそう)の命令で朱霊(しゅれい)と共に、袁術(えんじゅつ)軍を撃破した劉備(りゅうび)は、軍を徐州の下邳(かひ)に駐屯させます。

 

袁術

 

やがて袁術(えんじゅつ)が死んだ事を知ると、劉備(りゅうび)は曹操(そうそう)に反旗を翻し、曹操(そうそう)の配下である徐州刺史車冑(しゃちゅう)を打ち破り独立を宣言しました。

 

前回記事:38話:名門に生まれた策略家 袁術の非業の最期

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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劉備(りゅうび)は曹操(そうそう)に挑むために仲間を増やす

劉備と曹操

劉備(りゅうび)は、関羽(かんう)に下邳の守りを任せると、自身は軍を移動させて、小沛に帰還します。劉備(りゅうび)が曹操(そうそう)に反旗を翻すと、これに呼応して東海郡太守の昌覇(しょうは)も反旗を翻し、オセロのように徐州全域が劉備についてその兵力は数万人に到達しました。

 

三国志の主人公の劉備

 

さらに劉備(りゅうび)は、曹操(そうそう)を牽制する為に孫乾(そんかん)を使者にして、袁紹(えんしょう)に使いをさせ、これと同盟を結びます。いやはや、見事な手際です、劉備(りゅうび)は伊達に戦に負けていた訳ではなくそこから、必勝の体勢を構築していたのでしょう。

 

曹操(そうそう)は劉備(りゅうび)を討伐に乗り出す

裏切りは許さぬ 曹操

 

曹操(そうそう)は、劉岱(りゅうたい)、王忠(おうちゅう)の二人を討伐に送り込みますが、劉備(りゅうび)軍はこれを難なく撃破します。ここで、曹操(そうそう)は自ら出撃を決意し、許昌から兵を出します。

 

袁術と袁紹

 

この時に諸将から、「劉備を攻めている間に、袁紹が背後を襲ってきたらどうしますか?」と出陣を危ぶむ声が出ましたが曹操(そうそう)は一笑に付します。

 

「袁紹は、むやみに野心だけはデカイが、決断力がない、、今回だって、動きはしないさ」

 

後継者を決めずにダラダラする袁紹

 

曹操(そうそう)の読みは正確で、劉備(りゅうび)が期待していた袁紹(えんしょう)の援軍はありませんでした。曹操(そうそう)の本隊は、鉄の団結を誇る歴戦の強者、青州兵です。数万とは言え、烏合の衆である劉備(りゅうび)軍では到底太刀打ちできません。

 

曹操(そうそう)は劉備軍(りゅうびぐん)をフルボッコ

曹操 油断

 

曹操(そうそう)と劉備(りゅうび)の初対決は、曹操(そうそう)の大勝利に終わり、劉備(りゅうび)軍は壊滅、、情けない事に劉備(りゅうび)は、家族の安否も確認できないまま袁紹(えんしょう)の下へと逃げ去るのが精一杯でした。

 

仕事をしないと連絡がきたため龐統を説教しにいく張飛

 

結局、張飛(ちょうひ)、関羽(かんう)ともはぐれ、桃園三兄弟はちりちりばらばらに分断されてしまうのです。

 

曹操(そうそう)は関羽(かんう)を捕虜にする

曹操は関羽をGET

 

下邳を守っていた関羽(かんう)は、劉備(りゅうび)の妻子を保護したまま、曹操(そうそう)の捕虜になってしまいます。

 

張飛の男気人生

 

張飛(ちょうひ)は曹操(そうそう)の追手を振り切り、芒碭(ぼうとう)山に逃げて山賊稼業に身を落とす羽目になってしまったのです。さあ、これからどうなる、、桃園三兄弟、、請うご期待。

 

次回記事:40話:義将関羽が曹操に出した降伏の3つの条件

 

 

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-全訳三国志演義