ライセンシー募集
項羽vs呂布

はじめての三国志

menu

はじめての変

三国志で複雑なシリア内戦をザックリ解説

この記事の所要時間: 328
photo credit: bellagio via photopin (license)

photo credit: bellagio via photopin (license)

 

日々、刻々と動いている世界情勢、でも、情報が氾濫しすぎて、

一体、何が、どうなっているのかが、まるで分からない。

 

そういう方は多いと思います、そこで、はじめての三国志では、

世界情勢を三国志で例えて解説しようと思います。

 

 

シリア内戦は、そもそもどういう事?

 

ISISと政府軍、そして欧州とアメリカの軍事介入で泥沼の内戦の

様相を呈してきているシリア、しかし、そもそも内戦に至るまでの

シリアの状態は、どうだったのでしょう?

 

シリアには独裁者が存在していた

 

そもそも、シリアは、アサド大統領という独裁者が

親子二代に渡り、40年以上支配していました。

 

アサド大統領は、もちろん、イスラム教徒ですが、シリアでは

少数に位置する人々でアラウィー派と呼ばれる人々でした。

 

その人口比率は10%しかなく民心を得る為に、常に少数派

アラウィー派の国民を優遇していたのですが、

それが、多数派であるスンニ派の国民の反発を受けていて、

食糧問題等も引き金になり、遂に内乱が勃発してしまったのです。

 

アサド大統領を三国志に例えると

photo credit: vigne et main via photopin (license)

photo credit: vigne et main via photopin (license)

 

ここまでを三国志に例えると、アサド大統領は後漢皇帝を擁して、

漢王朝を牛耳っていた宦官、十常侍にあたります。

 

そして、多数派のスンニ派は、外戚の何進や、宦官の専横で権力が振るえない

袁紹(えんしょう)や袁術(えんじゅつ)、曹操(そうそう)のような

後漢王朝の官僚達だと言えます。

 

三国志の場合には、霊帝(れいてい)没後の次の後継者を誰にするかで、

宦官と外戚、そして外戚に肩入れする後漢の官僚が激しく争っていきます。

 

さて、シリア内戦に話を戻すと、政府軍と反政府軍の内戦は激化します。

悪い事に、この内戦につけ入り勢力を伸ばそうとする勢力が現れます。

 

関連記事:儒教が引き金?外戚と宦官の対立はなぜ起こったのか

関連記事:黄巾賊の反乱を平定した漢王朝と残念なくらい無能な霊帝

関連記事:十常侍ってなんぞや?

 

政府軍と反政府軍以外にも新たな勢力

 

それがアメリカ、イスラエル、トルコ、サウジアラビアのような

シリアの周辺国やシリアを敵視している国です。

 

彼等はアサド政権が武器を持たない反政府勢力を

弾圧しているとして内戦に肩入れし反政府勢力を支援します。

 

この動きに対して逆にアサド政権に肩入れをする

ロシアや中国のような勢力も現れます。

 

これを三国志に例えると、宦官と外戚の泥沼の抗争の末に、

董卓(とうたく)が、洛陽に入ったようなものです。

 

しかし、洛陽に入った董卓は暴政を敷いたので、民は苦しみ懐かず

周辺の諸候は、漢王朝の復興を大義名分に反董卓連合軍を興します。

 

こうして、外戚と宦官の争いは中国全土を巻き込む内戦になります。

シリアの場合と同様の状況です。

 

何でシリアの内戦は終わらないの?

 

さて、シリアの内戦は、もう4年が経過しましたが、

一向に終わる気配を見せません。

 

何故かというとシリアに入り込んだイスラム過激派や

テロリスト勢力が、シリアの政権を握るべく動き始めたからです。

 

もう、政府側と反政府側の内戦を止めるという次元ではなく

シリア内戦に参加してテロリストや外国勢力が

シリアの支配権と資源を狙い始めたのです。

 

今話題のテロ組織 ISIS(イスラーム国)も参入し複雑化

ISIS wikipeda

 

ここには、ISISのような過激なイスラム原理主義勢力も参入し

内戦に拍車を掛けてしまいました。

 

さて、三国志も、董卓を排除して漢王朝を再興するという大義名分は

董卓が洛陽を焼いて、長安に撤退した事で雲散霧消します。

 

その後、袁紹や劉表(りゅうひょう)、馬騰(ばとう)、袁術(えんじゅつ)、

曹操(そうそう)のような諸候達は、連合軍を解体して、お互いに争うようになり、

中国は、強力な支配者がいない100年の内乱に突入しました。

 

シリアも同様で、アサド大統領の勢力は宦官のように消滅こそしていませんが、

完全に内乱で弱体化して一勢力に過ぎなくなり、

各地で、各国の軍隊や部族が乱立して内戦を続ける状態になったのです。

 

そして、シリアにおいても三国志の曹操のような強力な指導者が現れない限り

内乱の終息は難しいでしょう。

 

 

こちらの記事もよく読まれています

シリア 関羽

 

よく読まれてる記事:劉備も関羽もイスラム教徒?中東シリアで流れる三国志アニメ

 

 

よく読まれてる記事:三国志でイラク戦争を考えてみようじゃないか

 

 

よく読まれてる記事:二つの中国はどうして出来た? 台湾問題を三国志で解説したよ

 

 

この記事を書いた人:kawauso

kawauso

■自己紹介:

どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。
もちろん、食べるのはサーモンです。

関連記事

  1. 宮本武蔵や土方歳三のような剣豪が三国志時代にも存在した?後漢末期…
  2. 二世は辛いよ!やられキャラの張虎と楽綝の生涯を紹介!
  3. 【九州三国志】『三國志』は中国だけじゃない!日本の三国志事情 P…
  4. 石川克世って、何者?
  5. 【匡亭の戦い】曹操が黄巾百万を降した奇跡が袁術の関東統一のチャン…
  6. 袁術はそんなに悪くない、自叙伝で袁術を庇っていた曹操
  7. 三国志時代の大晦日が楽しそう!プレゼント交換、友達と夕食や夜更か…
  8. 三国志の英雄たちの詩を調べたら司馬懿ヒドすぎワロタwww

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. キングダム 楚の宰相、春申君の最後が残念すぎる
  2. 曹操の後継者問題で判断に迷ったのは儒教と文学に原因があった?
  3. おんな城主 直虎の予備知識を得よう!女城主・井伊直虎は今川家に呪われているらしい
  4. 【おんな城主 直虎を見逃した方必見】第二話「崖っぷちの姫」の見どころ
  5. 【不仲説】三国志で一番不仲武将をランキング形式で紹介!
  6. 【はじめての方へ】難しい三国志サイトに飽きたら、黙ってココをCLICK!!

三國志雑学

ピックアップ記事

おすすめ記事

【歴史嫌いな中高生必見】春秋戦国時代はいつ始まってどこで終えたの? 知らないと損する!始皇帝と大兵馬俑を100倍楽しむための外せないポイント 三国志や古代中国史を科学的視点から丸裸にする良記事まとめ7選 人材を使いこなす事で天下を取った劉邦 武田晴信の領地経営と甲州法度をざっくりと分かりやすく紹介! 【シミルボン】拝啓 我が息子瞻へ・・諸葛亮息子への手紙 【赤壁の戦い】なぜ曹操は天下分け目の大戦に負けたの? 王翦はどういう性格だったの?キングダムに学ぶつかみづらい男の処世術

おすすめ記事

  1. 極悪人の董卓の参謀・李儒は董卓以上の悪人だったの?
  2. 6話:三国志は黄巾の乱から始まった
  3. 将軍ハンニバルとはどんな人?韓信と同時代にローマを震撼させた漫画みたいなスゴイ奴
  4. 【二人の歴史家】姜維の評価をした孫盛と裴松之が下した剣閣戦の評価
  5. 曹操の魅力とは?武将アンケート同立2位
  6. 黄忠(こうちゅう)ってどんな人?華々しさとは真逆、家族に恵まれなかった人生
  7. 三国志の時代、一番本を持っていた武将は誰だったの?
  8. 孫臏の魔術がスゴイ!どの国からも侮られていた斉兵を強兵に変えた改革

はじさん企画

帝政ローマ
特別企画


袁術祭り

異民族
諸子百家
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
はじめての三国志TV
PAGE TOP