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三国志で複雑なシリア内戦をザックリ解説

シリア 関羽




おとぼけ

 

日々、刻々と動いている世界情勢、でも、情報が氾濫しすぎて、

一体、何が、どうなっているのかが、まるで分からない。

 

そういう方は多いと思います、そこで、はじめての三国志では、

世界情勢を三国志で例えて解説しようと思います。

 

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シリア内戦は、そもそもどういう事?

関羽とシリア

 

ISISと政府軍、そして欧州とアメリカの軍事介入で泥沼の内戦の

様相を呈してきているシリア、しかし、そもそも内戦に至るまでの

シリアの状態は、どうだったのでしょう?

 

 

シリアには独裁者が存在していた

 

そもそも、シリアは、アサド大統領という独裁者が

親子二代に渡り、40年以上支配していました。

 

アサド大統領は、もちろん、イスラム教徒ですが、シリアでは

少数に位置する人々でアラウィー派と呼ばれる人々でした。

 

その人口比率は10%しかなく民心を得る為に、常に少数派

アラウィー派の国民を優遇していたのですが、

それが、多数派であるスンニ派の国民の反発を受けていて、

食糧問題等も引き金になり、遂に内乱が勃発してしまったのです。

 

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アサド大統領を三国志に例えると

 

ここまでを三国志に例えると、アサド大統領は後漢皇帝を擁して、

漢王朝を牛耳っていた宦官、十常侍にあたります。

 

そして、多数派のスンニ派は、外戚の何進や、宦官の専横で権力が振るえない

袁紹(えんしょう)や袁術(えんじゅつ)、曹操(そうそう)のような

漢王朝の官僚達だと言えます。

 

三国志の場合には、霊帝(れいてい)没後の次の後継者を誰にするかで、

宦官と外戚、そして外戚に肩入れする後漢の官僚が激しく争っていきます。

 

さて、シリア内戦に話を戻すと、政府軍と反政府軍の内戦は激化します。

悪い事に、この内戦につけ入り勢力を伸ばそうとする勢力が現れます。

 

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政府軍と反政府軍以外にも新たな勢力

 

それがアメリカ、イスラエル、トルコ、サウジアラビアのような

シリアの周辺国やシリアを敵視している国です。

 

彼等はアサド政権が武器を持たない反政府勢力を

弾圧しているとして内戦に肩入れし反政府勢力を支援します。

 

この動きに対して逆にアサド政権に肩入れをする

ロシアや中国のような勢力も現れます。

 

これを三国志に例えると、宦官と外戚の泥沼の抗争の末に、

董卓(とうたく)が、洛陽に入ったようなものです。

 

しかし、洛陽に入った董卓は暴政を敷いたので、民は苦しみ懐かず

周辺の諸候は、漢王朝の復興を大義名分に反董卓連合軍を興します。

 

こうして、外戚と宦官の争いは中国全土を巻き込む内戦になります。

シリアの場合と同様の状況です。

 

何でシリアの内戦は終わらないの?

 

さて、シリアの内戦は、もう4年が経過しましたが、

一向に終わる気配を見せません。

 

何故かというとシリアに入り込んだイスラム過激派や

テロリスト勢力が、シリアの政権を握るべく動き始めたからです。

 

もう、政府側と反政府側の内戦を止めるという次元ではなく

シリア内戦に参加してテロリストや外国勢力が

シリアの支配権と資源を狙い始めたのです。

 

今話題のテロ組織 ISIS(イスラーム国)も参入し複雑化

ISIS wikipeda

 

ここには、ISISのような過激なイスラム原理主義勢力も参入し

内戦に拍車を掛けてしまいました。

 

さて、三国志も、董卓を排除して漢王朝を再興するという大義名分は

董卓が洛陽を焼いて、長安に撤退した事で雲散霧消します。

 

その後、袁紹劉表(りゅうひょう)、馬騰(ばとう)、袁術(えんじゅつ)、

曹操(そうそう)のような諸候達は、連合軍を解体して、お互いに争うようになり、

中国は、強力な支配者がいない100年の内乱に突入しました。

 

シリアも同様で、アサド大統領の勢力は宦官のように消滅こそしていませんが、

完全に内乱で弱体化して一勢力に過ぎなくなり、

各地で、各国の軍隊や部族が乱立して内戦を続ける状態になったのです。

 

そして、シリアにおいても三国志の曹操のような強力な指導者が現れない限り

内乱の終息は難しいでしょう。

 

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石川克世

石川克世

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三国志にハマったのは、高校時代に吉川英治の小説を読んだことがきっかけでした。最初のうちは蜀(特に関羽雲長)のファンでしたが、次第に曹操孟徳に入れ込むように。三国志ばかりではなく、春秋戦国時代に興味を持って海音寺潮五郎の小説『孫子』を読んだり、
兵法書(『孫子』や『六韜』)や諸子百家(老荘の思想)などにも無節操に手を出しました。

好きな歴史人物:

曹操孟徳
織田信長

何か一言:

温故知新。
過去を知ることは、個人や国家の別なく、
現在を知り、そして未来を知ることであると思います。

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