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え?まるでバカ殿?三国志時代の愛されメイクを紹介。どんな風にお化粧してたの?

この記事の所要時間: 352

許褚 三国正史 食べる

 

大昔は、食糧事情が悪くて、太っている人がモテたんだよと聞く事がありますが、

それは、4千年の歴史を持つ中国では、必ずしも当てはまりません。

 

例えば唐の時代の代表的美女である楊貴妃(ようきひ)は体重100キロはあると

言われた大柄でふくよかな女性で、彼女がタライで湯あみをするとタライの湯が

無くなるとも言われる程でした。

 

ところが、三国志の時代には、逆に細いスレンダーな女性が持て囃されたりしています。

当時の女性の美の基準や、化粧方法について紹介しましょう。

 

 

 

太っている為にからかわれた曹真の逸話

騎馬兵 騎馬軍団

 

 

曹操(そうそう)の甥にあたり、大将軍まで昇った曹真(そうしん)は

パルティアンショットと呼ばれる騎馬民族の射撃法を体得できる程の運動能力が

ありましたが、そんな敏捷性があるようには思えない程に肥満していました。

 

イメージとしては、燃えよ、デブゴンのサモハン・キン・ポーかも知れません。

 

ある宴席で、曹丕(そうひ)のお気に入りの武将の呉質(ごしつ)は、

そんな肥満した曹真を「デブ、デブ、少しは痩せろ」とからかいました。

曹真は肥満している事を気にしていたので、これに激怒したと言われます。

※魏志曹洪伝が引く「魏略」

 

ここで分かるように三国時代には、太っている事は決してプラスではなく、

からかいの標的であった事が分かります。

また、曹真は立派な人徳者だったのに、容姿でからかわれて怒るという事は

当時は太っている事にはマイナスイメージしか無かったのではないでしょうか?

 

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三国時代の美人の基準とは?

後宮 美女 階級

 

三国志の時代の始まりに当たる、後漢の末期の時代の女性の美の基準は、

細いウエスト、青白い肌、大きな目、そして小さな足だったようです。

小さな足は、兎も角、それ以外は現在の美の基準とそんなに変わらないイメージですね。

 

当時の代表的な美女は、前漢の成帝の妃になった趙飛燕(ちょうひえん)で、

彼女は非常に腰が細く、顔が青白く病弱な感じで、風が吹いてもよろめくような

華奢な女性だったようです。

 

当時の女性は、趙飛燕に近づこうと断食をして、細いウエストを得ようと頑張り

体調を崩す人が続出したと言いますから、美へのこだわりは恐ろしいです。

この趙飛燕は、唐代のグラマー美女、楊貴妃と対極的に扱われ、

環肥燕痩(かんぴ・えんそう)という言葉の語源になっています。

環肥とは、楊貴妃の名前の玉環の「環」で、燕痩とは、趙飛燕の「燕」の意味です。

楊貴妃は肥り、趙飛燕は痩せていたけど、双方が美女だったという事です。

 

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三国志の時代の女性の化粧とは?

蛾眉

 

中国の歴史上、最初の化粧に関する記述は、紀元前6世紀の詩経(しきょう)に見えます。

そこには、蛾眉(がび)という言葉があり、眉毛は昆虫の触角のように

細く長くするのが美しいという記述があるのです。

 

そこで、当時の貴婦人達は、木炭や炭を使って眉毛を細く書く事に執心しました。

もちろん、元々眉が太い女性はそれを抜いたか剃り落したのでしょう。

この蛾眉の人気は衰えず2000年以上も継続しました。

 

また、紀元前4世紀には、現在もある口紅や白粉(おしろい)が登場します。

赤い口紅には有害な水銀の一形態である丹砂(たんしゃ)が使用され白粉には

これまた毒の鉛が使われ長期間使うと肌がシミだらけになり

ボロボロになる恐れがありましたが、それより美への執着が勝りました。

 

 

三国時代に大流行、志村○んのバカ殿様メイク

志村けんのバカ殿様 DVD-BOX

 

漢の時代は、前後で400年という空前の平和が産まれました。

それにより、化粧の技術も著しい進歩を遂げ、白粉に油を混ぜて伸ばす

という方法が開発されたのです。

 

これにより白粉は扱いやすくなり、漢の時代の女性は、顔ばかりではなく、

首や肩まで、白粉で白く塗りたくったと言われます。

これも色白という美女の基準があったからですが、そんな顔から肩まで

白いのでは、舞妓さんか、志村○んのバカ殿様メイクです。

 

明るい日中はいいでしょうが、夜道でそんな人にあったら相当怖いでしょう。

 

それに、鉛と松ヤニを混ぜたポマードも登場し、当時の女性は難しい

奇抜な髪形を結っては、それを松ヤニポマードで固定しました。

 

顔につけるワンポイント、花鈿 (かでん)靨鈿 (ようでん)

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(写真引用元:pas mal な毎日

 

また、三国時代の呉では、額や口元に花鈿 や靨鈿という

赤いワンポイントを入れていたようです。

これは唐の時代に隆盛を迎えますが、当初は、顔の腫れ物を治療していた

女性が医療ミスで顔に赤い点が残った所、それが何ともいえず色っぽいとして

周囲の女性が真似しだしたのが起源とされています。

 

確かに、赤ではないですが、女性の口元に小さな黒子があるだけでも、

男性はドキッとしたりしますからね。

 

女性ばかりではない、三国志の武将も化粧をしていた!

曹操 バカ殿

 

このような化粧は女性ばかりではなく、何晏(かあん)のような魏政権の重鎮も

若い頃はナルシストで顔から肩まで白粉で塗り固めていたようです。

 

また、近年発見された曹操の墓からも、何晏と同じ白粉が出てきたという事で

曹操も、若い頃か或いは年を取ってからも顔から肩まで白く塗っていた

可能性が出てきました。

 

曹操も若い頃は不良だったようですが、もしかしてビジュアル系の不良で

顔も肩も真っ白でブイブイ言わしていたかも知れませんね。

 

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三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

古今を問わず、長い太平の時代が続くと男性は女性化してしまうという事があります。

化粧や、装飾にこだわるというのも、その表れかも知れません。

三国時代も人は見た目が9割で、何よりも容姿が重視されたという話もありますから、

見た目が良くない武将や知将は仕官するのも大変だったでしょうね。

しかし、楊貴妃から、趙飛燕まで、美女の基準というのは幾らでも変わるのですね。

今日も、三国志の話題をご馳走様でした。

 

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—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 

 

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この記事を書いた人:kawauso

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■自己紹介:

どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。
もちろん、食べるのはサーモンです。

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