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三国志の時代の年末からお正月の過ごし方!当時の食生活も見えてくる!

この記事の所要時間: 426




正月

 

2016年、皆様、新年明けましておめでとうございます。

旧年中は、ひとかたならぬご愛顧を賜りましてスタッフ一同、深く御礼申し上げます。

いよいよ2周年目に入った、はじさんを今後とも宜しくお願い致します。

さて、お正月と言えば、おせち料理ですが、遥か1800年の昔の三国時代

曹操(そうそう)孫権(そんけん)劉備(りゅうび)は何を食べていたのでしょうか?




華北では正月に水餃子を食べる習慣があった

水餃子

 

現在、中国で大みそかに水餃子を食べる習慣があるのは有名ですが、

すでに三国志の時代には華北では正月に水餃子を食べる習慣があったと

考えられる説があります。

 

中国では紀元前6世紀の春秋戦国時代の薛国の城跡遺跡から

青銅の器が出土し、そのデザインに三角の食べ物の絵が描かれ

それが水餃子のルーツであると推測されたのです。

 

さらに、餃子の形から財布がイメージされたのか、

餡をパンパンに詰めるとお金が貯まるという事も言われました。

華北の人間である曹操や劉備は、お正月に餡でパンパンの餃子を

モリモリ食べていたのかも知れません。

 

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本当に三国時代に餃子なんかあったの?また飛ばしじゃ・・

 

餃子の歴史については、諸説あり分からない部分が多いのは事実です。

しかし、三国時代の魏の張揖(ちょうゆう)の書いた広雅(こうが)という

書物には、饂飩(うんどん)と呼ばれる餡を小麦粉で包んだ食品があった

という事が記録されています。

 

ただ、中国における餃子とは、日本でポピュラーな焼き餃子ではなく、

水餃子です、この饂飩も単体では食べず、お湯を入れた器に盛って

食していたようです。

 

餃子の発明者、張仲景の伝説

 

また、どうして、正月に餃子を食べるようになったのかについては、

同じく後漢時代の張仲景の伝説が残っています。

太守を辞めて、故郷、南陽郡に戻った張は、飢えと寒さに苦しむ、

多くの貧しい人々を目にします。

 

彼等は、皆、厳しい寒さと栄養失調で耳がただれて凍傷を起していました。

張仲景は傷寒論を著わした医師でもありましたので、早速医療小屋を造り

小麦粉で練った皮に羊肉や薬草を餡にして詰めた嬌耳(きょうじ)という

具材を造り、大鍋でお湯と煮込んで貧しい人々に配りました。

暖かいスープで飢えと寒さから解放された人々は耳の凍傷も治癒して全快していきました。

 

人々は、この事を慶事として、以来、正月に耳の形をした嬌耳を造り

食べるようになったそうです。

もっとも、これは、元々、正月に餃子を食べる習慣があったものを

名医として知られる張仲景の手柄にして箔をつけたイメージが強いです。

 

これらの事から、中国ではかなり昔から、正月の寒い日に、

饂飩あるいは嬌耳を食べていた可能性があります。

 

朝から生卵を飲む?ロッキーみたいな呉のお正月


一方華南地方である呉では、華北とは一風違う正月料理が存在します。

何と、お正月になると呉の人々は朝食に生卵を飲んでいました。

そして、辛みがある五種類の菜、韮、大蒜、韮菜、雲台、胡菜を

薬味として食べていたようです。

これらの菜は胃腸の働きを活発にする効果がありました。

 

つまり、その後に宴会で食べるご馳走に備えての事でしょうが、

最初に生卵を飲んでいるのが何とも奇妙でロッキーみたいです。

おおう!エイドリアーーーーーン♪

 

呉の人々ですから、孫権(そんけん)孫策(そんさく)周瑜(しゅうゆ)

魯粛(ろしゅく)あたりの人々も正月に集まり揃って生卵を飲んだのでしょうか?

 

漢の時代からあった大みそかの爆竹

 

中国と言えば、旧正月に爆竹というイメージがありますが、

これも漢の時代に始まった風習でした。

 

今と違い、当時の爆竹は、焚火の中に青竹を投げ込み破裂させるという

文字通りな爆竹で危険なものです。

どうして、おおみそかに爆竹を鳴らすかと言いますと、漢の時代には

おおみそかには、山から悪鬼が降りてきて郷で悪さをするという言い伝えがあり

それを追い払う為に爆竹で大きな音を出したようです。

 

おおみそかには、椒柏酒(しょうはくしゅ)を飲んでへべれけになる

椒柏酒

 

おおみそかは、中国語で除夕と言いますが、

後漢の時代、この日には、山椒(さんしょう)と松柏(しょうはく)の実を

酒に浸した椒柏酒を飲むという習慣があり、これが一番大事な行事とされていました。

 

柏は凋落する事なく長い寿命を保つ事から縁起が良いとされていて、

当時の道士達がお酒に松柏の実を浸して飲むようになり、健康にいいからと、

一般庶民にも伝えたのが起源であると言われます。

三国時代は後漢の直後ですから、三国志の英雄達も、おおみそかには、

椒柏酒を薬として飲んで、大いに盛り上がったと思われます。

 

椒柏酒は時代を経ると、お屠蘇(とそ)に変化しこれは日本にも伝わりました。

ところが一方で中国ではお屠蘇を飲む習慣は明代には廃れていき今はありません。

本家では廃れ、分家では残る、これも、歴史の不思議な所ですね。

 

三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

三国志演義は、明代の創作物なので、そこに登場する行事は

明時代に存在したもので三国時代のモノではないというケースが多いです。

でも、細かに見ていくと、お正月に水餃子っぽいモノを食べていたり、

爆竹の原型があったり今の中国っぽい風習も出てきたりしているのが面白いですね。

 

インパクトが強いのが、呉の人々のお正月に生卵一気飲みですが、

それには、どんな意味があったのでしょうか?

なんか、朝から生卵は、胃に負担がありそうなイメージです。

 

新年度も、はじめての三国志を宜しくお願い致します。

今年度も、三国志の話題をご馳走様でした。

 

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この記事を書いた人:kawauso

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どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

もちろん、食べるのはサーモンです。

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