ログイン | 無料ユーザー登録


キングダム
三国志の死因


はじめての三国志

menu

はじめての変

三国志の時代の年末からお正月の過ごし方!当時の食生活も見えてくる!




正月

 

2016年、皆様、新年明けましておめでとうございます。

旧年中は、ひとかたならぬご愛顧を賜りましてスタッフ一同、深く御礼申し上げます。

いよいよ2周年目に入った、はじさんを今後とも宜しくお願い致します。

さて、お正月と言えば、おせち料理ですが、遥か1800年の昔の三国時代

曹操(そうそう)孫権(そんけん)劉備(りゅうび)は何を食べていたのでしょうか?




華北では正月に水餃子を食べる習慣があった

水餃子

 

現在、中国で大みそかに水餃子を食べる習慣があるのは有名ですが、

すでに三国志の時代には華北では正月に水餃子を食べる習慣があったと

考えられる説があります。

 

中国では紀元前6世紀の春秋戦国時代の薛国の城跡遺跡から

青銅の器が出土し、そのデザインに三角の食べ物の絵が描かれ

それが水餃子のルーツであると推測されたのです。

 

さらに、餃子の形から財布がイメージされたのか、

餡をパンパンに詰めるとお金が貯まるという事も言われました。

華北の人間である曹操劉備は、お正月に餡でパンパンの餃子を

モリモリ食べていたのかも知れません。

 

関連記事:始皇帝が眺めていた星空から星座が分かる。凄い!ギリシャ神話にも劣らない中国の星座

関連記事:【戦神】昭襄王の兄は無類の筋肉マニア?筋肉へのこだわりがハンパじゃない始皇帝の曽祖父・武王

関連記事:【あるはずのない超技術】兵馬俑から発掘されたクロムメッキ剣はオーパーツなのか?現代科学でも説明困難な古代のロストテクノロジー(HMR)




本当に三国時代に餃子なんかあったの?また飛ばしじゃ・・

 

餃子の歴史については、諸説あり分からない部分が多いのは事実です。

しかし、三国時代の魏の張揖(ちょうゆう)の書いた広雅(こうが)という

書物には、饂飩(うんどん)と呼ばれる餡を小麦粉で包んだ食品があった

という事が記録されています。

 

ただ、中国における餃子とは、日本でポピュラーな焼き餃子ではなく、

水餃子です、この饂飩も単体では食べず、お湯を入れた器に盛って

食していたようです。

 

餃子の発明者、張仲景の伝説

 

また、どうして、正月に餃子を食べるようになったのかについては、

同じく後漢時代の張仲景の伝説が残っています。

太守を辞めて、故郷、南陽郡に戻った張は、飢えと寒さに苦しむ、

多くの貧しい人々を目にします。

 

彼等は、皆、厳しい寒さと栄養失調で耳がただれて凍傷を起していました。

張仲景は傷寒論を著わした医師でもありましたので、早速医療小屋を造り

小麦粉で練った皮に羊肉や薬草を餡にして詰めた嬌耳(きょうじ)という

具材を造り、大鍋でお湯と煮込んで貧しい人々に配りました。

暖かいスープで飢えと寒さから解放された人々は耳の凍傷も治癒して全快していきました。

 

人々は、この事を慶事として、以来、正月に耳の形をした嬌耳を造り

食べるようになったそうです。

もっとも、これは、元々、正月に餃子を食べる習慣があったものを

名医として知られる張仲景の手柄にして箔をつけたイメージが強いです。

 

これらの事から、中国ではかなり昔から、正月の寒い日に、

饂飩あるいは嬌耳を食べていた可能性があります。

 

朝から生卵を飲む?ロッキーみたいな呉のお正月


一方華南地方である呉では、華北とは一風違う正月料理が存在します。

何と、お正月になると呉の人々は朝食に生卵を飲んでいました。

そして、辛みがある五種類の菜、韮、大蒜、韮菜、雲台、胡菜を

薬味として食べていたようです。

これらの菜は胃腸の働きを活発にする効果がありました。

 

つまり、その後に宴会で食べるご馳走に備えての事でしょうが、

最初に生卵を飲んでいるのが何とも奇妙でロッキーみたいです。

おおう!エイドリアーーーーーン♪

 

呉の人々ですから、孫権(そんけん)孫策(そんさく)周瑜(しゅうゆ)

魯粛(ろしゅく)あたりの人々も正月に集まり揃って生卵を飲んだのでしょうか?

 

漢の時代からあった大みそかの爆竹

 

中国と言えば、旧正月に爆竹というイメージがありますが、

これも漢の時代に始まった風習でした。

 

今と違い、当時の爆竹は、焚火の中に青竹を投げ込み破裂させるという

文字通りな爆竹で危険なものです。

どうして、おおみそかに爆竹を鳴らすかと言いますと、漢の時代には

おおみそかには、山から悪鬼が降りてきて郷で悪さをするという言い伝えがあり

それを追い払う為に爆竹で大きな音を出したようです。

 

おおみそかには、椒柏酒(しょうはくしゅ)を飲んでへべれけになる

椒柏酒

 

おおみそかは、中国語で除夕と言いますが、

後漢の時代、この日には、山椒(さんしょう)と松柏(しょうはく)の実を

酒に浸した椒柏酒を飲むという習慣があり、これが一番大事な行事とされていました。

 

柏は凋落する事なく長い寿命を保つ事から縁起が良いとされていて、

当時の道士達がお酒に松柏の実を浸して飲むようになり、健康にいいからと、

一般庶民にも伝えたのが起源であると言われます。

三国時代は後漢の直後ですから、三国志の英雄達も、おおみそかには、

椒柏酒を薬として飲んで、大いに盛り上がったと思われます。

 

椒柏酒は時代を経ると、お屠蘇(とそ)に変化しこれは日本にも伝わりました。

ところが一方で中国ではお屠蘇を飲む習慣は明代には廃れていき今はありません。

本家では廃れ、分家では残る、これも、歴史の不思議な所ですね。

 

三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

三国志演義は、明代の創作物なので、そこに登場する行事は

明時代に存在したもので三国時代のモノではないというケースが多いです。

でも、細かに見ていくと、お正月に水餃子っぽいモノを食べていたり、

爆竹の原型があったり今の中国っぽい風習も出てきたりしているのが面白いですね。

 

インパクトが強いのが、呉の人々のお正月に生卵一気飲みですが、

それには、どんな意味があったのでしょうか?

なんか、朝から生卵は、胃に負担がありそうなイメージです。

 

新年度も、はじめての三国志を宜しくお願い致します。

今年度も、三国志の話題をご馳走様でした。

 

関連記事:諸葛亮をこよなく愛した土井晩翠、星落秋風五丈原が後世でも形を変えて愛されていた!

関連記事:曹操も劉備もこれで学んだ?漢の時代の教科書と学校

関連記事:宝刀・七星剣(しちせいけん)?なにそれ?おいしいの?伝家の宝刀を分かりやすく解説!

関連記事:旧約聖書の創世記に出てくるノアの方舟の元ネタは古代中国にあった?

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—




よく読まれている記事

孔明 コペルニクス

 

よく読まれている記事:古代中国のコペルニクスは孔明だった?彼はなぜ天文学を学んだの?

 

兵馬俑 kawauso

 

よく読まれている記事:知らないと損する!始皇帝と大兵馬俑を100倍楽しむための外せないポイント

 

キングダム 政

 

よく読まれてる記事:【衝撃】秦の始皇帝陵は実は完成していなかった!壮大な地下宮殿と兵馬俑の謎

 

兵馬俑

 

よく読まれてる記事:戦術マニア必見!兵馬俑の戦車で2200年前の戦略がわかる!

 

始皇帝

 

よく読まれてる記事:中華統一後の始皇帝は大手企業の社長並みの仕事ぶりだった!?彼が行った統一事業を紹介

 

この記事を書いた人:kawauso

kawauso

■自己紹介:

どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

もちろん、食べるのはサーモンです。

関連記事

  1. 魔王曹操 【それは偏見!】偏ってしまった英雄曹操の実像
  2. 魯粛 魯粛の交渉術が誠実すぎる!全ては事実に基づくべき
  3. 悲報!郭嘉にブサセン疑惑
  4. 董太后、王族ボンビーから一転セレブ 献帝の祖母の波瀾人生
  5. 官渡の戦い 騎馬兵 白馬の戦いの場所はどこだった?色々な意味で広い官渡の戦いin白馬…
  6. 陸遜 図解でよくわかる夷陵の戦いと趙雲の重要性
  7. 于禁と兵士 関羽に降伏した于禁は本当に臆病者だったの?
  8. 侍と忍者は世界でも大人気!!侍と忍者が登場するゲーム5選

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント
    Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/ste3643kgr4/hajimete-sangokushi.com/public_html/wp-content/themes/core_tcd027/comments.php on line 41
    (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 孔明
  2. 烏桓族
  3. 日本戦国時代の鎧
  4. 騙し合う呂布と袁術
  5. 李逵(水滸伝)
  6. よかミカンさん はじめての三国志ライター
  7. 法正

おすすめ記事

  1. 長安ってどんなところ?劉邦が漢王朝の都に定めた長安とは? 長安(俯瞰で見た漢の時代の大都市)
  2. 胡烈(これつ)とはどんな人?姜維と鍾会の夢を打ち砕いた晋の将軍【晋の将軍列伝】 胡烈
  3. 彗星のごとく駆け抜けた小覇王・孫策 呉の小覇王・孫策
  4. もしも曹丕が早死にしなかったら?イフ設定で三国時代がどう変わるかを考えてみた オカルト小説を書いている曹丕
  5. 張飛は繊細で優しい人だった?言い伝えから見る張飛像 張飛と劉備
  6. 白狼山の戦いは曹操もちょっぴり後悔?

三國志雑学

  1. 関羽が好きすぎる曹操
  2. 関羽千里行 ゆるキャラ
  3. 曹操と荀彧の三顧の礼
  4. 馬良と孔明


“はじめての三国志コメント機能" “はじめての三国志150万PV" “はじめての三国志Youtubeチャンネル" “広告募集" “誤字・脱字・誤植などの報告フォーム"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 道具を輸送する民人
  2. 旅 バイク
  3. はじめての三国志 画像準備中

おすすめ記事

【真田丸】高速で関ヶ原の戦いは終わったが、どうして三成と家康が戦うことになったの?『黒田廉の考察』 凌統 三国志細かすぎる知識シリーズ皆が持っていた手版 キングダム 【ネタバレ注意】キングダム538話レビュー「まさか、あのお馴染みキャラが死ぬの?」 劉邦と簫何 蕭何はなんで仲が悪かった曹参を後継者に任命したの? 三国志のモブ 反乱 【西夏】タングート族は塩を巡って北宋と何度も戦争!青白塩問題について解説 おんな城主 直虎 【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第36話「井伊家最後の日」の見どころ紹介 朝まで三国志 劉備 【三顧の礼】演義の劉備は誰でも口説くあわてんぼう! 楽しみながら戦国時代のエピソードを学べる歴史マンガ3選

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集 誤字・脱字・誤植などの報告フォーム はじめての三国志コメント機能
“邪馬台国"

“三国志人物事典"

“はじめての三国志コメント機能"
PAGE TOP