審配(しんぱい)とはどんな人?衰えていく袁家を支えた忠臣

「いつでもかかってこい曹操!」by審配





現実主義曹操

 

曹操は袁譚からの救援依頼を受け、袁尚の本拠地である鄴城を包囲します。

審配は袁尚から鄴城の守備を任されていました。彼は曹操軍が鄴城を包囲しても、

防備の備えはばっちりで周り「いつでもかかってこい曹操!」と強気の姿勢を崩しませんでした。



寝返りが相次ぐも、必死に鄴城で戦う

キレる曹操2

 

審配は曹操軍が来ると鄴城に籠り、迎撃を開始。

曹操軍の兵士が鄴城に登ってくると、石を落とし、弓矢を雨のように打ち放ちます。

審配率いる軍勢が優勢であるのに突如、将軍二人が鄴城の城門を開け、曹操軍を城内に引き入れます。

審配は曹操軍に寝返った将軍をすぐに討伐。城内に侵入した曹操軍を全滅させます。



曹操は鄴城の攻撃を止め、水攻めへ

photo credit: The Atomic Explosion and Mushroom Fallout at Sunset via photopin (license)

 

曹操は審配の頑強な抵抗を見て攻撃を中止。包囲を解いて近くを流れる河を

決壊させて水攻めを行います。

水攻めは成功し、鄴城は水の中に漂う古城となってしまいます。

審配は鄴城が水没したことで、城内の兵士達が食べる兵糧が無くなってしまい、危機的状況に陥ります。

 

しかし審配は諦めず周りの将軍達に

「袁尚様が必ず帰ってくる。帰ってきたら挟み撃ちにして曹操軍を打ち払ってやろう」と強気の姿勢を崩しませんでした。

 

袁尚との挟撃作戦は失敗に終わる

抜き出た曹操

 

袁尚は兄袁譚を討伐するため軍を進めていましたが、鄴城の危機的状況を知り、急いで鄴城へ向かいます。

鄴城の近辺に着くと、すぐに曹操軍に攻撃を開始します。

審配は城壁から袁尚軍が曹操軍に攻撃を開始したのを見て、出陣準備を開始。

審配は水に浸っていない場所から城門を開いて曹操軍に攻撃を仕掛けようとすると、

兵士が審配に「殿。袁尚様は曹操軍に敗北し、逃走しております」と伝えてきます。

彼は急いで城壁に登ると、袁尚軍は敗北し、曹操軍の厳しい追撃を受けておりました。

 

耐え続けるがついに陥落

photo credit: Not another summer sunset? via photopin (license)

 

審配は袁尚の軍勢が敗北した所を城壁から見て、出陣を止めます。

袁尚軍の敗北を城壁から見ていた兵士や将軍達は、意気消沈します。

審配の兄の息子である審榮は鄴城の東門を守っていましたが、袁尚軍が敗北するのを見て、戦う気力を無くします。

そしてついに東門を開け、城内に曹操軍を引き込みます。

戦う気力を無くしていた兵士達や将軍は抵抗せず、鄴城は陥落。

審配は曹操軍に捕まり、曹操が居る本陣へ連れて行かれます。

 

曹操も認めた忠義の臣・審配

photo credit: Sunset via photopin (license)

photo credit: Sunset via photopin (license)

 

曹操は縄で縛られた審配が目の前に来ると「城門を開けたのは誰か知っているかい。」と質問します。審配は「知らん」と曹操を睨み付けます。

曹操は「君の兄貴の子である審榮(しんえい)が開けてくれたんだ」と伝えます。

すると審配は「あの小僧が開けたのか。こうなる前に殺しておけばよかった」と怒りを隠さず曹操に言います。

さらに曹操は主に固い忠誠を見せた審配を自らの配下に加えようと、色々な質問をします。

しかし審配は「早く処断しなされ。」と急かします。

先に曹操に降った袁紹の臣が「奴を斬らねば後々禍をもたらすでしょう」と審配の処断を執拗に求めて来ます。

曹操は悩みに悩んだ末、審配を家臣に加える事を諦め、処断するのです。

審配は処断される際「袁尚様は北に居るから、俺の首を北向きにしてから討て」と死刑を執行する役人に強い口調で命令します。

彼は最後の最後まで袁尚に忠誠を尽くした、武将でありました。

 

三国志ライター黒田廉の独り言

黒田廉

 

袁紹の配下であった張郃や高覧、その他大勢の部下達は袁紹の性格に嫌気がさして、

曹操に降ります。そんな中、審配は袁家を支えるため、必死に曹操軍と戦います。

袁紹が亡くなった後も袁家を見捨てず、三国志の魏・蜀・呉の武将以外での

忠義の将は審配だと私は思います。

今回のお話はこれでおしまいにゃ。次回もまた初めての三国志でお会いしましょう。

それじゃまたにゃ~



よく読まれている記事

曹操01

 

よく読まれている記事:曹操を好きになってはいけない6つの理由

 

朝まで三国志

 

よく読まれている記事:朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第1部

 

kawauso 投壺

 

関連記事:三国時代の娯楽にはどのようなものがあったの?タイムスリップして当時の人に取材してみた

 

袁紹 曹操

 

よく読まれてる記事:【三国志if】もし袁紹が官渡の戦いで曹操に勝ってたらどうなってたの?

 

 

この記事を書いた人:黒田廉(くろだれん)

 

黒田廉

■自己紹介:

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

■歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

■何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

 

< 1

2

関連記事

  1. 司馬懿と司馬師
  2. 李典
  3. 昌豨(武器)
  4. 袁紹VS袁術
  5. 諸葛一族
  6. 関羽

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。


はじめての三国志企画集

“はじめての三国志企画特集"

3冊同時発売

“三国志人物事典"

“ながら三国志音声コンテンツ"

ASMR

PAGE TOP